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「スタートアップ創業」ってそもそも何?

こんにちは、Ariiの新井貴雄です!
今回はタイトル通り「スタートアップの創業ってそもそも何なの?」という事について書きたいと思います!

スタートアップの仕組み

突然ですが、皆さんも下のような文章をツイッターやFBで報告しているのを目にする機会ありませんか?

“今回、5000万円の第三者割当増資の資金調達を完了いたしました!”

みたいな報告です。


普通に考えて、

「まだ実績もない会社に5000万円も集まるの??」

って思う時がありませんか?
僕もスタートアップ界隈に来るまでは思ってました。。

(僕は元々20歳ぐらいから大阪で起業してたのですが、5000万円集めるって死ぬほど大変なんですよ。。
借入で5000万しようと思うと、大体年商1.5〜2億円ぐらいないと話もできないレベルです。。)

では、何故それだけのお金がスタートアップで創業すると集まる可能性があるのか?

それは、

“短期間で圧倒的な時価総額の会社になり得る可能性がある”

からなんです。

分かりやすく例に出すと、皆さんもご存知メルカリという会社は現在時価総額2000億円超と言われてます。(未上場のため推定)

そんなメルカリは2013年2月に創業されました。

ということは、たったの5年数ヶ月で時価総額2000億円超の会社になったという事です。

比較として、富山を代表する富山銀行の時価総額と大体同じです。(時価総額約2100億円)

富山銀行の創業は1954年1月なので、60年以上の歴史がある会社の時価総額にたったの5年で並んでしまうのです。。。!!


(手書きですみません。。)


これって、控えめに言ってめちゃくちゃ凄くないですか。。??

このスピード感とスケール感こそがスタートアップ界隈の特徴です。

スタートアップにお金が集まる仕組み


メルカリのような会社が生まれる環境だと、どんな状況が生まれるか?

それは、

“まだ時価総額が低い段階で株式を買いたいという投資家”と、

" 資金があれば壮大な会社を作れるという起業家”

です。

それがいわゆる、

"ベンチャーキャピタル(VC)と呼ばれる機関投資家や個人投資家"と、

"スタートアップ界隈の起業家"です。

第三者割当増資って何?


そんな投資家と起業家の思惑が一致した時に行われる方法が、

「第三者割当増資」

です。

これを乱暴に説明すると、

"起業家が会社の株式を新しく発行して、その株式を投資家が買う"

ということです。

具体的に説明すると、

「時価総額1億円として、10%の株式を1000万円で売る。」

という感じです。

これによって起業家は1000万円の資金調達が完了し、投資家は約10%の株式を得るということです。

*分母が110%になるので、約10%になります。

(これを"ラウンド"と呼び、プレシードラウンド →  シードラウンド →  シリーズAラウンド →シリーズBラウンド...と繰り返していきます。)


ただ、今度は

「え、でもなんで時価総額1億円って決まるの!!??」

という疑問が生まれますよね?

これには論理的な理由は正直ありません。

単純に、"投資家と起業家がその金額で合意したから" です。


スタートアップ企業のメリット


ここまででざっくりとスタートアップについて説明しましたが、

スタートアップだからこそできることがあります。

通常、自社サービスを作ろうと思うと、

"代理店販売や受託開発で資金を作り、その資金で自社サービスの開発"

という流れが一般的ですし、数年前までは日本にもこの方法しかありませんでした。

しかし、初期から多額の資金の用意が可能なスタートアップ企業はそれをする必要がありません。そのため、

"創業初期から自社サービスやプロダクトの開発"ができます。

スタートアップ企業の使命と投資を受けるためには?


ここまで聞くと、

「スタートアップって最高じゃん!」

と思うかもしれませんが、もちろんスタートアップ企業には最低限の使命があります。

それは、"上場又は会社売却によって株式の価値を顕在化させること"です。

投資家はまだ一般的に価値のないスタートアップ企業の株式を買います。

その株式に価値が生まれる瞬間はその二つです。

ですので、それが難しいと基本的に投資家から投資を受けることはできません。

(例えば、地方でケーキ屋さんを創業します。といった事業)

これを読んでいるあなたがスタートアップで起業したいと思う場合は、

・インターネットに関連する事業

・二次関数的に大きくなる可能性がある事業

最低限この二つに当てはまる内容を選びましょう!


地方の若手起業家に


ここまで、聞いて地方で創業している人は思ったと思います。

「そんな方法で起業でできるって、スタートアップずるくね!?」

そうなんです、スタートアップって超超チートなんですよ。笑


大体、地方で若手が起業するとなると、

・光○信系の商材販売

・飲食、美容系などの有店舗

・受託開発

・情報商材やMLM、大規模転売

おそらくこれに類する方法しかないかと思います。。

今回は割愛させていただきますが、僕も元々は地方の起業家でした。

そんな状況を変えたくて、

東京のスタートアップ界隈で二度目の起業をしました。

もし、地方での現状に満足していない人は東京でスタートアップしましょう!!


プレシード〜シード期で投資してくれる投資家

「スタートアップのメリットはわかったけど、誰に連絡したら良いの?」

という方のために、ざっくりと僕の知ってる国内の投資家をまとめました!もちろん、個人投資家やシリーズA以降の投資家もいますが、今回は創業間もない起業家に投資してくれる投資家です。(ツイッターのDMも基本返してくれるので、ぜひ気軽に聞いてみてください!)

・skyland ventures(木下代表@kinoshitay、岡山さん@okayama1991

僕がスタートアップで創業するきっかけを作ってくれたVCで弊社株主です。

特徴はU25のみ投資する投資家で、事業内容よりも人物やチーム力で投資決定することも多いです。もし、事業内容が決まっていないけど 熱量はあるぞ!といった人はオススメです。

・East Ventures(松山共同代表@taiga__、金子さん@doyagaovc、ひろざわさん@HirozawaDaiki、福村さん@jmp__m

skylandventuresと同じように創業間もない会社に投資をしているVCです。

メルカリなど超有名企業にも投資しています。

投資条件は、チームにエンジニアがいることです。代表以外のメンバーの方々も非常に活発に行動されているVCなので、気軽に連絡してみてください。


・BEENEXT(前田ヒロさん@djtokyo

国内のみならずアメリカなどの会社にも投資をしてます。

投資先はfreeeなど有名企業多数。

特にB向けのSaaSモデルでの創業を考えている方はぜひ!

・TLM(Keisuke Kogureさん @keysket ‏

 「ヒカカク!」や「Peing-質問箱-」を運営するジラフ社などに投資をしているVCです。

アメリカのスタートアップ企業に詳しい方なので、アメリカに先行事例があるビジネスモデルの場合はぜひ相談してみては?


最後に


事業の拡大だけが起業では思ってませんし、色々な考え方があって良いと思ってます。

しかし、

''世界を一変させるような事業"には一定数以上の規模が必要です。

そして、このスタートアップ起業が一般的にできるようになったのも、この数年からです。

これは、"僕たちの生まれた時代が良かったのと、インターネット界隈の先輩起業家の方々が、投資家に莫大な利益を残してくれたから"です。


もし、あなたが世界に衝撃を与えるような事業をしたいと思うなら、ぜひスタートアップしましょう!


これを読んでスタートアップしたあなたとお会いできることを楽しみにしております!!


新井貴雄(@tko99999)



(弊社では現在絶賛採用中です!!興味がある方はお気軽にDMを!

*今回は一般的な例として正確性よりも分かりやすさを重視しております。

















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