いよいよ2017年も暮れて、新しい年を迎えようとしています。

今年は振り返らずとも大変な一年となりました。

年が明けてからも、会社の資金繰りと現場のやりくりで四苦八苦して、結局三月に破産を決断。ちょっと今でも思い返すのは辛い日々でした。
会社自体、義父母である先代から引き継いでからでも１０数年やってましたから、やめるとなるとそれはかなり大変なことだったのですね。

それからは、精神的にも肉体的にもかなり厳しい状況が続き、世の中が夏休みに入る頃にようやく落ち着いてきました。

その頃に、居酒屋で偶然隣り合った、航空高専の元校長先生達と知り合うことになり、連鎖反応的に繋がりが増えました。

その後、９月に入ってから執筆を始めて、最初の本「破産のススメ」を書いて出版。

それから「出版のススメ」を書きながら愛猫の写真集ができたので出版。

出版のススメを出版したり写真集の各国語版を出したり、noteも始めてずいぶん書きました。

破産を決めた早い時期に、モノ作りの仕事をしようとアメリカの永田市郎さんというフォトグラファーの方にコンタクトを取って、あるプロジェクトをやろうという話だけは進んだけれども、そのプロジェクトは実質的に休眠状態でした。
その後、運用していたブログシステムがストレスだということで、引越し先のブログの構築を任されて、なんとか形になって運用中です。

ここnoteの人たちにはまったく馴染みがない人だと思いますが、その世界では雲の上の人なのですよね。
今ではすっかり認めていただいて、しょっちゅうiPhoneでビデオミーティングするようになり、他にも新しいプロジェクトが生まれたり、頓挫していたモノ作りも再始動しました。

以前紹介した孤高の日本酒も、その後少しづつ知られるようになり、本当に数年後には手に入らなくなるかもしれません。

そんな流れから、大阪で開催された「ヒューマンネットワーク高専」の2017年の交流会にも参加させていただきました。

大阪駅前のさくらインターネット本社では、社長の田中さんともお話ししてfacebookでお友達になったり、たくさんの方々と交流できるようになりました。

上の写真は都立航空高専元校長ヒューマンネットワーク高専顧問の島田先生とさくらインターネット代表取締役社長の田中邦裕さん。

それまで、こういう形で遠くに行くこともなかったしできなかったし、アカデミックな世界とも無縁だったので、そういう意味でも明らかに昨年までの自分の人生とは変わってしまったのだと思います。あまりにも変わり過ぎてしまい、今現在の自分の状況をしっかりと把握できていないくらいです（お金にとても困っていることは把握していますが・・・）

今年が人生の転換点であることは間違いないのですが、来年それが良い方向への転換なのかは自分次第ということだと思います。
しかし、ただ破産しましたっていうのとはきっと違って、それまでの枷が外れた分はずいぶんと自分でも動いたり考えたりした半年間だったと思います。
それが、この先の人生にとっての地均しや種蒔きになったのなら、きっと良い方向に向かうのだろうと、去年まででは考えることもできなかったような希望を持って、新年を迎えることができるように思います。

振り返れば、極端に辛いこと苦しいことがあり、それは絶望だったけれども、それ以上に素晴らしい出会いに恵まれて、未来に希望がもてるようになった。そんな2017年でした。

本年もあとわずかです。

好き勝手書き散らしたnoteを読んでくださった方、応援してくださった方、ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。