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雑な人、真面目な人

雑な人たちの中で真面目に生きると
すごく損な気分になる。

わたしはここでは真面目な人に自分をカテゴライズしている。

割ときっちりした両親のもとで育った。
母が在宅でピアノ講師をしていたから、
家にはほぼ毎日誰かの出入りがあった。

だからその部屋や玄関はいつも綺麗にしてあった。
わたしにとって綺麗な玄関は日常だったし
床に物を置くのを嫌う父の影響も受けていると思う。

対して、わたしの家族は雑な方の人にカテゴライズされる。

ゴミをそこに置いておく。下手したら何日も。
見るに堪えないわたしがゴミ箱に捨てたりする。
部屋がとても散らかっていても
そこで平気な顔してぐっすりと眠ることが出来るし
宿題だってできる。

そのことを今まで数回、夫に訴えてきた。
雑側にカテゴライズされてる夫から見れば
わたしは『ぴしゃっとしてる』らしく
この家の子供部屋の惨状について話しても
「世の中けっこうそんなもんかもよ~」と
呑気な返事が返ってくる。

そしてADHDの特性のある息子に関しては、
一緒に部屋の掃除をしてあげないといけないねと
言っていたよね、杏子。

そういう結論だ。

こどもたちが学校に行ってる間にわたしが強制的に
子ども部屋美化作戦を決行するのは簡単だ。

それじゃ解決しないのだ。将来この子たちがパートナーと共に
生活する時に、この子たちが持ってる雑な清潔感が
枷になってほしくない。
だから常にとは言わないけれど、散らかったらちょっとやばいな、
くらいの危機感を覚えて動けるくらいのセンスを身に付けて欲しい。


人のせいにしたいわけじゃないけれど。
この子たちはわたしが産んだ子ではないのだ。
実母も実父も、片付けが苦手なおうちで幼少期を過ごした。
夫いわく、前の奥さんは物をそのへんに捨てて
ゴミ出しをしない人だったという。
夫が働いてる間にどんどんゴミが溜まり、団地の部屋は
ゴミ屋敷だったと聞く。

そんな環境で育ったのなら今の家は綺麗だろうし
足の踏み場がない自分の部屋も『常』として受け止めてしまうんだろう。

夫も物を捨てない。
過去に使っていて今は開きもしない手帳や
使う予定もないLANケーブル。
いつ使うかわからないから、という理由で残ってる色々。

これじゃあ、こどもたちは物を捨てないよね。とわたしは思う。

娘は11歳、息子は8歳。早生まれだから、今年度中に12と9になる。

あと10年家にいるかどうか。
そしてその10年のうちにわたしの言うことを素直に受け入れるかどうか。

正直、自信がない。
そして一緒に過ごしていてわたしばかりその雑然とした感じに
イライラとストレスを募らせるのも納得がいかない。

だって今でさえ、部屋に友達呼べないよ、と言っても
「そうだよ?」と開き直っているんだから。

もー。どうしたらいいんだよ。

倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!