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艦船模型「1/700 龍田」を作る・Ⅵ「とりあえず組み終えて」

 また新しいプラモを買ったから作ります、と龍田の製作を始めてからどれほど経ったでしょうか。noteで振り返ってみると、最初に記事を書いたのが2022年4月の頭。つまり1年1ヶ月も経ってました。

 気が付いたら半年も手付かずだったり、それからまた間が空いたりもしましたが、ようやく終わりが見える状態に。
 実は序盤にちょいちょいとやっていた作業が、今になって役立つことに。

 「組立てが先か、塗装が先か」としたものの、カッターをぶら下げる支柱等々の細かい部品は、この時点でランナーから外す前に塗ってたのですね。切り離した個所こそ塗り残しになりますが、それは最後の修正・タッチアップ工程でどうにでもなります。
 そもそも取扱説明書には「組み立てる」工程こそ書いてあれど「どのタイミングで塗ればいいか」なんてのは無いのです。あるのは塗る個所と色指定だけ。なので、いつ塗るかという工程は作る側が考えなくてはいけません。だからこそ上の記事を書く気にもなったわけで。

 まだまだ「モデラー」と呼ぶレベルではない自分としてはもう一つ上を目指したい、と。そこで必要なのは、道具や手先の器用さよりも

「次の工程や段取りを考えながら組立てを進められる」

ことだろうと思えてきました。
 よく模型を扱った記事に「○日くらいで作れる」てなことが書いてあり、さすがに無理でしょと考えてましたが、あれもやる順番が分かる=作業の流れを掴んでいるから出来る技なんでしょう。

 ……あれ、これって今勤めてる工場仕事と同じなのか? 手順が全部分かっている作業なら、後はどれだけ効率よく出来るかを考えながら日々やってますし。仕事と趣味にこういう接点があるとはね。


 それにしてもこの龍田、パーツもそうですけどデカールも小さいのがあるんですよ。

 カッターボートの名称部分! 大きさはわずか3ミリ!

 前回は初霜のデカールを破くというアクシデントに見舞われました。今回はそれよりもさらに小さいモノでしたけど、我ながらよく貼れたと思います。ボートを船体に取り付け、煙突部分をつや消しブラックで塗ると、

 ほぼ完成形に。なんとかなりました! 

御本人と記念撮影。

龍田「随分かかったわねぇ~」
提督「間を空けすぎて手を付けないとこうなる、という見本だよ」

 とはいえ、まだ艦首の菊紋や探照灯の塗装、そしてなにより仕上げのウェザリングとトップコートが残ってます。そこまでやって「完」ですから!

~つづく~

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