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青い空とピンクのユニフォーム🌸セレおじ版【Vol.3】

サッカー、Jリーグ、セレッソ……と手を組む理由は前回説明しました。
では、なぜ、Twitterやnoteで情報を(積極的に)発信するのか? についてを書いてみたいと思います。 

超個人的青春時代経験談

広報部D・白川の個人的な話です。
私は大学時代、ゴール裏自由席が“指定席”でした。
大学の授業とJリーグの試合が被る……「迷わず行けよ、行けば分かるさ」ということで、迷わずサッカーの試合を取りました。至って真面目なサポーターでした。

ゴール裏自由席が指定席の時代。

いろんなスタジアムに行きましたが、共通しているのが開門よりもさらに前の時間に来て並んでいました。それがチームを応援する熱量だと信じていました。
開門と同時に入るスタジアムは非常に静謐で、緑色のピッチには誰もいません。スタンドは徐々に横断幕や大旗、自分の応援するチームと同じ色の服を着た観客によって彩られていきます。
選手がアップに出てくると、サポーターは太鼓や手を叩き、鼓舞します―今日の試合の勝利を疑うこと無く、「オレたちがついている」「オレたちの誇り」などと叫びながら。

手拍子は頭の上。できるだけ屋根に反響させると声が大きく聞こえる……口にするものはペットボトルの水だけ。選手が試合中に物を食べず、水のみ。なので、一緒に戦っている12番目の選手、つまり我々も水だけです。

試合が始まると、直径70cmのボールにスタジアムの全視線が集中します。そのボールの行方に一喜一憂し、ボールがゴールネットを揺らす瞬間、時が止まり、直後に歓喜と落胆の声がスタジアムに響き渡ります。
特技は選手のスパイクを見ただけで誰かが分かったりしました。ゴール裏って反対側のゴールで得点が決まると見にくいんです……。特にあそことあそこのスタジアムは……。

チケットをもぎり、スタンドに出て、ピッチを見る瞬間は今でもワクワク。

と、まぁ、そんな刺激を求め、スタジアムを渡り歩いていました。

社会人になると、選んだ仕事はライターでした。
大手出版社の下請け編プロでキャリアをスタートさせます。もちろん、スポーツ系の仕事をしたいという思いが非常に強かったです。

こんなキャリアを持つので、「サッカー」×「ライティング」ということで、当社の発信業務を担うワタクシはTwitterやnoteを活用していこうと考えました。

こちらにも書いていますが、「当社の価値発信をし続けていくこと」が当社における広報の役割です。そうした発信にマッチしているのが、『note』だと判断しました。
プレスリリースを配信するほど目新しことはないけれど、日々日々の取り組みを伝えていくことは重要です。

それにTwitterは(まだ)無料で使えますし、noteも無料版でいけます。「タダ」で使えるのならば、使ったほうがマシです。
会社規模も小さい、メディアとのルートもない。でも、自分たちがやれる範囲のことは全力でやることはできます……であれば、あとはアイデア次第です。

あの頃に感じたこと

私が熱狂サポーターだった頃、横浜フリューゲルスが消滅しました。(※正式には合併ですが、あえて消滅と書かせていただきます)

「青い翼運動」にも参加し、大学の仲間にも署名を書いてもらい、水色のリボンを配りまくりました。
知り合いには何人かのフリエサポーターがいました。
終わればその時点でチームが消滅してしまうトーナメント戦の天皇杯。フリエはまるでドラマのようにどんどん勝ち進みました。
1999年元日、フリエは優勝し、永遠にその名を歴史に刻みましたが、夕刻迫る千駄ヶ谷のスタンドをテレビで見ると、こんなミラクルなチームがなくなるだなんてことが信じられませんでした。

青い翼運動のシンボルだった「ブルーリボン」

この一連の中で感じたのが「(良いも悪いも)スポンサーの力は大きい」と言うことです。
プロなので一社でも多くの(しかも大きな)スポンサーが付くとそれだけ経営が安定するわけです。

でも、おぼろげながら感じていたこともあります。そのスポンサーがどれだけサポーターに近づこうとしているか、です。
心の距離が遠い・近いは感覚で分かります。それは「サッカー愛」とも言い替えられるかもしれません。
長くずっとスポンサーになり続けている企業の商品は、それだけで購入動機になります。今で言うブランディングの成功事例とも言えるでしょう。
逆に、「カネさえ出せばいい」「義理立てている」というどこか冷めたスポンサーの商品やサービスは積極的に選ぼうとは思えません。
また、何の事業をしているか分からないスポンサーもあったりします。これは非常にもったいないなと思う反面、なぜサポーターに近づこうとしないのか、契約料が安いからそこまでする必要がないとでも思っているのかな? と思うこともありました。

例えて言えば、「サッカーを手で扱っているか?」です。
足でするスポーツ・サッカーを手で扱うとはこれいかに? つまり、足蹴にせず、ちゃんと真心込めて手で扱うかです。大切なものならばちゃんと両手で扱いますよね。

皆さんは、サッカーを“手”で扱っていますか?

サポーター心理を十分理解している私は、個人的に「サッカーを両手で扱いたい」と考えていますし、サッカーを通じて人間として成長させてもらえたことに対するせめてもの恩返しだとも思っています。

スポーツビジネスというとカッコよく聞こえますが、要は「企業の知名度を上げたい」という狭義的な視点だけは持ちたくないと考えていました。

トップ・プラチナ・ゴールドパートナーほどではありませんが、(一応)当社はオフィシャルパートナー

お金だけ出して、サポーターとの距離を縮めない、あるいはサッカーやセレッソの“可能性”を信じないことだけはしたくないなと思い、日々、Twitterやnoteを通じて、サポーターの皆さんとの交流を(一方的に)図っています。

最終的には「オレたちのあぷり」「あぷりはオレたちの誇り」と言われるようになったら本望です。

「俺たちのあぷり!!」と言われたら本望です。

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