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【FacTransPro/E-M1 IIIの紹介】3Dデジタルアーカイブにオススメな3つの理由

株式会社Arcana製作所の製品にFacTransPro/E-M1 III(以下FacTransPro)が新たに加わりました。(プレスリリース記事
OMデジタルソリューションズ株式会社様の協力のもと、弊社独自の照明システム「Feature LED」とOM SYSTEMのミラーレス一眼カメラの組み合わせで実現した、高精細3Dスキャナーシステムです。
今回、この製品が3Dデジタルアーカイブにオススメな理由をいくつかご紹介致します。

理由その1:高品質なフルカラーテクスチャ生成

現在市販されている一般的な3Dスキャナは、形状データを取得することに重きをおいており、きちんとしたカラー情報を取得できる製品は多くありません。また、カラー情報を取得できる製品であっても、黒色や光沢面をもつスキャン対象に対しては白色の昇華スプレーを吹くことが前提となっているものも多いため、得られるカラー情報は白っぽくなり、実物とはかけ離れた見た目となってしまいます。

昇華スプレーを吹き付けた状態

FacTransProではこうした昇華スプレーの代わりに、「Featureインク」(フィーチャーインク)をスプレーします。Featureインクは可視光下では無色透明なのでカラー情報への影響はほぼ無くスキャンが可能となります。(弊社のスキャンシステムの基本原理についてはこちらを参照ください。)
3Dデジタルアーカイブにおいて重要なリアルな見た目を求めたい場合にオススメです。(Featureインクを使わないスキャンも可能です)

左:他社製品のスキャン 右:FacTransProのスキャン

以下から比較データの確認ができます。

理由その2:効率的なワークフロー

FacTransProの専用ソフトであるFacTransAppProでは3Dデータを効率よく作成するために、ほとんどの機能が自動化されています。そのため誰でも簡単に扱うことができます。また、多くの3Dスキャンアプリはメッシュ生成中は他の作業が行えませんが、FacTransAppProは時間のかかるメッシュ生成中に次の撮影作業を実行することができ、作業を効率化します。
参考実績として、鯨の骨格標本のスキャンを実施した際には2日で40個ほどのスキャンが可能でした。
標本や埋蔵物など、アーカイブ化するものが大量にある場合にオススメです。

ワークフロー比較

理由その3:ワイドレンジなスキャンサイズ

一般的な3Dスキャナは100mm以下大きさの対象物をスキャンすることが難しく、小さなものをスキャンする際は専用のスキャナに切り替えるなど、スキャナの使い分けが必要です。
FacTransProでは12-40mmズームレンズを使用しているので、小さなものから大きなものまで幅広いスキャンサイズを一台でカバー可能です。
以下のように100円サイズから300mm近いものまでスキャンできるので、
大小様々なものをアーカイブ化するのにオススメです。

販売について

すでに一般販売を開始しております。
弊社販売サイトもしくはOMデジタルソリューションズ様のオンラインストアよりご購入頂けます。
ご購入前に製品の詳細を更に知りたい場合や、デモなどのご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。(弊社HP/Twitter

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