展示構成：小泉浩隆、河合竜希、
製作：河合竜希、北原大志

2018年3月、在研会（文化庁芸術家在外研修員の会）の林寛治さん、堀川秀夫さん、戸室太一さん3先輩にお声がけいただき、コンゴ民主共和国首都キンシャサの、小さいながらも同国初の屋内アリーナ施設となった「柔道スポーツセンター」計画案を展示した。
　会場は、桜木町の運河に面する２つの銀行を美術スペースとして改装された「BankART」で、惜しくもこの展覧会を最後に2018年3月閉鎖された。

　展示構成は①「キンシャサの円環」と、②敷地形状に切り取られた台座に載る本センター1/200の模型である。
① 「円環」は直径2.0m、微妙に傾き、外部はキンシャサの風景、内部は本センターを利用するコンゴ民国のスポーツプレーヤーやクライアントなどの写真を展示し、コンゴ民主共和国首都：キンシャサに横浜からひとっとびで入り込むことを意図した。

②「 模型」本体と台座は木製で質感を揃え純粋に形態を展示することを意図した。台座高さは約1.2mとし、小さいながらも内部まで制作された模型をじっくりと見ていただく構成である。

施設は足掛け6年を経て2022年12月末に竣工、2023年9月に引き渡し式が行われた。