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怖がりマンの変わった癖

これからする話は、わりとしょうもない話だ。

わたしは物心ついたときから、トイレが怖い。正確にいうとトイレのドアを閉めて、鍵をかけるのが怖い。恐怖度としては富士急ハイランドのお化け屋敷並(入ったことないけど)

どうして怖いかというと、おそらく生まれたときに住んでいた家が木造アパートでお風呂もなく、トイレも共同の和式だった。我が家は2階にあり、トイレは1階にあった。ギシギシと音を立てる廊下は、なにかが棲み着いているとしか思えなかったし、頼りない裸電球はよけい恐怖心を煽るだけだった。

ほどなくして、住まいが変わって、トイレも明るくきれいになった。それでも、あの幼少期の体験がトラウマになっているようだ。

さらに、追い打ちをかけたのが、2つの大きな震災だった。もしトイレに入っている途中で地震が起きたらどうしようと、別の恐怖が追加されてしまった。

だから、18歳から一人暮らしをはじめてから、家でトイレに行くときは、ドアを全開にしている

友だちや彼氏が部屋にきたときは、さすがにドアは閉めるけれど、できるだけ鍵はかけたくない。いちおう、トイレにいますよとアピールしておく。

わたしが訪問するときは、さすがに全開も鍵を閉めないのもアレなので、とにかくはやくコトを済ませる。これは外出中も同じだ。だからトイレの順番を待っている限界ギリギリの方に、わたしは優しい。神と言ってもよいだろう。

結婚してからは、廊下にトイレがあるので、行くときはリビングの扉を閉めて、トイレのドアはうっすら開けておく。以前、気がついた夫が「トイレのドア開いてる!!」と言ってきた。まぁ、その驚きも指摘もわからなくはない。でも説明するのがめんどうなので、まだ夫にはちゃんと話していない。

アメリカの家では、バス・トイレが一体化しているバスルーム的なものがある。リビングから離れているので、扉全開でもぜんせんOK!たぶんだけど、夫も閉めてない。

しかも、去年は絶賛下し気味の最中にアメリカに行ったので、ある事件が起こった。

※食事中の方はこのさき危険です

あろうことか、わたしは夫がシャワーを浴びているときに、超絶激しい腹痛におそわれた。そのことを申告しに、バスルームへ向かった。夫にあと何分で出るか確認したら、まだ髪の毛しか洗っていないという絶望的な答えが返ってきた。

いろいろと考えを巡らせたが、選択肢はひとつしかなかった。

わたしは、今、BIGな方を排出させなければ、大惨事になってしまう。

わたしと夫を分かつものは、うっすいシャワーカーテンのみ。シャワーの音が音姫の役割を果たしてくれていることが、地獄にいながら、一筋の救いの光のように思えた。

わたしは、秒でコトをを済ませた。ひたすら謝り、バスルームをあとにした。後ろから「クサイ!クサイ!」と声がしたような気がした。

夫のいない2年半、さみしいけれど、トイレライフは快適だ。

かつて昔、憚り(はばかり)と呼ばれたその場所で、わたしは一切憚らずに用を足している。

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アラキナツ

東京タワーのふもとで世のため人のためWebコンテンツ作成をしています。noteには40代女性の日々の暮らし、働き方や生き方を正直に綴っています。夫はアメリカに単身赴任中。阪神タイガースファン。お寿司が好きです。▶連絡はTwitterのDMへ @araki_natsu

コメント2件

すみません、笑ってしまった🙇‍♀️
私、腹痛マックスの時に、ダンナに背中をさすられながら用を足したことがあります・・・。
なんで、わかりみすぎました(笑)
笑いますよね😅背中をさすられながら…それは、夫婦の絆が深まりますね。わたしもあの日以来、もう一段階上に行けた!と思いました(笑)
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