ラップリテラシー

先日職場でラップを披露した。アイスブレイクに何かやってくれと言われていたので職場のメンバーを紹介するような歌詞を書き、歌った。FRANKENばりの高速ラップを目指し、練習し、ちょっと噛んだけどやりきった。上司は笑ってくれたが、その場は凍りつく結果に。

終わってしばらく胃が痛く、改めて緊張していたのだなと気付かされた。

しかし何故ウケなかったのか。歌詞を表示しないと分からないと思い、モニターに写していた。良く書けたと思った序盤のライムから反応が鈍かった。

チームメンバーにどこが悪かったのかを聞いたところ、歌詞をそもそもよく見ておらず、あまり理解できていなかった、ということが判明。後から歌詞を見せて、「◯◯と◯◯で踏んでて」と一つ一つ説明したら感心してもらえた。

「今からラップするので歌詞を見てください」と事前にはっきり言うか、ゆっくり踏む必要があったかもしれない。

とにかく、これがリテラシーの問題かと認識。自分だったら目の前でラップされたら面白い、という感覚がズレていた。そもそもラップ知らなければ少々韻を踏まれても「は?」となる。一般に人気のラップを考えれば、音楽性を高める必要もあるだろう。ライムばかり求めていたが、人前でやる時はフロウを重視する必要がある。あとはバイブス。自分の本気を見せることだ。

とにかくたった5人の前とはいえ自分には学びの多い経験となった。高校生の時、授業でオリジナルソングを作った時は緊張と、静けさ、俺の音痴さに対する笑いでやり切れず、途中で投げ出してしまったが、あの時の俺はもういない。心臓が爆音を立てようと、それを押さえてやり遂げる精神力だけは持っている。

リベンジ。いつになるか楽しみだ。

レペゼン群馬、新井将司。世界一になる日まで走り続けます。支えてくださる皆さんに感謝。