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あいちトリエンナーレにて開催中のChilla(チッラー)のインスタレーションに参加してきた

あいちトリエンナーレにて開催中のChilla(チッラー)のインスタレーションに参加してきました。会場はなごのアジール。すごかった、というか凄まじかったです。でも一歩会場に足を踏み入れて、ここにはずっといられるな、と思った通り、13時から小時の休憩を挟んで20時まで、ずっと練習を聴くことができました。 練習は8拍子、9拍子、7拍子…と徐々に拍子が移り変わっていく。ハルモニウムの伴奏と一緒に練習したり、メトロノームを使ったり(!)、タブラボルを唱えたり、様々な方法で練習していまし

    • パンの耳

      今朝のパンの耳が消えた事件。 先日父が近所のパン屋さんでパンの耳を買ってきた。いつもよりも厚切りでふかふか。 母「なんかこのパンの耳ふかふかね」 私「こんなに厚く切ったらサンドウィッチにする分少なくなっちゃわないかな」 母「ママもそれを心配しているの」 そして、赤丸さんのサンドウィッチがこんなに小さくなっちゃったらどうしよう〜と笑っていた。パンの耳を別に作っているのかな、と言ったら 「そんなわけないでしょう、パンの耳だけ作るなんてありえない」 と却下されたが、私の言いたかった

      • 法悦の詩〜読響 第584回 定期演奏会

        2019年1月18日(金)読響 第584回 定期演奏会 於:サントリーホール/19時開演 指揮:山田和樹 ピアノ:小菅 優 コンサートマスター:長原幸太 諸井三郎 交響的断章 藤倉大 ピアノ協奏曲 第3番 〈インパルス〉 ワーグナー 舞台神聖祭典劇 〈パルジファル〉から第1幕への前奏曲 スクリャービン 交響曲 第4番 〈法悦の詩〉作品54 今年初めてのコンサート。 コンサートに行くこと自体久しぶりだったので、それだけでもワクワクし、会場に向かう間もニコニコが止まりませんで

        • 「音楽で描く世界地図 〜アンセムプロジェクト Road to 2020」を聴いて

          日時:2018年2月20日(火)13時半開演 場所:東京オペラシティコンサートホール 演奏:山田和樹 指揮、東京混声合唱団、ピアノ 萩原麻未 久々の合唱の演奏会。とても楽しかったです。 人の歌声、それも大勢の人の声が合わさって生み出される音楽の魅力をたっぷりと味わえたひとときでした。合唱の豊かで繊細な響き、ピアノの柔らかく細く美しい音色、そして指揮の身振りの綺麗なこと。みんな楽しそうだった。 第一部は「音楽で描く世界地図」、地球上の各地域から七ヶ国の国歌と愛唱歌が選ばれて

        あいちトリエンナーレにて開催中のChilla(チッラー)のインスタレーションに参加してきた

          夢の話

          ご飯をもう一度炊こうとしたらお米がなくて、仕方がないのでパンを削ってパン粉からドーナツを作ろうとしている、という夢をみました。そして弟が羊の上のヤギの上に座って遊んでいました。 それからキセルの二人がサーフボードに乗ってそれを風を切って走る自動車から眺めている。MVみたい。サーフボードは海ではなく道路の上で、水色のセロハンの中波に乗り、時折逆さになったりしながら進む。セロハンを抜けて鄙びた田舎の景色、道端でまたパン粉を作っていたら超小型自動車に一人ずつ乗ったおばあさんが二、三

          インド音楽ライブ二夜

          2017年6月4日(日)19:30開演 《シタールとモールシンとムリダンガムとタブラと》音や金時 2017年6月7日(水)19:30開演 《アルナングシュ・チョウドリィ来日公演》武蔵野公会堂ホール 6月4日、日曜の夜は音や金時でインド音楽のライブがありました。この日の編成はちょっと珍しくて、北インド古典音楽にはおなじみのタブラとシタールに、南インド音楽の楽器、口琴のモールシンと太鼓ムリダンガムが入る、そういう編成でした。 ライブは前半と後半で一曲ずつ行われました。前半の

          インド音楽ライブ二夜

          山田和樹 マーラー・ツィクルス 第8回

          6月4日(日) 15時開演 於Bunkamuraオーチャードホール 武満徹:星・島(スター・アイル) マーラー:交響曲第八番 変ホ長調「千人の交響曲」 6月4日オーチャードホールにて行われたコンサートの感想です。 マーラーの第八番は、その場にいたことだけで、音楽が鳴り響いている時間を共有したことだけで価値があると思えるような演奏でした。終章近く、それまで宇宙の真理を隠していた神秘的なヴェールが開かれ、全く新しい音響が鳴り出す瞬間がありました。以前も同じように山田和樹さ

          山田和樹 マーラー・ツィクルス 第8回

          ここ二、三日のこと

          水曜日  更新期限の終わる一日前に滑り込みで免許を更新。職場で「今日は免許を更新してきました」と言ったら「免許持ってるの?!」と驚かれました。「マニュアルです」とがりさん「へえ、私は普通」趙さん「私もオートマ、でもペーパーで全然運転しない。もうわからないですよ、足を踏むところどっちがアクセルでどっちがもう一つの方か、ええと」「ブレーキですか?」とがりさん「それすらももうわからないんだ」と笑いながら。 この日はアナウンサーのミクさんがマルタバというインドネシアのホットケーキ

          ここ二、三日のこと

          「世界会議」@吉祥寺シアター

          生と死のあわいで踊り続ける七人の亡霊を見た。亡霊たちも自分が生きていたいのか死んでいたいのかわからないみたい、歩いたり静止したり倒れたり、回転したり飛び跳ねたり。いつも少し苦しそう(あるいは不自由そう)、よくわからないけれどここが居心地の悪い場所だと感じていて、現状から抜け出そうともがいているようでした。 亡霊も物を食べたり争ったり愛し合ったりするんだ、苦しんだり恐怖に怯えたり笑ったり…これはまるで生者ではないか、亡霊に仮託された私たちの姿ではないかと思いました。 日々の

          「世界会議」@吉祥寺シアター

          2017年1月8日 440ランチライブ

          8日の440ランチライブの感想。編成はタブラとドラムとエレキヴァイオリン、通常は音楽の土台を作るリズムが前面に出て、旋律は合いの手や伴奏、または通奏低音のようにその背後で鳴っている(ように聴こえる)不思議な音楽でした。かといって打楽器の音から旋律が聞こえてこないわけではないのです。 旋律的なリズムを生み出すことーータブラにしろドラムにしろ、旋律が聞こえてくるように太鼓を鳴らすのは、並大抵なことではないと思います。旋律とリズムの境で楽器が鳴っていたようでした。特にドラムは音が

          2017年1月8日 440ランチライブ