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【2022年振り返り】いまも光は失っていない。紆余曲折・波乱万丈一年間。

12月31日・大晦日
振り返りをしておきたいと思った。そんな朝だった。

まず初めに、昨日は高校野球の時の同期が集まった。卒業から7年が経った今も数年ぶりにも関わらず、昨日も会ったような、そんな感覚がある。苦楽を共にした仲間だ。みんな様々な場所で活躍している。とても楽しい時間だった。

朝からサウナに入り、清々しい気持ちで街を歩き、時々行っていたタリーズに入った。店内には受験勉強をしている人がちらほら居る。そんな大晦日。街は変わっていないけど、どこか変わったようにも感じる。おそらく見る視点が変わったんだと思う。


前置きが長くなりがち…
2022年は色々あった。色々感じた。「紆余曲折」とは今年のようなことを言うんだろうな。

仕事

赤裸々に振り返ってみよう。一言で表すと「難しかった」

株式会社Calm worldは2期目の年だった。大きく捉えると何も上手くいっていない。そんな簡単に上手くいくはずがない。当然とも言える…でも、もっとやれると思っていた。もっと簡単だと思っていた。甘くみていた。未熟だったに尽きる。

まだ事業とは言えるレベルではないが、3つ展開している。

  • 旅の記録・マッピングアプリ「Packer

  • 旅メディア「Packer Plaza

  • エリア・トピック別にいい情報をピックアップするデータベース「トラベルDB

これらでは、ほぼお金は稼げていない。
一度、イベント体験の記事を書かせていただいてお金を頂いた。すごく嬉しかった。

それ以外では、1円も稼げていない。自販機の下を毎日見ていた方がお金という点では良かったのかもしれない。

ただ、Packerでは、2,000人以上。Packer Plazaでは、5,000人(月)くらい。トラベルDBでは、1,000人くらいの方々が見てくれた。

規模はすごく小さいけど、誰かの目に届いたという点ではすごく誇らしい。全て一人で作ったわけではない。色々な人の力を借りた。

Packerでは、主にエンジニアのメンバーが力を貸してくれた。↓↓この記事は、メインメンバーである高地くんの記事だけど、その他にも色々な人が力を貸してくれた。正式リリースキャンペーンでは、全国のゲストハウスの方々が協賛してくれた。本当に感謝しかない。恩返しします!

Packer Plazaは、友達(虎くん)とノリで始めた。Postalkっていうカード型コミュケーションツールをやっている方がいて、その会社でpostalk parkっていうブログをやっている。その世界観が好きで、真似してみようと思って始めたのがきっかけ。

それから、インタビュー記事だったり、大学生が記事を書いてくれたり、アンバサダーの佐脇さん・あすかさんも記事を書いてくれた。グローバルWi-Fiさまからご協賛も頂いた。大変有難い。本当に感謝しかない。いつか何らかの形で恩返ししたいと思っている。全部最高だけど、少しだけピックアップ。


トラベルDBも同様に色々な方々が協力してくれている。

ゲストハウスサイトを作ってみたりした。主にTABBIPPO学生支部の子達が手伝ってくれた。

この一年間、本当に色々な方々の力を借りて色々なものを作った。「選択と集中」とよく言うが、選択はできていなかった。意味もなく作ったわけではないが、会社の事業としては全然ダメだ。

とはいえ、全く後悔はしていない。少しでも誰かのためになっていたら嬉しい。

何度も言うが、会社としては全然ダメで、未熟さを感じた。営利企業であるわけだが、1円も生み出せていないようでは何やってんだという話。

デッド(借入)で調達した200万円とこれまでの貯金を切り崩して耐え忍んだ一年だった。役員報酬は月5万円、社会保険などを引くと手取りで3.8万円。自分でもビックリする。給料日なんて嬉しくない、会社口座から個人口座にお金が移動しているだけ。片方が減って片方が増える。

こんなこと書くと、起業家する人が減りそうだ。いや、大丈夫!君らならもっとやれる。僕が未熟なだけである。

ただ、全く辛くはなかった。むしろ楽しかった。お財布は寂しいし、日々悔しいのだけどやりたいことやって試行錯誤して、その結果が上手くいっていないだけで、成長していないわけでもないし。(いま振り返ると、ちょっと成長しているかもと思える程度だけど)

ちょっと重いな。笑
息抜きしよう。ちなみに、まだ出せていない(一旦止めたのだけど)

Packerで投稿した旅の記録を物理的なPhoto bookとして買えるようにしたいと思っていた。(休暇中のはるなさんにお願いしてデザインを作ってもらった。リリースできてないのごめんなさい。笑)

そんなこんなで、色々やってみながらマネタイズの方法やターゲット選定・コア機能開発・資金調達など同時並行に進めるみたいなことをよくわからないながら必死に食らいついてやっていた。つもり。


そして、10月あたり

あぁ、このままでは会社潰れるなー。そんなことはわかっていた。
「Packer」を7月中旬に正式リリースして、2ヶ月くらい経った時、テレビ・雑誌などに取り上げていただいた。そんな時にそんなことを思っていた。

ちなみに、リリースやSNSの投稿など弊社代表の勝井が…とか書いていて、いかにも自分以外のメンバーが書いているように見えるのだけど、プレスリリースや各SNSなど全て僕がやっている。投稿しながら、変な感じだなと思いながらやっていた。笑
今後もそのスタイルは変わらない。

話を戻そう。

単純な話だが、収入はないが支出はある。キャッシュがなくなる→潰れる。当然すぎる話だ。自社サービスでお金稼げるとか、その延長でお金が稼げると良かったのだけど、そんな能力もなくてできなかったので、減る一方であった。なぜ収入を得にいかなかったのかというと、得れなかったのと、Packerを伸ばすことに集中したかったので他のことをしたくなかった。

だが、当然のごとくお金がないと開発もできない。会社の口座が残り10万円くらいになった。僕は自分で経理をしていて、いつお金が無くなるかくらいわかっていた。でも、気にしなかった。巻き返せると思っていたから。Packerを正式リリースして1ヶ月くらい経った時に、おそらくすぐは無理そうだとわかった。(早く気づけ)

1ヶ月も経たないうちにエンジニアのメンバーにも、自分にもお金を払えなくなる。さすがにやばいなと思った。(これまで危機感がなかったかというとそんなことない。毎日のように悪夢を見るし、これまでの人生では感じたことがない感覚だった)

エクイティ(株式)での資金調達にも動いていて、起業当初から色々な方とコミュニケーションを取ってきたが、何かがしっくりこなかった。いまの自分にはあっていないと思った。覚悟が足りないのかもしれないとも思った。でも何かがしっくりこなかった。これまでしっくりこずに始めたことで上手くいったことは一度もない。直感は大事。


ここから大きく方向転換をすることにした、会社の事業を全部二の次にしよう!これまで100%注いでいたものを10%くらいにして、仕事を探した。

ここまで読んでくれて感謝です。結構お腹いっぱいなのと、こいつやばくない?っていう両方あるんじゃないでしょうか?僕も書いてて思います。お金のこととか書かない方がいい気もしたんですが、リアルが一番おもろいので。ちなみに支払い滞るとかは一歳していません。

あらを

長くなりすぎるので、割愛するが色々な人に連絡した。副業サービスなどにも複数登録した。今は12月31日大晦日。僕は生きている。会社も潰れていない。要するに持ち堪えているのである。(ギリギリ。Real Face)

知り合いなどからお仕事をいただいて、時には7つの仕事を掛け持ちした。睡眠時間さえ削れば、最長24時間働ける。(盛った。そんなには働いていない)
高校生の時(野球部)は、毎日ではないけど朝6時過ぎの電車で学校に行き、朝練→授業→部活→家に帰り着くのは23時過ぎのときも多々あった。毎日いっぱい走ったし、打ったし、食べた。大学生で世界一周するためにポスターを4,000枚くらい街に貼った。東南アジアでは、一日500円くらいで旅をした。いま振り返ると過酷だった気がする。でも、楽しかったし生きている。人生は頑張れば何とかなる。(致命傷でなければ)


今は何とかなっている

お仕事をくれた皆さま、本当にありがとうございます!
いまも引き続き3社でお仕事をさせていただいている。全てで結果を残したいし、事業を伸ばす一助に必ずなりたい。これらは、当分続けていこうと思っている。なぜなら、楽しいから。


スタートアップ企業と聞くと、VCから資金調達して、自社サービスぐんぐん伸ばしてみたいなイメージがある。実際にそうだと思う。

僕もそういう心意気だった。いまもそういう部分も持っている。でも、一般的なスタートアップ企業とはもう違う。定義とかはどうでもいいけど、自分の中ではかなり大きな変化だった。意識を変えた。視座を変えた。

「世界を変えたい」そんなことは今は考えていない。
弊社のビジョンは「世界中の人たちと視野を広げる」

とても大きなビジョンである。それは変わっていない。ただ、追い求めていない。いまを必死に生きるその延長として、そのビジョンを叶えていきたい。ニュアンスの違いかもしれないが、個人的には大きな変化である。

サービスは閉じない。続ける。一般論では、間違えているかもしれない。続ける先に何かが見える気がする。わからないけど、やってみる。


堅苦しい話は一旦終わりにしよう。

いや、ちょっと続きそうだけど。誕生日の日にも書いたが、妻は偉大。偉大すぎる。

結婚した年に起業して、年収60万の旦那。最悪すぎる。何を考えているんだ。頭おかしすぎるだろ。そんなことは一度も言われなかった。「必死にもがいたらいいんじゃない?」「そんな簡単じゃない。頑張るしかない」彼女は、マイナスな発言は一切しなかった。絶対に不安だったと思う。逆の立場だったら不安でしかない。

2022年の大黒柱は妻だった。妻は偉大。

2023年以降も妻が強いことに変わりはありません(意味はお考えください)


まとめ

ここまで4,000字くらいで、この一年を振り返ってみた。反省しかない。改善できることはいっぱいある。客観的に見ると、いやいや。って思うことはたくさんあると思う。自分でもそう思う。でも、やってみるとそうはいかないものなんだ。実際に失敗して学ぶ。2023年もたくさん失敗するだろうし、上手くいくことなんてほぼないと思う。もがき続けていきたい。

その先にどんな結果が待っていようと構わない。いまやっていることはいつか役に立つと思う。大学一年生の時に野球部を辞めた時は、人生終わったと思った。これまでの人生の大半を野球に捧げてきたから。野球のスキルは社会では何も活かせないと思っていた。でも、実際は違った。野球で培った耐久性は今に生きている。あの時の苦しみがあるおかげで、起こる大半のことはあの時より辛くないと思える。

大学生でたくさん旅をした。就活の時、何の意味があったんだろうと思ったことがある。意味はあった。確実に今に生きている。家があるだけで、素晴らしいと思える。飲食店で水が出てくるだけで最高だと感じる。

いつか何らかの形で、全ての経験が役に立つ。だからやりたいと思うことを、楽しいと感じることを精一杯やりたいと思う。


この話は、美談ではない。誰しもが経験すべきことではないし、しなくていいと思う。お金は大事だ、生きていけなくなるから。役員報酬5万円は、そこそこ貯金がないと辛いぞ。社会保険と年金高すぎるな?税金もね。年収60万円で結婚できると思うなよ。レアケースだ。奥さんが相当苦労するし、不安になる。絶対にやめた方がいい。一般的には夫婦生活に響く。生活できる程度にお金を稼ぎながら、サービス作る方が精神的にはいいぞ。良し悪しあるけどね。このnoteで自分の能力のなさが露呈してしまうのは、泣けるけど。こんな僕でも生きていけている。若者よ一緒にチャレンジをしよう!価値観や生き方は様々だ、否定するものでもされるものでもない。みんな違ってみんないいんだ。それぞれの場所で楽しもう。


2023年はどんな年になるでしょうか?僕にも想像できません。2022年同様に良い一年になることは間違いないでしょう。紆余曲折していい、波乱万丈なんて最高だ。これを読んであなたは、何を感じるでしょうか。クスッと笑えたり、こいつよりも自分の方ができるわ!とポジティブに思ってくれたら嬉しいです!

あらを

知ってた?「もみじまんじゅう」ってもみじの形してないものもあるらしいよ!

そういえば、毎日エッセイも書いてた。自分で言うけど、個人的には結構おもろい。(そういうのって他人が見るとそうでもない。笑)

2023年は、新しく何かを始めてみようと思っています。英会話・新サービス等々。勝井嵐史の紆余曲折・波乱万丈一年間2023年verをお楽しみに。

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