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My name is Nana.

わたし。本名は『なな』と申します。漢字ですがそこは秘密です。
このたび、#名前の由来 企画に参加するべく、
筆をとる…代わりに、時代的に、キーボードを叩いています。

小学生の時にそんな宿題が出たかは、はっきり覚えていませんが
確かに自分の名前の由来について両親に尋ねた記憶は残っています。

いくつかの理由や要素が絡んで、最終的に『なな』と名付けたそうです。

まずは、"連続した同じ音"が良かったということです。
なな、とか、もも、とか、ねね、のの。など。
祖母は「ももちゃんがいい」ともも推しだったそうですが。

つぎに、字面と響きです。
わたしが生まれたのは昭和の終わり。これから世界にはばたく、
そんな風に世の中が動き始めた時代だったのでしょう。
外国の方にも発音してもらいやすく、ローマ字の字面も綺麗。
Nana。
実際、高校生1年生のときにアメリカのカリフォルニアにホームステイに行ったときもすんなりと皆さんに"Nana!!!"と呼んでいただけたのでした。

さあ、『なな』と決まりました。そして漢字を当てはめます。
これは正直両親のこじつけとやはり字面の綺麗さ重視だったんじゃないかと
この歳になってうすうす感じるところもあるのですが。笑

変換で一発では出ない組み合わせです。とお伝えしておきます。

両親の思い出の風景と、広い心を持った人になるように、という願いが
込められたふたつの漢字をあててもらいました。

わたしはよく順番間違えられるこの漢字の組み合わせも気に入っています。

ちなみに、元恋人の姪っ子がわたしの名前の順番逆バージョンだったのは
すんごい笑いました。叔父ちゃんに可愛がられていることでしょう♡


ひらがなでも、カタカナでも、漢字でも、ローマ字でも、
たしかに好きなんです。その形状が。
音も、たしかに好きです。
柔らかく響いてスッと入ってくるのに、どこか存在感があって。
だからわたしは名前を呼ばれるのがとても好きです。

娘の友だちに『○○のお母さん』って言われると
「ななちゃんって呼んで~」って言うくらいには。

わたしは娘の母以前に、生まれたときからななちゃんなんだ。

大ヒットした矢沢あいのコミックも、
大好きで毎回発売日に書店やコンビニに買いに行きました。
だってお気に入りの自分の名前のコミックですよ?
当時高校生。ドンピシャです。登校途中にあるファミマで
毎回買ってましたよNANA。そして休み時間や時々授業中に読んで
友達に貸したりしてました。なながNANAを。

作中で主人公、小松奈々は『ラッキーセブンなんて嘘!』とか
7月7日の日付を見て『…不吉!』とか言うんですけどね。
タイトルにもありますけど七転び八起きもなな転げてますね。
ハチにならないと起き上がれないのかよ。忠犬になる気はないんだけど。

七転八倒よりマシか…でもなんで昔の人は
七回転ばせるのがテンプレみたくなってるんですか?解せぬ。

でも実家のある額縁に書いてありました。

せば成る、さねば成らぬ、何事も。

(太字の部分はそれぞれわたしの名前の漢字が充てられています)

ななとして生きてきて、まだ30年ちょっとですけれど
そこそこいろんなことも経験してきて、今。
ああなるほどねぇ、と、この企画で振り返って思い出して感じるのです。

為してきた結果が、今のななに成っているのかな、と。

ななだから、できたこと。
できなかったことも山程あります。幸子じゃないから。
幸子よろしく
「好きになったのはあたしの方だもん。彼女がいるって分かっててもどうしても止められなかったんだもん。もう逃げも隠れもしないから気が済むまでなぐりなさいよ」
とか、言えません。そんなこともありましたけど。
あ、その話はまた気が向いたら、ね。

あー、なんか長くなりました。
二文字のことを説明するだけでこれだけ書きたいことが出てくるんだから
わたしはやっぱりわたしの名前もわたしの人生も
なんだかんだ気に入っているんだろうと思います。

転んでもただじゃ起きないななちゃんだから。

これからもきっとそうやってやってくんだと思います。

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