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ひとりごと 〜プロレス技の和訳名について

8月6日は言うまでもなく
広島における原爆投下に関する平和記念日である。
哀悼および平和への思いは勿論の事だが、
プロレスにおいて、比較的ポピュラーな技の名前に
「原爆」の2文字が使用されていることを急に思い出した。

プロレスファンであれば誰もが知っている技
「ジャーマンスープレックスホールド」(カールゴッチ考案)の
「和訳名」が通名「原爆固め」である。

プロレスの技名には昔からの慣習として
「外国語による原題」の他に大抵「和訳名」がある。
楽曲や映画のタイトルなんかと同様のイメージだ。

例えば上記のように「ジャーマンスープレックスホールド」であると、
新聞や雑誌の記事掲載の場合、文字数をとられてしまうので
「原爆固め」として記載するのが一般的になっている。

それにしても最初にこの訳を行った人は一体誰なのだろう。
「この技の破壊力・見た目のインパクトがすごい。
だから"原爆"の二文字を使ってみたらどうだろう」となったのだろうか。
今の時代であれば「それはやめるべきだろう」となるはずだろうが、
何の抵抗もなく普通に使われているのが現状である。

もともとの技名がジャーマンなのだから「独逸固め」とかで
良いような気もするのだが、上記のような理由の強いインパクトが欲しい、
と思ったのかもしれない。
そのことに悪意はない、ものと信じたい。
今年も又、平和を祈念、黙祷-。

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