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原則17「人の身になる」|人を動かす

友達の引越しの手伝いなど色々あって2日ぶりの更新になってしまいました。><
今日からまた更新していきますのでよろしくお願いします!


原因に興味を持とう

さて、今回の原則も原則3「人の立場に身を置く」とほぼ一緒のように見えますね。重要なことなので繰り返されていますが、今回は "人を説得する" という切り口からの内容になっています!

本当に相手の身になってみることだ。
「もし自分が相手だったら、果たしてどう感じ、どう反応するだろうか」と自問自答してみるのだ。これをやると、腹を立てて時間を浪費するのが、馬鹿馬鹿しくなる。原因に興味を持てば、結果にも同情を寄せられるようになるのだ。

この、 "原因に興味を持つ" とはつまり、相手がある行動をした理由を探るということです。

ケンカなどはわかりやすい例ですよね。
相手の結果だけ見ていると「〇〇しただけじゃん!なんでそんなちょっとのことで怒るの!」と文句を言いたくなることも、相手の立場に身を置くと、実は相手にとっては "〇〇すること = すごく悪い事" という価値観があるかもしれない。それはなぜかと言うと、子供時代にこんなことがあったから。
...などなど、色々な可能性が見えてきます。すると、「そういうことを経験したなら怒っちゃうのも当然かも」と同情を寄せられる場合があるんですね。

"同情を寄せる" という言葉が少し上から目線に感じてしまうなら、"共感する" と置き換えても良いですね。^^


相手がやりたくなるように...

この原則をもう少し "説得" の場面にフィットさせるとどうなるでしょうか?
例えば、人に物を頼む時、本書ではこのようにアドバイスしています。

他人に物を頼もうとする時には、まず目を閉じて、相手の立場から物事をよく考えてみようではないか。「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」と考えてみるのだ。この方法は面倒には違いない。だが、これによって味方が増え、よりよい結果がたやすく得られる。

ここで注意したいのが、問いのたて方、です。自分本位になってしまうと大概失敗します。上の例でいくと、

❌...「どうすれば、相手にそれをやらせられるだろうか」
⭕️...「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」

ということです。ここを間違えてはいけません。あくまで、相手が自発的にやりたくなる働きかけをすることが大事です。それこそ、もし自分が相手の立場だったら、無理矢理やらされてもモチベーションはあがりませんよね。

わかりやすく子供に勉強をさせたい場合を例にとると、
❌の考え方をしてしまうと、「勉強しなさい!」のようなパワー行使になりかねません。一方で、⭕️の考え方だと、"自分が楽しそうに勉強している姿を見せる" などのお互いが気持ちよくなれるアイデアも出てきます。

❌...「どうすれば、相手に勉強をやらせられるだろうか」
→親「勉強しなさい!!」
→子供はいやいや始める。信頼関係も悪化。
⭕️...「どうすれば、相手は勉強をやりたくなるだろうか」
→親「みてみて!これすっごく楽しいよ!一緒にやってみない?」
→子供はみずから始める。お互いハッピー!

この原則を実践して、人を説得しつつ良い関係を築いていきたいですね!


ということで、今回の Next Step はこちら。

Next Step
・次に誰かに頼みごとをしたい時は、「どうすれば、相手が自らこれをやりたくなるかな?」と考えて提案してみる。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

「自ら顧みて、自分に対する強烈な関心と、自分以外の者に対する良い加減な関心とを比較し、次に、その点については、人間は皆同じであることを考えれば、あらゆる職業に必要な原則を把握することができる。
すなわち、人を扱う秘訣は、
相手の立場に同情し、それをよく理解することだ」
ー ケネス・グード ー

原則17:人の身になる。


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