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雑誌コンテンツの作り方 Vol.2ブログとの違い

雑誌コンテンツの作り方 Vo1.「データマンとアンカーマン」で、取材をした人が原稿を書かずに、アンカーマンと言われるライターさんが原稿を書くという話をしました。

さてその時に、「取材もしていないのになぜ原稿をかけるのかという」とギモンに思うかと思いますが、実はそれが可能になるのは原稿コンテというの存在があるからです。

CMなどで絵コンテというものがあるのをご存じの方はいらっしゃるでしょう。雑誌では原稿コンテというものが存在します(存在しました、かな?)。

雑誌で扱う情報は大きく3種類あります

ここで大切なことがあります。それは、雑誌の原稿には大きく分けて三種類あるということです。

モノベースで事実・数字に基づいて構成するもの

いま流通している「ファッション誌」「美容誌」「車、パソコンなどのモノ情報雑誌」など多くの雑誌がこれです。モノが場所になると、旅行ガイドになります。

ヒトベースでインタビュー、取材構成をするもの

芸能人の巻頭インタビュー、ミュージシャンのインタビューなどなど。

コトベースで、世の中の流れ、トレンド、啓蒙啓発をするもの

週刊誌の特集、経済誌のテーマなど。

ここで、「原稿コンテ」が必要なものは③のコトベースの記事です。

トレンドをどのように表現するのか?

「原稿コンテ」というのは、いわばシナリオのようなものです。台本といってもよいかもしれないです。

どのようなストーリーで誰にどのように語ってもらうのか。そして何を根拠(エビデンス)とするのか。

実は、雑誌的な記事の作り方とネット的(ブログ的)な記事の作り方の違いは、この「原稿コンテ」を編集者が編集長、取材記者たちと共有しながら作る点にあります。

つまり限られた紙面の、限られたページ数、文字数の中で、冗漫ではなく、メッセージを伝えるための、話し合いが「原稿コンテ」を作るときに求められます。

とても簡単に言うと、実際にパブリッシュ=出版されるものは、多くの人の目と考えを通って、世の中に発信される、ということです。

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