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マルチディスプレイは浪漫

シングル~トリプルディスプレイ

作業性も格段に上がりますし、PCではデュアル・トリプルディスプレイで運用をしている方も多いと思います。

私の世間一般的には貧弱ポンコツマシンに分類されるであろうメインPCも、グラフィックスボードからDisplayPort、HDMI、DVIの出力可能なのでこれでまずトリプルディスプレイが構築できます。

GeForce GTX 1050 Ti

接続はこんな感じになっています。

トリプルディスプレイの配線

3台あれば基本事足りるのですが、ちょっとネタ的に今の自分の手持ち機器の範囲でその先を目指してみようかと思います。

クアッドディスプレイ

DTU-1141。今から1年ちょっと前、比較的安価に入手できる昔の液晶ペンタブレットを色々物色していたときに見つけたこの機種。10.1型FHD、筆圧1024レベル、重量わずか800g、USB接続、中古オークション相場約8000円(当時)といろいろ面白そうなので試しに購入。液タブとしての実力はそこそこなものの、手書きもでき、取り回しが便利なサブディスプレイという観点から考えると思っていたよりも使える機種でした。

購入時点ではそこまで注目していなかったDisplayLinkドライバによるUSB接続。これのおかげでディスプレイの同時表示枠がさらに一つ増えました。実際にこの構成にして作業することは稀ですけどね。主な運用法は夏の暑い時期に2の液タブがかなり熱を持つので、2を切って4の方で作業するとか動画を観ながら作業する時の表示専用にするとか、ですね。

クアッドディスプレイの画面配置
クアッドディスプレイの配線

ペンタディスプレイ

スマホやタブレットなどの携帯端末の液晶。年々小型高画質化が進んでいます。これを外部ディスプレイとしてPCなどの映像を映せたらいいですよね。ですが標準でそのような機能を持っている機種はほぼ皆無です。数年前どうにかならないかな…なんて思い調べていた時見つけたのがTwomonUSBというアプリ。携帯端末とPCにそれぞれアプリを入れ、USBで繋ぐことにより携帯端末がPCの外部ディスプレイとして動作するようになるという当時の自分にとっては夢のアプリ。有料アプリでしたが本当に携帯端末をPCの外部ディスプレイにできるなら安いもの。早速導入しました。

しかしこのアプリ導入が少し面倒とか割と遅延があったりとかトリプルディスプレイ以上の環境に接続した場合ミラーモードでしか動作しないという致命的な問題があったりしてあまり活用することも無くなっていきました。

それから数年後、サブPCにサブディスプレイが欲しくなりこのアプリの存在を思い出しました。アプリの名前を忘れていたので「タブレット サブディスプレイ」で検索。すると期待したTwomonUSBの名前はほとんど出てこずその代わりに目についたのが「SpaceDesk」と「Duet Display」でした。

どちらもTwomonUSBと同じような動作をするアプリでしたが、SpaceDeskは無料かつ無線(Wi-Fi)での運用が可能ということで入れてみました。

設置はPC・携帯端末(ここではAndroidスマホ・タブ)にアプリを入れて実行するのみ(場合によってはPCのIPアドレスを入れる必要あり)と超簡単。無線ということで多少遅延が気になったものの無料であることを考えると感謝しかないレベル。これはいい、ということでメインPCでも試してみましたがTwomonUSBでのトリプルディスプレイの呪縛みたいなこともなく、普通に拡張ディスプレイ扱いになってました。タッチ操作も可能です。


ペンタディスプレイの画面配置
ペンタディスプレイの配線

ヘキサディスプレイ

さて、この次はどうするか。追加機器を購入すればいくらでも方法はあるでしょうが、あくまで今回の目的は現状の手持ちの機器でどうするかということ。少し考えましたが一つ思い浮かびました。

なんですか、これ?

突然現れた怪しい物体。これは知る人ぞ知る、なんて大層な物ではありませんがGPUでお馴染みNVIDIAが発売しているSHIELD TVというものです。いわゆるAndroid TV Boxってやつで、これはその2017年版16GBモデルです。

実はこのSHIELD TV、Chromecastが内蔵されています。つまりChromeのタブをキャストしてやれば6画面目になるじゃん!ってことで

汚いデスクトップ周りでサーセン

少々無理やり感は拭えませんが、とりあえずヘキサディスプレイ完成です。当然ですがChromecast接続なのでディスプレイ設定に6台目は現れません。

ヘキサディスプレイの配線

無論こんな状態で作業するなんてありえませんし、仮にあったとしてもそのうちいくつかの画面は完全に切り離してその機種・端末で単独表示させた方が多分マシなはずです。あくまでネタ、あくまで浪漫なのです。

ヘプタディスプレイ~

実はこんな物もありました。

製品名USB Type C HDMI アダプタ USB Type C VGA 変換 Type C ハブ 4in1 4K 解像度 hdmiポート+VGAポート+USB 3.0高速ポート+USBタイプC高速PD充電ポート 4-in-1 変換 アダプタ UHDコンバータという長ったらしい名前ですが、要はスマホ等のType CからHDMI出力して画面を外部ディスプレイに映そう的な商品です。ちなみにUSB Type Cは様々な規格が複雑に絡み合って正直私イマイチ理解できていません。これと全く同じ商品は二度と在庫が復活しない系の品切れ中でしたが、同等と思われる製品はこちら

ただ今購入するなら値段も大して変わらない上にVGAは消えてるけど他のスロットはマシマシのこちらの方がいいかも知れません。

このガジェット、手持ちのスマホ、Xperia10Ⅲの画面をDisplayPort Alt Modeでディスプレイ出力するのにたまに使っています。これをPCで使えば…と思いましたが私のポンコツメインマシンにはUSB Type Cは生えていません。そこでまたまた怪しいブツ登場

Type C → Type A

USB Type C を USB Type A に変換するアダプタ。普通の変換アダプタに見えますが、実はこれ規格外の製品です。しかしPCガジェット好きとしてはこんなヘンテコアイテム所持しないわけにはいかない、と思いとりあえず購入してしまいました。意外といろいろ便利に使えています。

先程のコンバータの先っぽのType Cにこちらを挿し、外部ディスプレイその他諸々を繋ぎPCに接続!!しましたが無反応。やっぱり駄目っぽいですね。ちなみにPCその他は壊れたりはせず無事な模様です。

PCIにType Cを生やすカードとかを利用すれば何とかなりそうな気もしますが今回の趣旨から逸れますし、今のところPC本体からType Cを生やす必要性はあまり感じていませんので現状ではスルーということで。いつかType Cを生やすことがあったら挑戦してみましょう。

これでお終い、と〆ようと思った所ちょっとした疑問が。

SpaceDeskって接続1台のみなの?複数台いけるの?

これは簡単に検証できるので早速複数端末にSpaceDeskをインストール。接続してみました。

わけがわからないよ

上の図、1~3までは普通のディスプレイ。つまり4~7までの4台が全部SpaceDeskで接続したタブレット・スマホ。別に4台が限界だったわけではなくて何台でもいけそうだったのですが、少しラグが酷くなってきたのでここで打ち切っただけの話です。未検証ですがCPU・GPU・回線・そして所持端末数の許す限り何台でも行けそうです。

いつか時間に余裕がある時にでも何台いけるか試してみましょうかね。限りなく無意味な気もしますが。

#マルチディスプレイ #DTU1141 #SpaceDesk #TwomonUSB #Chromecast #SHIELDTV


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