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原則2「重要感を持たせる」|人を動かす

モチベーションはどこからくるのか?

人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、
自ら動きたくなる気持ちを起こさせること
ーこれが、秘訣だ。

原則2は上記の文から唐突に始まります。モチベーションの話ですね。子供の頃、いやいやされていた勉強と、自分からやりたくてやっていた遊びやゲーム。モチベーションの差は圧倒的でした。笑
自分でも他人でも、モチベーションを自由にコントロールすることができたら最強なんじゃないかとつくづく感じます。

モチベーションに関して、20世紀の心理学者 ジグムント・フロイトは、

人間のあらゆる行動は、二つの動機から発する
すなわち、性の衝動と、偉くなりたいという願望とである。

と言っています。

この、偉くなりたいという願望 = 自己の重要感 (= 自尊心)
を満たすことは、人にとってなにものにも代え難い喜びになるんですね。


自己の重要感を満たすためなら、人は自ら精神病になる

自己の重要感がどれだけ大事かというと、満たされない場合は精神病になる恐れもあるらしいです...恐ろしいですね!

精神病者の約半数は、脳組織障害、アルコール、毒素、外傷などの身体的原因によるものだが、あとの半数は、恐ろしい話だが、その脳細胞にはなんら組織的な欠陥が認められないという。
ある一流の精神科病院の院長は、「現実の世界では満たされない自己の重要感を得るために、狂人になる人が大勢いることは確かだ」と言う。

自己の重要感がこれほどの影響力を持つのであれば、他人のそれを満たせるような会話ができたら、お互いに幸せになれそうですね!

じゃあ、どうやって自己の重要感を満たせばいいのでしょう?

お世辞ではなく、心から褒める

それは、お世辞ではなく、心から、感嘆の言葉をもって相手を認めること、だそうです。お世辞ではむしろ相手の心を逆撫でしかねません。

お世辞と感嘆の言葉とは、どう違うか?答えは、簡単である。後者は真実であり、前者は真実でない。後者は心から出るが、前者は口から出る。後者は没我的で、前者は利己的である。後者は誰からも喜ばれ、前者は誰からも嫌われる。

すごく納得。経験ありますよね。ここまではみなさんも理解されてると思うんですが、問題は次なんです。じゃあ、心から褒める部分をどう見つければいいのか?だと思うんです。

本書「人を動かす」ではこの疑問に対して、こんな心構えを持とうとアドバイスしています。

心から褒める部分を見つけられる心構え

アメリカの思想家 エマーソンは、次のような言葉を残しています。

どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている
私の学ぶべきものを持っているという点で
ー エマーソン ー

この心構えを持つことができれば、誰に対しても何かしら、本当に褒めたい・参考にしたい・すごいと思える部分を見つけられます。

この言葉の良いところは、"人は誰だって素晴らしいのだ!"のような根性論チックではなくて、公然とした事実であること、です。

同じ時間を生きていても、必ず他人は、自分とは別の環境で別の行動をしています。すると、得られる経験やスキルは必ず自分と何かしら違うんですよね。
なので、何かの点で、私よりも優れている部分は100%存在します。

まとめると、

①相手は何かしらで自分より優れている事実を心に留め、
②相手のその部分を探し、
③それについて心から褒めて相手の自己の重要感を満たす。
④相手は重要感を満たしてくれた存在としてあなたに好意を抱き、あなたも他者貢献感を得て双方ハッピー。^^ノ


ということですね!
今回は以上になります!


原則2:率直で、誠実な評価を与える。

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