miss_ID_紹介

私はアイドルとしてあらがいながら、アイドルをあらがう。

お久しぶりです。
めい子です、またの名をタカダレナです。

お久しぶりの投稿がこのようなもので、驚いている方も多いかと思います。
簡単に説明させていただきますと、講談社主催のアイドルオーディション、
Miss iD 2020 にセミファイナリストとして選出していただきました、
応援よろしくお願い致します。という文章なのですが、
もちろん理由もなしに「応援してください!」とは言いません。

私のことを知り、興味を持っていただき、活動の動機に共感してくださる場合は、ぜひよろしくお願いします。そのために、この文章を少しの時間を割いて、読んでいただければと思います。

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突然ですが、私は人生を生きる中で幾度となく

あなたのような人は初めて会った、
今までに会ったことのない人種すぎる、
まじ関わったことないタイプすぎてw
変人って言われるでしょ。

と言われ続けてきました。
そして同時に疑問を抱いてきました。
確かに私は日本社会が俗に言う「純ジャパ」ではないし、YouTubeも5年くらいやってるし、文系なのに大学院進学しちゃって、研究なんかしちゃってるし。これら全てを総合して、さらに私の少し変な日本語や斬新と言われる価値観が加わって、変わり者のタカダレナが完成しているのだろう。

しかし私は言いたい。
一度たりとも変わってる、違うことをしようとして行動したことはないと。

おそらく、その人の経験に基づいた尺度では測りきれない次元に私が居て、想像絶する行動をしているからそう思うのだろう。
一体なんなんだこいつはと。

このように人間は世界をまなざす上で、自分の経験という記憶に基づいたものを利用しながら世界を観て、判断している。自身の経験というフィルターに通し分別をすることで今後の対応であったり、自分のすべき行動を選択している。(ように思う)

そして、それらは自分の記憶ということに基づいているからこそ尚否定したくないのだと思う。だって、人間誰も自分自身を疑いたくないじゃん。

そんなまなざしを、私は安全地帯分別と呼ぶことにしたのだが、世界にはもちろんどこにも分別できないニュータイプも存在する。彼ら、彼女らは変わり者と判断されたが故に、端くれに寄せられたり、干されたり、強制的に分別できるように矯正されたりする。

ただ私は言いたい、自分のものさしで人を測るな、と。

これらは無意識にやっている人の方が多くて、決して人を傷つけたりする意図で行なっていたり発していたりしないと思う。自分も絶対にやってしまっていると思うし、どこかで人を傷つけてしまっているとも思う。ただ自分はそれに対して少しは自覚的であるということが大きく違う。
もちろん気に食わないからと、意図的に攻撃してくる人もいるのが、全員が全員そういう訳ではない。だからこそ、私は人の中にある「ものさしの存在」をそれを用いて「規定しようとしている」ことに気づいてもらう活動がしたくて、アイドルというメディウムを用いたらそれが可能なのではないかと思った。

私が愛読している長所あさみさんのノートの中で「説明できないこと」を抱えながら、私たちは今日もまた生きていくという文章がある。彼女はその文章の中で以下のように述べている。

(以下引用)

『Aである私』ではなく『私』として誰もが受け入れられる世界を作るには、わからないことを無理にわかろうとしない優しい強さが必要不可欠だ。

私はまさにこの世界を作ることに貢献したいし、そしてそのメッセージを伝える上で私という人間だけでは媒体として不十分であり、アイドルという付加価値を加えようと考えた。

私は高校生の時から、新しい価値観を発信すること、人が今まで興味のなかったことに興味を持ってもらうこと、そのために何か行動をすることを好んでいた。自己承認欲求がこじれただけかもしれないが、少ながらず今までYouTubeを対して有名にならずに続けてこれたのは一貫して「新たな価値を創造して世界に発信したい」という思いがあったからであると思う。

その発信する上で、より興味を引きやすかったり、敷居の低い媒体を使って発信するということをしており、少し回りくどいかもしれないが、より多くの人に伝えたいことを理解されなくても、知ってもらう・認知してもらうきっかけになり得ていると考える。

YouTubeであったり、色々と活動をしているものを例として紹介したいのであるが、また文章がえらい長くなってしまうような気がしてそのうちの一つであるアート作品を媒介とした活動を紹介させていただく。

以前人の価値観や固定概念を問うた、「たんぽぽの綿毛らしさたらしめるもの」という作品を作った。

たんぽぽをモチーフに釘、ドライバー、針⾦で作った作品であり、計200本の釘を⽤用いて球体を作成し、ガラス製の箱に入れて展示をした。

光を2つの角度から当てることで背⾯面にあるポリエステル製の乳⽩色の布に投影、下から⾵を当て、布をはためかせた。

作品⾃自体にはたんぽぽらしい様相はないのにも関わらず、影として揺れ動く布に投影された瞬間、なぜ人はそれがたんぽぽであると知覚するのか。たらしめるのか。影というメディウムに変換され、情報がそぎ落とされることで⾃分の記憶を元に生成されたステレオタイプが介⼊す る余地が生まれるたんぽぽと認知しているのではないかと考え、それを伝えた。

たんぽぽに限らず、⼈間は物事をどのようにまなざしているのか、たんぽぽという平和的、且つ記憶の深くに眠っている モチーフを用いて伝えた作品である。

このようにして、私は何かを伝えるにしても何か少し柔らかいモチーフを使って伝えることを好んでいて、今回の場合は、自分自身において、アイドルというモチーフを用いることで、敷居を低くした上で、本質的なメッセージを伝えられるのではないかと考えた。

だから私はミスiD2020 というアイドルオーディションに出場する。

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前置きがありえないくらい長くなってしまったのですが、
ミスiD2020に出場することを決めたのが、普通のルックス重視で判断するアイドルオーディションではなかったからです。
その存在自体は、例年周りに出場者が多いことから知っていたのですが、今年の応募に至った動機としては、今年のキャッチコピー、

「世界はひとつじゃない。ルールも常識も女の子も」
「人の人生を笑うな。」

というものに強く惹かれたとともに、自分の今までの活動が一つの線に繋がったような感覚を覚えたからです。これ、自分が言いたいことだと。

そもそもオーディションのコンセプトが
「ルックスやジャンルに捉われず、新しい時代をサバイブしていく多様な女の子のロールモデルを発掘するオーディション」
であり、例年出場者の方々は容姿端麗な方も多いのだが、活動の信念や動機がずば抜けて素敵な同世代ではなかなかいないような人たちばかりであると漠然と感じていた。

だから今年の「人の人生を笑うな。」というコンセプトにはすごく惹かれたし、自分も出場する意味があるのではないかと思えた。

他人に何言われようが平気だと強がっていても、一切傷つかない人間はいない。私はそんな風にレッテルを貼られて阻害されてしまう気持ちや悲しさ、辛さを少しはわかるし、理不尽であると思う。と同時に、日本社会がにおいて「アイドル」はすでにカテゴライズされ、分別されてしまっている存在である。故に狭義に捉えられ、簡単に片付けられてしまっているように思った。

だからこそ私はアイドルとして社会に対して争い(あらがい)ながら、アイドルをそれ自体を抗いたい(あらが)。

一見アイドルじゃないアイドル、だけど実はアイドル以上のアイドルってめちゃくちゃミスiDにはいて。

私はそんな中でセミファイナルまで選ばれて、競いあえることは最強のチャンスをいただいたと思っている。

一方で正直スリーサイズを公表されるのも、規定されているアイドルのオーディションに乗っ取っているようであまり好かない。
南米ベネズエラのミスコンテスト「ミス・ベネズエラ2019」でも1952年から続く大会史上初めて、出場者のスリーサイズを公表しないことを決めたと発表した。ルックスやジャンルに捉われず、新しい時代をサバイブしていく多様な女の子のロールモデルを発掘するオーディションなんだから、そこはまだ疑問に思う所である。

だからアイドルそれ自体に対しても抗いたいのである。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
以下に様々なリンクを貼っておきますので、よろしければのぞいていってください。

こちらには、写真が投稿されております。アイドルである以上、容姿も一つの要素として重要視されているように思います。なのであるのではないでしょうか。自分でいいねしているのがバレていますが、自己紹介動画も撮影したので、よかったら私をもっと知りたい!と思ったら、見ていってくださいね。


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今回の投票基準の一つにCHEERZのちあちあポイントというものが鍵を握っているようです。正直この手のものはログインをして会員登録をしないという非常にUI的にめんどくさい行程を挟むので、積極的にやれとは言えませんが、私がファイナルに残ってどう抗うのか見たい!という方、ぜひチアチアお待ちしております。


これまた人生初すぎる経験なのですが、私の写真が販売されます。(運営一括管理)どうやらこちらも選考基準だそうです。
よかったらポッケに一枚という軽い感覚で、お買い上げくださいませ。

最後に色々なSNSへのリンクも貼っておきます。
Twitter:
https://twitter.com/apricotty511


どうぞ、タカダレナをよろしくお願い申し上げます!

2018年8月 タカダレナ




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