税金のはなし

都内某所、とある会合がありました。その内容はこの場では伏せるとして、中規模な商談会、というか、面接会というか、見えない同僚同士のオフ会というか、一応のカテゴライズされている、「初対面の同胞たち」との楽しい意見交換会のようなものでした。
地方出身の私にとって、営業とはとてもハードルが高い行為で、音楽は特に演奏を披露する機会でもない限り存在をアピールする機会は殆ど無いのです。恥ずかしながらわざわざ新たに名刺まで新調し、胸を高鳴らせながら吹き出る冷や汗との格闘をしに行ったのです。

地元では先生などと呼ばれ持ち上げられていい気分でいられるかもしれませんが、そういえば私は極度の人見知りでした。とても緊張しました。

その会合の中で、いろいろな初対面の人物と出会い、語り、売り込みらしい事を懸命にやってきたわけですが、その一角に「税金についての相談コーナー」なるものがありました。クリエイターの会合で税金についての相談コーナーがある、というだけで、もはやこの記事の読者の皆さんは、どういった種の会合であったか想像が付くかもしれません。しかしながらこのコーナーは、会合を通して閑散としており、税理士の方が暇を持て余しているのを横目で見ておりました。

クリエイターの多くの人に話を聞いてみると、副業としてものづくりをしている人が殆どで、税金を払う程利益を上げていない人が殆どであり、また、もし専業で利益を上げている人の場合には、既に高年齢に達しており、確定申告などの知識が豊富で、税理士の助けを必要とする人が殆ど居なかったのです。

そういうわけなので、せっかくなので以前から気になっていた事を税理士の人に聞いてみる事にしました。

コレ、経費になるんすか？