見出し画像

南牧村・星尾温泉にて

 先日の旅についてまた書く。
 下仁田・コロムビアでイノブタのすき焼きに舌鼓を打った後、我々一行を乗せた車はさらに西進。両側に山が切り立つ道をひた走ります。
 しばらく行くと、その道沿いに集落が。狭い河岸段丘に建物が密集してます。山間部の僅かにある平地、ここが南牧村です。

 見渡せば全部山と川。ほぼ谷ですね。谷にある村、それが南牧。
 スゲェとこにあるな、と思ったものの目的地ははさらに奥です。道はどんどん狭くなっていきます。ついには車のすれ違いも出来ないくらいになりました。しかしそんなトコでもまだまだ民家が点在します。林業が盛んだった頃はもっと家があったのかもしれませんねぇ……

 そうして辿り着いたのは、ここです。

 かつてあった共同浴場を復活させた、という経緯もまたね。昔はどんな光景だったのやら。

 早速浴室へ。桧の湯舟は4人入るとちょうどいいくらいの大きさ。満たされたお湯は……どこか赤いです。鉱泉だとか。温度は熱すぎないしぬるすぎない。ずっと浸かっていられます。大きな窓から見えるのは、山。どこまでも山です。ちょうどいいくらいのお湯に浸りながら、山の大自然をただただ眺めていられる。海なし県・群馬ではありますが、海が無いからなんだってんだ。こんないいトコもあるんだぞ。

 湯舟から出た後は、休憩室にてまったり。ふと、その隣の部屋に目が行きました。囲炉裏があります。
 古民家を改造した温泉だから、これもそのまま残してあるのかな? 
と思ってよーく見ると、

 リアルで火が点いてました。というかホントに魚を焼いてる!
 灯るように、ほのかに燃えている炭。これもじっーと見てられます。
 
 ここだけは時間がゆっくり流れていくようですね。
 
 とまあ、結構な山奥にあるお湯ですが、自分らのグループと入れ替わるように別の方々が入ってくるあたり、南牧内の注目スポットになっているようです。上信越道・下仁田ICから約30分超。道は狭いので安全運転でぜひお越しください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?