キャリアを考える。○○×○○

『マルチ・ポテンシャライト』という本を買った。

TEDトークで有名だとか。

前に自己啓発系の本を読んでいたときだか、
転職活動をしていたときだかに、

スキル一本で個性を出していくのは難しい。

とかなんとかそんなことを考えていた。
たぶんどこかの受け売りだとは思うけど。

どんな業界、分野であってもその道のプロというのはいて、
同じような志をもっていても、
たいていの人はその高みまでは上っていけない。

であれば、親和性の高い複数スキル、
もしくは対角にあるような複数スキルを身につけて、
スキル同士を融合させて自分の価値を高めていく。

そういうことが大事なのではないかと考えていた。

以前は自分の専門分野にプラスして、
自分で発信していく力(ネットリテラシー的な)を足して、
自分の存在をアピールしていくのが流行りだったような気がする。

今はそういった発信力はもはや基本スキルと呼べるレベルになっていて、
何と何を組み合わせていくか、
それをどういった方法でどの層にアピールしていくか。
そのへんが大事になってきた気がする。

ドラッカーのマネジメントが流行った時でも、
専門スキル×マネジメント力みたいな風潮はあった。
でもそれはよくよく考えれば、
プレイヤーからマネジャーになるために必須なことで、
サラリーマン社会では別に普通のことだと思う。

年功序列型だとたぶんちょっと違うのかもしれないけど、
でもだからこそスキルとしてのマネジメント力が問われ、
流行ったんだとも思う。
稼げる人間だからといって稼げる人間を育てられるわけじゃない。
別スキルだから。

だから別に複合スキルって目新しいわけじゃなくて、
なんだかんだ存在していたはず。

ただ広く一般的に求められるようになっただけ。

今の自分にとって、

管理業×○○

の○○を何にするか。今のところ、

管理業×建築

が濃厚なわけだけど、そこにもう一つ足していきたい。
そこが自分らしさだと思うから。

管理業×建築×○○

ここまでやってようやく個性が出てくるのではないか。
名前で勝負できるようになるのではないか。
そう思ったりするわけです。

たぶん最後の〇〇は空間とか、生活とか、衣食住とかが入ってくると思う。
やっぱりそこが自分にとっての肝だと思うから。
ありきたりだけど「人」に焦点をあてたとき、
ここがスタートラインで、ゴールだから。

だからもしかしたら最終的には最初の管理業も変わってくるかもしれない。
今のところスキルの根幹がそれだから。
でもキャリアのスタートはオーダースーツで、
そこは最後の○○に関わってきてる。
スーツ単体ではなくてスーツを通したその先に何を見たか。

○○×建築×(空間or生活or衣食住)

でも今は管理業×建築×○○なわけで。

○○によってベストな建築はどの分野か。
ということに落ち着いてくるんだと思うし、
実際ここで悩んでいるんだと思う。

目先の食い扶持のことも大事だけど、
そこをしっかり見極めていきたい、と思う。

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