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タモリさんと同じ地に立つ【日記2022/12/1】

この写真を見て、あ!タモリさん!と思った人はかなりの物好きだと思う。そう、ブラ〇モリにて糸魚川の特集が組まれた際に出てきた場所だ。

ユーラシアプレートと北米プレートの境目が糸魚川ー静岡構造線の通っている場所である

西と東、つまり糸魚川ー静岡構造線で分断された場所である。東の方はフォッサマグナになるため、西の方が歴史のある地質である。全く違う地質からなるこの西と東では地下から出てくる水の質も異なるのだ。もっと俯瞰してみれば、東は北米に続くプレートで、西はユーラシア大陸を作っているプレート、今言われている約10枚しかないプレートのうちの2枚をまたいでいるの場所なのだ。

こちらで、酒蔵を経営されているのが[根知男山] 合名会社渡辺酒造さん。お酒のもととなる酒米の製造からお酒への加工、販売まですべてここで行っている。タモリさんが受けられた同じ案内をこちらのおかみさんがしてくださったのだが、お酒を堪能できる利き酒をして気分がさらに高揚していたのもあり、参加者の中で一番前のめりに参加していた自信がある(笑)

東西の境目である糸魚川ー静岡構造線の上に立つ

おかみさんは、元々この根知という地域の生まれ。昔は酒蔵の所に断層があり、そこを流れる水を水車を動かす原動力としている、くらいにしか思っていなかったらしい。しかし、しっかり専門家が入って調査したところ、ここは糸静構造線と言うことが分かったとおっしゃられていた。地域の人にとっては当たり前の存在で、特段すごい断層とも思っていなかったものが、実は日本の成り立ちにとって大きな歴史を創り上げた重要なものだったとは、知った当時相当びっくりしただろうと思う。

さらに、そのジオという価値を活かした場所としてしっかりと自社のお酒とプレゼンを行ったことで、タモリさんも来ることになり、さらにその番組を見た人が観光に来る事に繋がる。

やっぱり、ジオが生み出す可能性と言うのは様々な方面に向いているのだと思うが、これを上手く論理だてて説得力のある言語化ができるような知識と技量を身に付けなければ…。


今日のひとこと

糸魚川市は、
やはり日本の中で初代ユネスコ世界ジオパークになる理由がわかる


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