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過去の反省と未来への約束 / 田端大学2019年7月度課題「はじめての課長の教科書」酒井穣著

こんばんは。新井勇作 is DUAL WORKerです。今月の田端大学の指定図書の「はじめての課長の教科書」からお題に応えたいと思います。現在の時刻は課題提出日の7月24日午前0時09分、課題提出の締め切りは午前4時なので残り時間4時間弱です。そして、どうでもいい話ですが、現在の自分の体調は最悪。おそらく過労だと思うのですが、体温が37度後半を1日を通してキープしており変なテンションのまま書くことをお許しください。

もし、書いている途中で誤字脱字が増えたら、メニエールが一段階進んだ証なので、そこに合わせ技でTwitterの更新が止まったり、個別の連絡が取れなかったら割とガチで倒れている可能性があるので119番お願いします。
今回はその過去の経験談にも少し触れる予定です。


なぜ忙しいのに書くのか?

ちなみに、なんでそんなに無理して書くの?って言われると、今回は繁忙から書かないつもりでいたのですが、田端大学内の掲示板で尊敬するのらえもんさん(妖精さん: https://twitter.com/Tokyo_of_Tokyo )から「今回は提出者少ないからチャンスだよ!」というめちゃくちゃ美味しいハッパが。。。。


自分の性格上(貧乏性とも言いますが)、
 1. トクなものには乗っかる
 2. 詰め込んだ環境を超えた先に、違う自分に会える
 3. この環境でこそ認められたい
っていう、マゾヒスティックな部分がにょきにょきと出てきまして、明日の午前中の仕事をリスケしてでも、明け方までに書いてやろう!っていう魂胆です。まぁ、細かいことはいいんだよ。今を頑張ろう。その方が僕らしいしね。


今回のお題

さて、今回のお題ですが、田端塾長からはこういった課題が課されました。

課題図書「はじめての課長の教科書」の第2章で紹介されている「課長の8つの基本スキル」は、人の上に立って、他人に仕事をしてもらおうという全ての人にとって、部下や取引先をリードする基本スキルです。
自分が課長(上司)であるか、部下の立場であるかに関わらず、自らが実体験したエピソードを想起し、このような場面でこのように、この「課長8つの基本スキル」を発動した、された、そのことで、このように素晴らしい結果がもたらされたというストーリーをプレゼンスライドなりnoteなり、ブログ記事なりにまとめてください。

8つのスキルとは
 スキル1)部下を守り安心させる
 スキル2)部下をほめ方向性を明確に伝える
 スキル3)部下を叱り変化をうながす
 スキル4)現場を観察し次を予測する
 スキル5)ストレスを適度な状態に管理する
 スキル6)部下をコーチングし答えを引き出す
 スキル7)楽しく没頭できるように仕事をアレンジする
 スキル8)オフサイト・ミーティングでチームの結束を高める
の8つです。


正直、この本を読んだ時に自分は脂汗が出ましたね。自分が某外資系コンサルティング会社でマネジャー(課長クラス)として働いていた頃、できなかったあの記憶が蘇るんですよね。

今回は「あの時もっとこうしていれば!」を赤裸々に告白させていただくことで、自分の経験として成仏させて、その上で今の会社で絶対に守らなければならないルールとは、っていう形でnoteを書かせていただければと思います。
それがこの「はじめての課長の教科書」を読んで、心の深い楔に手が届いた自分への供養になるかと。だからこそ、今回のnoteのタイトルは「過去の反省と未来への約束」です。


過去の反省

恥ずかしい話をしましょう。皆さんは「マンイーター」っていう言葉をご存知ですか?カタカナで書くとなんだかわかりませんが、英語で書くと一目瞭然です。

Man Eater = 人喰い

です。


外資系のコンサルティング業界というのは得てして物騒なもので、なまじ頭の回転が速いばかりに、普通自動車道をF1で出すような速度でかっ飛ばす人がいたり、自分ができるが故に部下に求める水準を高くしすぎて最終的に部下を潰す人がごく少数ですが存在します。

そうした、部下をぶっ壊す人を通称「マンイーター」と言って避けるのですが、プロジェクトの関係からどうしても被弾する場合があるもので、私の場合は約10年のコンサルティング経験で、2回被弾しました。2回とも完膚なきまでに自分を壊されました。


細かいエピソードを話せばキリがないですが(サロン内なら守秘義務があるのでお話しします)、その中で僕がもっとも過去を反省しているのは、2回目のマンイーターのプロジェクトに入った時の話です。卒業しているとは言え、職業倫理上は公にできない話が多いので、多少のぼかしを入れながら書きますが、国内大手金融機関をクライアントにする非常にタフなプロジェクトに

シニアマネジャー:T (マンイーター・別戦略ファームからの出戻り)
マネジャー:私
アナリスト①:M (別ファーム出身戦略コンサルタント・公認会計士)
アナリスト②:S (新卒・戦略コンサルタント)

っていうチームでアサインされた時の話です。
(これ、比較的リアルなのでわかる人にはわかっちゃうのですが、日経新聞でも一面に出るくらいの結構有名な案件に携わった時の話です)


実はアサインされた時点で、自分はこのプロジェクトの3代目マネジャーで、すでにシニアマネジャーTさんに2人がボコられて退場させられていて、壊れたからその交代要員として招聘された、どちらかというと行きたく無い案件でした。(自分から被弾しに行った訳では無いのです。その理不尽はサラリーマンあるあるなのですが。。。)


それまでのマネジャー時代の僕は、、、

1)某信販むけに全社員向け研修プログラムを独自に開発し、優秀な評価を得て、コンサルタントとしてグローバルの全社会議で表彰される
2)リサーチャーチームのマネジャーとして、外国人チームと一緒に海外の先進事例の研究レポートを日本の金融機関向けに作成する

といった、会社としてもちょっと良いところのポジションで仕事を楽しんでキャリアを積んできたんですね。ここら辺は実は優秀な課長の教科書にも採用されそうな、今も関係が続く素敵なチームでした。そんなキラキラしたところからの落差と言ったら、、、


そのプロジェクトにアサインされた当初、シニアマネジャーとのファーストコンタクトからクライアント定例会までは、かろうじて培ってきた経験と処理能力で無難にこなしてはいたのですが、
  ・要求水準が常に全方位で高いこと、
  ・圧倒的に早口なこと、
  ・威圧的な態度を取り続けること、
  ・何より常に声が大きく机を叩く癖があることなどから、
最終的には僕自身がTさんに萎縮して、通常のパフォーマンスが出せなくなりました。それでも歯を食いしばって戦ってたんですけどね。。。


自分はどうにかこうにか持ち前の要領の良さで回していたってのもあるのですが、ある日シニアマネジャーTさんの矛先が、おそらく彼の期待値との差からアナリストMさんに向けられるようになりました。その時に、少しだけホッとしてしまった「最悪な自分」を覚えています。
今思い返しても、その記憶が僕の脂汗の元です。


そして、最終的に自分より先にMさんが壊されました。


反省しました。というか、反省を通り越して後悔しました。死にたくなりました。これが自分の原体験という気は無いですが、「部下一人守れないで、何がマネジャーだ」と。マネジャーに昇進したにも関わらず、涙が止まらない日がありました。


最終的にそこから、そのシニアマネジャーTさんと自分なりに戦うのですが、どうしても力が及ばずプロジェクト内で僕が主導権を取ることもできず、また一度折れかけた自分の評価がクライアント内で高まることもなく、逃げるようにそのプロジェクトを去りました。

気がついたら去っていたという方が正確ですね。

あのプロジェクトではマネジャーとして猛烈に働きましたが、最後の記憶は役員フロアのフカフカした絨毯の上で、深夜に泡吹いて倒れているのを警備員に見つかって起こされる、っていう苦い辛い思い出です。そこから休職期間に入り、温めていたビジネスモデルを7つくらい試したところで会社を辞めて現在のビジネスを起業し、今に至ります。


(冗談のような本当のような、壊れた時の僕もこんな感じです)


未来への約束

だからこそ、僕は自分で会社をやっている今、自分自身の未来への約束を立てようと思います。そのためにこのnoteを書かせてください。課長以上の管理職に求められる8つのスキル、全部を実施する・完璧にできるようにするとは言いません。一度、過去に逃げた経験のある自分が一番やらなければいけないのは圧倒的に

 スキル1)部下を守り安心させる

ことだからです。


正直、僕が田端大学に入学するきっかけでもありますが、僕の会社のメンバーがとある人にWeb上で思いっきり殴られました。びっくりするくらい不意打ちでスコーンとハンマーで殴られました。で、なんでだろう?っていうことを創業メンバーで集まって色々と検討したのですが、最終的な結論を推測すれば、僕の力(フォロワー数)が弱かったからだと分析しています。

僕が強かったら、絶対にそういう無礼なこと・仲間を傷つけられることはされなかったな、と。真偽を確かめようと動いたのですが、本人は僕との接触を避けるように逃げて行くので、いつしか追うことをやめました。ただし、今後そういうことが無いように、自分が本当に強くならなきゃ仲間を守れない、と心から思いました。


だから、僕は田端大学に来ました。
自分が強くなるために。


別に、フォロワーが多いことが強いことの証明では無いと思います。ただ、あの時自分より、その攻撃者よりも強く(フォロワーが多い)、写真関連でもネットワークが広い代表になれていたら、、、って思うとできることはまだまだ沢山あるはずだ。と。自分の仲間が殴られたり、攻撃された時に守れなくて何が上司だ、何が社長だ、っていう、あの時の脂汗がジトッと額や首回りを覆うあの感触を拭えるのでは無いか?と反省するのです。


だから、僕は田端大学に来ました。
あの日、部下を守れなかった自分と決別するために。


塾長とは立場が異なるかもしれませんが、自分は他の人を楽しませた結果の先にブランド人があるという考えはわかっているものの、完全にそのコースに乗れているとは思っていません。自分自身が信じる誰かの役に立つ道の先に、仲間がいて安心して一緒に働ける環境があれば、僕はそれでいいと思っているからです。エンターテイメントの要素がすごく苦手なのかもしれません。青臭く、理想論的かもしれませんが、信じる未来と愛すべき仲間のためならば、今度こそ絶対に逃げない、部下を守り安心させる、と決めました。それが僕が未来の僕に対する約束です。


これが、今回のお題で出されている「素晴らしい結果」に繋がるか?はわかりません。ただ、一つ言えることは、


部下のために戦わない上司の下では、
部下は絶対に真剣に戦わない。


ってこと。
だから、僕は常に必死で働き・戦い、いつまでもファイティングポーズを崩さないで部下を守っていたいと考えています。そして、それは僕が今の仲間に公に約束していることです。僕は一緒に働く仲間を誰よりも守る上司でいたい。そのために僕自身が強くなろうと心から思っています。


最後、あんまり纏まらなかったですが、スピーチするならこういう内容かな?って事で一気に書いてみました。最後まで読んでいただいたみなさま、本当にありがとうございます。定例会当日お会いできますことを、心から楽しみにしております。

コンサルタントとフォトグラファーのDUAL WORKer/株式会社INFINITY AGENTS代表取締役/®︎福業フォトグラファーのONE PHOTO代表/働き方改革や複業仕事術、カメラやデザインが中心でです。お仕事のご依頼は y.arai@00agents.jp までどうぞ。