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【レポート】アースデイ東京が考える森林と狩猟の新しい未来像 OPEN Meeting VOL.6@LOFT9 Shibuya 2018.03.12

アースデイ東京。地球のことを考えて行動する日」をスローガンに掲げ2001年から活動を始めているというから、結構長いですね。

代々木公園でのイベントにはなんどか顔を出したことがあります。(最近はほとんどが青山ファーマーズマーケットなので行っていないです)

なぜかまたfacebookのタイムラインで見つけ(優秀だなfacebook)渋谷まで足を運びました。

ラインナップは豪華。

◎ゲストC.Wニコル(アースデイ東京実行委員長)Yae(シンガーソングライター)黒田 利貴男(株式会社森守代表取締役)三木一弥(森と踊る株式会社代表取締役)佐々木俊尚(ジャーナリスト)鈴木幸一(アースガーデン代表取締役)平野 佑樹(檜原大物クラブ)小川岳人(サラリーマン猟師)

これで1500円、ワンドリンク付きというのは、破格。

Session 1 は森林の話。

長野県黒姫で約40年以上にわたり放置されていた里山を再生させた「アファンの森」と、南伊豆で野生動物の命を活かすために野生獣肉処理センターを建設し、食肉として 流通させることで農家の耕作被害を減らし、猟師の暮らしを支えている「森守」の活動  そして西東京は高尾エリアにある高尾の森にて、「皮むき間伐」という市民参加型のアプローチから森に関わる「森と踊る」の活動、そして自然由来に暮らしを始めたアーティストのYaeさんから、日本の森の今を学びます。

あいだにアーティストのYaeさん(加藤登紀子さんの次女)のライブがあり、3曲ほど生歌を聴いた。

Session 2 は狩猟の話。

都心から1時間というアクセスにも関わらず、大自然に囲まれた環境で里山暮らしが体験できる事から注目を浴びているあきる野市武蔵五日市、檜原村で若い猟師達が独自の狩猟文化を築き始めています。地域や年齢を超えて多様な人が集う「檜原大物クラブ」そして、「罠シェアリング」や「TOKYOジビエ」と言った取り組みから、狩猟を通じた「里山コミュニティ」のあり方を考えます。

私がとくに面白かったのは檜原大物クラブの平野 佑樹さんの狩猟についての詳細なお話。

この「巻き狩り」というのが、特に興味深かった。猟犬と人間たちとのチームプレイなのだが、ちょっとした合戦モノのような雰囲気。

そして解体は命が食べ物になっていく瞬間。

何日か前に

浅田真央さんの最終的な夢「山に出て狩りをしてイノシシとかをさばいたり…」にネット騒然

というニュースが話題となっていたので、とてもタイムリーなイベントでした。

「自給自足をするっていうのが、私の最終的な夢なんです」

という浅田真央さんの言葉に納得のいく夜。

「食べることが好きだから。それが一番のぜいたくなのかなと思いますね」


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