新士 悟

読み方は「アラシサトル」。短編小説のように日記を書きます。カテゴリについてはマガジンの…

新士 悟

読み方は「アラシサトル」。短編小説のように日記を書きます。カテゴリについてはマガジンの方を参照願います。

マガジン

  • シャニマス

    素晴らしき狂いの集成(シャニマス関連の好きな記事)。

  • 新士悟の日記[#N]

    小説のような日記です。[#N]のナンバリングで更新。

  • 新士悟の感想文[#K]

    [#K]のナンバリングで更新。

最近の記事

所詮は遊び/所詮は日常/所詮は人生『ボドゲデイズ』感想

0.はじめに 思ってたより動くメロンパン(以下、動メロ)の新士悟です。 先日2023/5/21に開催された文学フリマ東京36にサークルとして参加しました。 動メロで文フリ東京に参加するのは二回目、個人参加も含めれば四回目の参加でした。動メロのホームは文フリ福岡なのだけど、東京に参加すると毎回規模のデカさにびびりますね。端に立つと対向が見通せないもの。さらに第二会場に足を踏み入れた時は「まだ……こんなに世界が広がっているだと……!?」と二度ビビりました。来場者の数も歴代トッ

    • 2022年の創作活動まとめ、2023の抱負[日記#008]

      あけましておめでとうございます。 アラシサトルです。 嗚呼、明けてしまいましたね。 2022年、俺は何をやっていたのか。 気づいたらnoteのロゴも変わってるし。 茶番は置いといて、(私の中では)恒例となっている過去一年の創作活動の振り返りと、これから一年の展望をつらつらと語っていきましょうかね。 1.2022年の創作実績■アイドルマスターシャイニーカラーズ二次創作小説本「One hundred years Carat」制作。  -新規短編「神様前夜」を執筆(約1万字)

      • 2021年の創作活動まとめ、2022の抱負[日記#007]

        あけましておめでとうございます。 アラシサトルです。 嗚呼、明けてしまいましたね。 2021年、俺は何をやっていたんだろうか。 仕事が忙しいのを言い訳にしてロクに創作ができなかった。 ……ん。去年も同じこと言ってた気がするね。 茶番は置いといて、去年から始めた過去一年の創作の振り返りと、これから一年の展望をつらつらと語っていきましょうかね。 1.2021年の創作実績■暗号アンソロジーへの寄稿  -新規短編「絶滅前夜」を執筆(約1万5千字) ■島アンソロジーへの寄稿  -新

        • 「もっと上手に世を渡れたら」/島アンソロジー参加作品 [小説]

          「もっと上手に世を渡れたら」   1  何度も口にしてきた。  わたしは女の子がほしい、って。  あなたの瞳が泳ぐのを見つめながら何度も想いを伝えてきた。でも女の子ができる前にあなたは消えてしまった。 「ねえ、ママ。ぼく、なみのおとをもってかえりたいんだ」  ノイズが引いては遠ざかっていく。かぎ爪のような跡が砂浜に残る。薄い地表が削り取られた底には貝殻の欠片が海をまとって輝いていた。 「ミキちゃんがいってたんだ……かいがらには、なみのおとがはいってるんだって」  わたしの

        所詮は遊び/所詮は日常/所詮は人生『ボドゲデイズ』感想

        マガジン

        • シャニマス
          9本
        • 新士悟の日記[#N]
          6本
        • 新士悟の感想文[#K]
          1本

        記事

          2020年の創作活動まとめ、2021の抱負[日記006]

          あけましておめでとうございます。 アラシサトルです。 嗚呼、明けてしまいましたね。 2020年、俺は何をやっていたのだろうか。 仕事が忙しいのを言い訳にしてロクに創作ができなかった。 ……と思ったけれど、実のところ文字数的にはかなり書けていたっぽい。 あくまで当社比。けして満足はできない。 1.2020年の執筆実績■個人誌「エンド・ロール」の制作  -新規短編「エンド・ロール」を執筆(約2万8千字) ■新規長編「Father's Works」の制作  -未公開長編の執筆中

          2020年の創作活動まとめ、2021の抱負[日記006]

          表現者と創作物の悲惨な関係性とは。『エンド・ロール』、冒頭7,000字試し読み

          第三十一回文学フリマ東京にて頒布予定のSF短編集「エンドロール」より、表題作『エンド・ロール』の冒頭7,000字を試し読みとして掲載します。本短編集はkindle版も公開予定なので、気になった方は是非Twitter(@satoru_arasi)のフォローをお願いします。      1 「そろそろ彼女の声も消えてきたかしら」  アクリル越しの第一声は決まってこれだ。  そして私の返答も基本的には変わらない。ただ、多少のバリエーションは持たせるように努めている。何分実績の少な

          表現者と創作物の悲惨な関係性とは。『エンド・ロール』、冒頭7,000字試し読み

          第三十一回文学フリマ東京に出店します[日記005]

          2020年11月22日開催予定の第三十一回文学フリマ東京に「新士悟のSF工房」というサークル名にて出展します。 SF小説集「エンド・ロール」を新刊として発表予定。 前回発表の「have read an All」と異なり、大学時代のサークル発表作は含まれません。ほぼすべてが新規発表作です。 以下、簡単に各作品の紹介を。 ■仔前田コウタがふとんシティで連続殺人犯を捕まえ、英雄となり、幸せになる話 トップバッターは新士悟的には珍しい不条理ギャグ小説。これをSFと呼ぶのかは怪し

          第三十一回文学フリマ東京に出店します[日記005]

          ハイキュー最終話に向けて[日記004]

          ハイキュー!!が終わる。 週刊少年ジャンプにて8年に亘り連載されたスポーツ漫画、ハイキュー!!。 多くの感動を生み出したハイキュー!! 僕に生きる活力をくれたハイキュー!! あと数時間でハイキュー!!が終わる。僕たちはその事実を受け止めなければならない。ありがとう。素晴らしいキャラクターを、素晴らしいストーリーを、素晴らしい名言を、素晴らしい構成を、 そして、素晴らしいサブタイトルをありがとう。 ハイキュー!!の素晴らしいところを挙げ始めるとキリがない。なので僕が語るの

          ハイキュー最終話に向けて[日記004]

          道徳的ではない僕たちへの応援歌『天気の子』感想

          2019年に公開された新海誠監督の「天気の子」のパッケージ版が発売された。Amazonのダウンロード版を購入して再鑑賞したので感想を書く。 ネタバレ全開で行くので見てない人はブラウザバックで。 なおダウンロード版は500円くらいでレンタルできるので、自粛のお供にぴったりだ。時期的に少し遅いかもしれないけど。 あらすじ。 新海誠を指して「セカイ系の名手」と呼ぶ声をよく聞くけれど、実はよく理解できていない。そもそも世界系の定義が不安定だ。 よく囁かれるのは「きみとぼくの関

          道徳的ではない僕たちへの応援歌『天気の子』感想

          第二十六回文学フリマ東京 お品書き

          第二十六回文学フリマ東京 お品書き

          第二十六回文学フリマ東京に出展します[日記003]

          2018年5月6日開催予定の第二十六回文学フリマ東京に「世界の背骨を抜かれた男」というサークル名にて出展します。 執筆歴6年目を迎えたいま、自分が5年間という年月を執筆活動に費やしてきたことに気づきました。 5年。それは1つの節目となる期間と言えるでしょう。今回は、その期間に生み出した物語を記録として集成しました。 個人的に思い入れのある「have read an All」を初めて紙の書籍として掲載、自己ベスト作品の「My heart is not in the hear

          第二十六回文学フリマ東京に出展します[日記003]

          米澤穂信講演会レポート(11/12 @太刀洗町立図書館)[日記002]

          本記事は、平成28年11月12日に福岡県大刀洗町立図書館にて開催された「米澤穂信講演会」のレポートとなります。この講演会の内容は、雑誌『ミステリーズ!』に公式的にまとめられるそうです。そこで詳細な話はここでは控え、部分的な抜粋という形に留めさせていただきます。全容を知りたい方は『ミステリーズ!』の2017年2月号を購入しましょう。 しかし、出版社による公式レポートが雑誌に掲載されるからといって、会場でのアナウンスがなかった以上、僕のような一般愛読者が遠慮する必要は本来ありま

          米澤穂信講演会レポート(11/12 @太刀洗町立図書館)[日記002]

          ニコチンのこと[日記001]

          嗜み程度にちびちびと喫煙をしているのだけど、最近ついにニコチンに捕まってしまったらしい。三日に一度くらいのペースで無性に吸いたくなる。もちろんタバコが身体に悪いということは百も承知である。いつの日か癌になって後悔することも折り込み済みだ。「やっぱりタバコなど吸わなければ良かった」と余命を指折り数えながらぷるぷる震えること間違いなしである。しかしどうしてもやめられない。……いや嘘だ。僕はたぶんタバコをやめると奮い立ちさえすれば、いつでもやめられるに違いない。 これまでニコチン

          ニコチンのこと[日記001]