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先生のために、吐きそうな予感のする食べ物を、繰り返し口に含んだ平成時代の小学生

私個人の経験です。怒っています。悪口を書きます。おもいだしても腹が立つ。

Day19自分があまり賛成できない常識
いしかわゆき著『書く習慣』より
(1ヶ月チャレンジ)

子ども全員に給食の完食【強要】は
賛成できません

昭和は、体罰も当たり前でした。給食を食べきれない子を、掃除の時間までさらしものにして罰するのも普通でした。昭和の所業だとおもっていました。最近、給食完食強要はないとおもいますか?私も改善されたと信じたいです。長女が被害に遭ったのは平成に入って26年。小学校中学年でした。

完食指導は推奨しますが、『指導』と『強要』の境い目がわからない担任に大当たりした結果、長女の身に起きたのは次のようなことです。

嫌だけど我慢して、吐くかもしれないけれど先生に嫌われたくなくて口に含む。友だちはいない。先生しかいない。掃除をするクラスメートに見られたり、目をそらされたりします。仲良くない子に吐くのを見られます。何度も。

長女が吐きやすいのは赤ちゃんのころから。ミルクのあとに、背中をとんとんするとき、向きを変えただけで全部もどしてしまうこともありました。食事も、食べられないものは吐いてしまいます。いろいろな味、食材を家で試しても、どんなにどんなに手を尽くしても、無理なら吐いてしまいます。

長女は、同級生の友だちを作れませんでした。小さいときから大人が好きで大人を無条件に信頼して、好かれようとします。食べれば怒られない。食べればほめられる。その状況で、長女は担任に言われるまま、口に食べ物を含みました。

幼稚園から小学校を卒業するまで、たびたび、当時のそれぞれの担任から完食を強要されました。掃除の時間まで懲罰給食、口に入れて吐く、トイレに駆け込む。きつい担任の年は月に一度のペースで吐いていたそうです。『月いち学校で吐いていた』それを私がきいたのは、彼女が高校生になった、ごく最近。ジーザス。

「先生が怖い」とは言っていたのです。具合が悪くなるから、その年はよく休みました。他にも女子グループに入れず、嫌なかかわりをしてくる男子もいて、担任からの迫害は、みえなくなっていました。

小学校、行かせなければ良かった。
彼女には、先生だけが頼りだったのに。

どうして、こんなことに?
関係ないかもしれないけれど、学校給食法(法令番号昭和29年6月3日法律第160号)という法律を見かけました。

学校給食法
法令番号昭和29年6月3日法律第160号

学校給食の目標
学校給食については、義務教育諸学校における教育の目的を実現するために、次の各号に掲げる目標の達成に努めなければならない(学校給食法第2条)。

一  適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。

二  日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。

三  学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。

四  食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。

五  食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。

六  我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。

七  食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。

Wikipediaより引用

学校給食の目的のひとつは『学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。

嫌だけれど我慢して、吐きそうな予感のする食べ物を、掃除の始まった教室で、繰り返し口に含んだ長女。

「高学年になると、教室で吐かないで、トイレに駆け込むのが間に合うようになったのよ」

どや顔しないでよ。ごめん。本当にごめんなさい。私が頼りにならなかったから。守ってくれていたのね。

学校給食は、不登校トリガーのひとつです。

全部読んだけれど、いや、もう、やめます。長女はすでに高校生。小5長男は大食漢だから、大丈夫でしょう。

今、長男に聞いたら、最後に見たのは、幼稚園年長のとき。平成29年。帰りの会でもお弁当が開かれたままで、その子は泣いていて、かわいそうで、怖かったと言いました。小学校では一度もやられているのを見ていないそうです。

子どもたちは、自分に起きたすべてを話してはくれません。せめて、本人が休みたいと申告してきたときは、迷わず休ませようと、あらためておもいました。

……あれ?このnote、なんてテーマだったかしら




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