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裏渋谷にある都会のオーベルジュ「Turn Table」。旅×食、その仕掛けとは?

東京の東から西、隅田川近くの「喫茶ランドリー」から裏渋谷の「Turn Table」へ。

節分の日=旧暦の大晦日、だからというわけではないですが、ちょっぴり忙しく移動しました。

友人から、facebookのメッセージで「今日、こちらにいらっしゃいませんか?」というお誘いをうけ、TurnTable Grand Opening Reception Partyにお邪魔させていただきました。

様々な角度でセッションする、人々が集う場所を目指して裏渋谷(渋谷区神泉)にレストラン、バル、マルシェのお店と、そこに宿泊できる、ちょっと変わった施設としてデビューします。「都会の中のオーベルジュ」というテーマで、徳島から届いた新鮮な食材でつくられた料理を囲みそれぞれの大事な想いや、事々を共有し合える場を作り出せることを祈り「回帰する食卓 TurnTable」と命名しました。

宿泊、マルシェなど、気になるキーワードが重なるこの場所、とても気になりました。

1階はBAR(バル)とMARCHE(マルシェ)

レセプションパーティを振り返りながら、施設を紹介していきます。
まず1階のバルでウエルカムドリンクをいただきました。

DJがありました。

オリジナルアルバムでの選曲。

【オリジナルアルバム「turn table」の発表】実は、この施設を作るに当たり、足掛け2年を掛け、レコードアルバムの制作を進めてきました。音楽レーベルJazzy Sport所属アーティスト「DJ Mitsu the Beats」が、徳島のあらゆる営みや自然から採取した音を元に、美しい曲を作ってくれました。店名「TurnTable」にちなみ、LPを制作しました。

こちらがホテルのレセプション。

シンプルなデザインです。

2月4日からは1階でマルシェもあります。

2階はRestaurant(レストラン)

2階はレストラン。オープンキッチンで活気がありました。

阿波牛のステーキがサーブされました。とっても美味しかったです。

そう、阿波牛は徳島県のブランド牛。

実は、こちら徳島県のアンテナショップ的な役割を果たす施設なんです。

しかし、施設の名前にもどこにも徳島の文字はありません。鳴門海峡や阿波踊りのポスターもありません。

それがとてもクールでとっても新しいと思いました。「徳島県、やるな!」って感じです。

2階から4階まで宿泊施設。ドミトリーからスイートまで

ホステルなのでドミトリーが基本ですが、なんとテラス付きのスイートもあります。

徳島の食材をたっぷり使ったブッフェスタイルの朝食、夕食は思わず舌鼓したくなるコース料理、バーでは徳島のドリンクもお楽しみただけます。ベッドスローは阿波の伝統工芸品であるしじら織、シャンプー・コンディショナーは徳島の会社MONDAY MOONを利用しており、館内や客室の随所にさりげなく徳島を感じることができます。

http://turn-table-hostel-jp.book.direct/

旅×食、ダイバーシティから生み出されるものは?

外から見ると人が行き交う様子が見えます。

今回のレセプションパーティで、一番驚いたのは招待されている人の多様さでした。

徳島県の関係者はそれほど目立たず、ホステルのある渋谷の神泉の周辺の方々、それに外国の方など、まさにダイバーシティでした。

スゴイなと思ったのはその仕掛けです。

①徳島県のアンテナショップなのに「徳島」を表に出さない

空間の中から「徳島」というメッセージを感じ取り、"自発的に"発信したければ訪れた人たちが自ら発信する。(阿波牛が徳島なんだ、のような気づき)。

アンテナショップの新しい発信の仕方。

徳島、渋谷、海外をシームレスにフラットにつなげている

旅×食に関心がある人ならば、誰でもOK。

③1階はBAR とマルシェのパブリックスペース、2階はレストランのパブリックとプライベートの中間スペース、宿泊施設はプライベートスペース

建物全体で「パブリックとプライベートの交差点」を上手に演出する。

これらの仕掛けがこれからどのようにSESSIONしていくのか、楽しみです。

1階のBARで飲める徳島のクラフトビール「KAMIKATZ」。美味しかったから、ビール飲みに足しげく通っちゃいそうです。

【追記2018/2/10】

キッシュランチを食べに行きました。860円ととっても美味しかったです。

それぞれの地域に根付くための食の在り方を「Turn Table」のキッシュランチから考えてみる


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