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コミケに行くことにした。

コミケ初参戦することにした。ちょうど奥さんと娘が帰省するので。狙っているのは自分が属する業界系と、今後社用で外出が増えそうなので都下の食べ歩きレポ、あとは夕食の支度をするので自炊レシピ系を中心に購入する予定。


早速、書店でコミケの公式カタログを買って眺めていたら奥さんも興味を示してきた。そこで彼女の中で最近ブームとなっている洋裁系も探すことにした。カタログだとひとつしかないのが残念だが、何かしら並んでいることを祈ろう。

気になる日程だが、 ありがたいことに私が興味のあるジャンル 「鉄道・旅行・メカ・ミリタリー」 と 「評論・情報」 はどちらも2日目。初日と2日目とで分かれていなくて良かった。ナイス。


コミケへの先入観

私はコミケに2つの先入観を持っている(持っていた)。

一つは叡智の結晶、敬意を払って言うならば 「オタク文化」という光の側面である。そしてもうひとつは「エロコンテンツの集合」という、私からしたらドロドロした闇の側面である。

コミケは叡智の結晶

説明の必要はないだろう。 ニッチな分野にまで、各々が好きなものの道を究めた叡智の結晶。 それはすなわちサブカル文殊である。
※ちなみに文殊といえばここ数年、 在宅勤務の私の業務 BGMはテクノポップな般若心経であるが、それは今ここでは全く関係ない。

沖縄人による沖縄料理本」 とか 「肉屋が教える手軽で美味しい肉料理レシピ」 なんてとても面白そう。 ほかにも「起重機船を追え!」 とか 「コーカサス3ヶ国とトルコの旅」 なんかもうタイトルだけでもむっちゃ面白そう。もう表題を見ているだけで楽しい。

負の側面(思い込み)

特にカタログの初日ページはいずれも女の子のイラストばかりで独特の空気が漂っている。 一方で2日目にも「男性向け創作」なるこれまた不穏なジャンルはあるものの、ありがたいことにそのほかのジャンルはもう少し私の興味・関心に寄っている。2日目ナイス。

※ 「男性向け制作」とは一体何か? 昭和でいうところのいわゆる 「成人向け」 エロコンテ ンツということでよろしいか?

苦手な二次元系エロ

私は二次元系エロコンテンツが苦手である。 なのでノイズキャンセリングを最大限発動させて臨むつもりだ。 そういうのが好きな方々に対しては、ノイズと言ってすまんな。
私は昔からエロコンテンツが苦手なのだ。 もちろん個々人の嗜好については、一応は尊重する。ただ、私は苦手だ。 私は苦手だが、他人様に迷惑をかけなければ嗜好は自由なわけで、尊重はする。

エロゲーの思い出

唐突で恐縮だが、高校で一番親しかった友人はエロ大好きなelf教信者であることを除けば、 当時からすごく大人びていてとっても良い奴であった。

私がクラスの女子と交際を始めた時も変わらぬ態度で付き合いを続けてくれたばかりか、とびっきりの笑顔で彼女まであちらの世界に巻き込もうとしてきた(笑)。 青春コメディか。

コミケやアニメ系ショップに入り浸っていた彼がある日、「『同級生』タイムアタックを見せてやる」 と家に招いてくれたのも今では良い思い出だ。

あいつがやると全然エロくなくて、 今でいう実況中継で最後まで大爆笑だった。 あの頃のゲームはデータを事前に読み込む手間があって、私のためにわざわざ、ああ、 彼の自室に鎮座していたNECの巨大なPCがとても懐かしい。

余談・みんなエロが好き

繰り返しで恐縮だが、私はエロゲーや露出度が過度に高い美少女 (美男子) コンテンツ、 特に、憂い顔(?)の童顔巨乳少女が裸で出てくる的なやつが大の苦手である。

それは友人の勧めでときメモやプリメなどの非エロ美少女ゲーや、エロど真ん中の級生シリーズ、ドラゴンナイトなども嗜んだうえで言っている。それは私の中で30年間ずっと変わらない。

前述の友人は当時からコミケやアニメショップに通って、実家の書棚 (!)に大量の同人誌を並べていた。そして頭が非常に良くて常に合理的思考の持ち主だったし、普段の会話や態度から現実との区別はきちんとつけていたと思う。

しかし彼に限らない一般論として、ああいうエロコンテンツ目線で同級生男子から見られていると知ってしまったクラスの女子の気持ちを想像すると、 私は男子であるが若干の吐き気はする。 吐 きはしないが、決して良い気分ではない。

クラスメートを朝から晩まで性的対象として見たことがない私は幸い、「何組の誰それの胸は大きい」とかの下衆な会話をするやつが私の周りに一人もいなかったので良かった。そしてそういう会話をするやつを心底軽蔑していたように思う。

エロに男女の差はない

などとここまで散々偉そうに言いながら、大学進学のために高校2年に上がって敢えて中3の勉強からやり直したガリ勉ボーイでありながら彼女を作ってしまった思春期男子として、そのへんのエロコンテンツ愛好家と大した違いはない。

そして高校生にして同級生と交際することで、エロゲーではなく性への興味・欲求という点においては男女の差がなかったことを知ることができた私は、それはそれで少し大人になった気はした。

男子が女子の身体に興味を持つのと同じように、程度の差はあれ女子だって好きな男子と過ごしたいのである。
※ここでは表現をかなりマイルドに書いた。そして性への興味について、性差はともかく個人差があるだろう点について異論はない。

余談・スプラトゥーン界隈

私の好きなスプラトゥーンが含まれるであろう 「ゲーム(その他)」 ジャンルが初日の出展になっているのは残念だ。

しかし残念な一方で、以前インターネット検索をしていてうっかりイカボーイたちの卑猥(主観)なボーイズラブ(BL)系二次創作イラストを目にして酷くショックを受けた私は、ゲームジャンルが私の訪問する2日目でないことにちょっぴりホッとしていたりもする。

爆弾テロにでも遭ってしまったかのような、まさかのイカボーイBLイラストに、いい年したおじさんはマジで涙目になってしまった。あれには打ちのめされた。そして私の脳内には速やかにノイズキャンセリング機能が実装された。
※再び、好きな方々には「ノイズ」と表してすまんな。

今回のコミケ出展者のみなさんはもちろんそればかりではないだろう。 カタログを見る限り魅力的な作家もいそうなのだが、しかしカタログの情報だけではエロとかそっち系かどうかさっぱりわからない。

それに初日のコンテンツジャンルはアニメほか私が苦手な分野が多そうに見える。なので、スプラが含まれるゲームジャンルが2日目でないのは残念だとは思いつつも、私が行かない初日に私がちょっぴり苦手なアニメ 系二次創作とかも多そうなジャンルが揃っているのは、それはそれで良かったのかもしれない。複雑だな。

公式のファンアートブックを2冊持っているし、まあいいよな、でもそういうことじゃないんだよな。

応援したい作家というのはないけれど、非公式のさ、サーモンランのイラスト集とか、同好の士が具現化したイラスト、漫画、攻略冊子、グッズを見たい・手に取りたいというのは少なからずある。サモランのハイドラ持っている表紙のやつは手にとってみたいな。

あとは台風だな。私にも、出展者のためにも、天気が持つといいのだが。

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