見出し画像

最後の人

こんにちは。
高井です。


今日もお天気良好。
さて今回ですが、ちょっとしんみりする話かも、です。
また長くなります。
それでも良ければ、どうぞ読んでやって下さい。


先日なんですが、仕事でぼくが担当していたおじいさん(以下、Kさん)が亡くなりました。
ちょっと時系列が前後していきますが、ついてきてくださいね。

亡くなる日から遡ること約10日。
ぼくは、Kさんに手紙を送りました。
この手紙と一緒に、(業務上)提出してほしい書類も一緒に送りました。
この時は何も心配することなく、Kさんが来られるのを待っていました。

時を亡くなる日当日に進めます。
病院からKさんが路上で倒れ、搬送されたとの連絡が入ります。
結果、この日の夜にKさんは亡くなります。
心筋梗塞だったみたいで。

後日ですが、身寄りのないKさんの亡くなった時の所持品を確認していると、ぼくが送った手紙と書類がありました。
中を確認すると、書類の日付には、亡くなった日の日付が書かれていました。
ぼくはこれを見たとき、胸があつくなりました。
ここから分かるのは、Kさんはぼくに書類を提出するその道半ばで倒れたということです。

もし、あと数時間でも遅くに倒れていたのなら、ぼくはKさんと会話をしていたと思いますし、そうなっていれば、おそらくぼくが最後に会話をした人になるんだろうなぁって。

でも、実際は顔を見ることは出来なかったわけで、ぼくがKさんと最後に会話したのは数ヶ月前です。

こんなことを言っても尽きないかもしれませんが、常に日頃から、業務的ではなく、血の通った会話ができていたのかな?と、反芻します。

そんなことを考えたり。

高井でした。



ホームページはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?