ウマ娘POG22-23途中経過

2022年が終わり、2歳馬が一律で年齢加算されたので途中経過と雑感を書き記していこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

1.ルール・指名馬のおさらい

ルールと指名馬のおさらいですが…
過去の投稿を見て頂いた方が私としても楽だしそもそもが早いと思うのでそちらをご覧ください←

2.指名馬の現状と今後の見通し

先の記事とは順番を変更し、現状の活躍馬順での掲載になります。

1.ドゥラエレーデ(マルケッサの2020)

競争成績 5戦2勝(2-1-0-2)
2022/06/26 2歳新馬 阪神芝1800m 5着
2022/08/06 2歳未勝利 札幌芝1800m 2着
2022/08/20 2歳未勝利 札幌ダ1700m 1着
2022/11/19 東京スポーツ杯2歳S G2 東京芝1800m 4着
2022/12/28 ホープフルS G1 中山芝2000m 1着

母母マルペンサがHaloの4×3を持っており、そこにサンデーサイレンス系のオルフェーヴルを重ねた上でドゥラメンテを付けているためドゥラメンテ産駒における若駒時の弱点である俊敏性の不足を補っている点を期待して指名したが、トニービンとノーザンテーストの4・5×6・5の絶大なHyperionやオルフェーヴルの持つRough Shod等の影響からキレる足は無いものの太くスタミナを感じさせる走りで予想とは完全に真逆の性質を見せている。
キレはしないが、2歩目3歩目が踏み込んでいけるタイプ故に逃げや番手から力強く押し切ることができる為、皐月賞・ダービーではダートの未勝利戦・東スポ杯2歳S・そしてホープフルS同様の押し切り勝ちは大いにありうる。
イメージとしては2018年皐月賞馬エポカドーロが近い。
余談にはなるが、ホープフルSは全然勝ち目があると思って見ていたが仕事していて馬券は買えず。
この分は皐月賞・ダービーで色を付けて返して欲しいところだ←

2.ダイヤモンドハンズ(メチャコルタの2020)

競争成績 2戦1勝(1-0-1-0)
2022/06/04 2歳新馬 中京芝1600m 1着
2022/09/03 札幌2歳S G3 札幌芝1800m 3着

現3歳世代西の1番星であからさまに距離が足りていない中を強引に制し、その先のローテにかなり幅を広げられたことから指名したが、札幌2歳S後に骨折が判明し現在療養中。
早期に勝ち上がったアドバンテージは失われてしまった。
結果として2馬身半遅れたものの、ほぼ最後方から上がり3F最速を繰り出して上位に迫った札幌2歳Sは賞金加算こそならなかったものの今後に向けて課題を洗い出すには上々の内容ではあった。
現在トレッドミル運動を行っている中で脚元は安定している様子で坂路調教を開始した模様。
確実な賞金加算が求められる為ハードルは一気に上がってしまったが、広いコースが良さそうなだけに無理して皐月賞を目指すより青葉賞からダービーへという青写真はいかがだろうか。
何にせよこの怪我による休養がいい方向に繋がって欲しい。

3.ノッキングポイント(チェッキーノの2020)

競争成績 3戦1勝(1-0-0-2)
2022/06/04 2歳新馬 東京芝1600m 1着
2022/10/08 サウジアラビアRC G3 東京芝1600m 4着
2023/01/05 ジュニアC L 中山芝1600m 6着

こちらは東の1番星。
新馬戦特有のスローペースだったとはいえ2歳6月であることを考えると上がり3F33.2は破格の内容であり、そこから成長することによって追走ペースを上げて父モーリスを超える活躍を…と思っていたがそこからが続かなかった。
それもそのはずで新馬戦の前後半が48.9-46.4の後傾2.5秒のスローに対してサウジアラビアRCは46.3-47.1の前傾0.8秒、先日のジュニアCは46.3-47.4の前傾1.1秒と下手に脚を溜められず、また、溜めていては置いていかれる展開。
晩成傾向のモーリス産駒かつサンデーサイレンスのクロスを持ち、ある程度溜めを効かせたい本馬にとってはこの流れで結果を出せ、というのは流石に酷だろう。
マイル戦ではここから先より追走ペースが上がることが予測される為、距離を伸ばしてゆったりとしたペース走ったところで大逆転、という形を期待したいところである。

4.オールマイデイズ(ロザリンドの2020)

競争成績 1戦0勝(0-0-0-1)
2022/11/27 2歳新馬 東京芝1800m 5着

好配合の良血馬故に新馬戦の1発クリアを期待していたが残念ながらそれは敵わず。
最後は伸びてはいたがエンジンの掛かりが余り良くない様でその辺りが当面の課題になりそうだが、長く脚を使いながらコーナーを曲がっていく中山等の小回りで意外と簡単にクリアしそうな気がしなくもない。
尚、現状リアルスティール産駒はMonevassiaによってディープインパクトのズブい部分が強調されている産駒が多い。
Storm Catで瞬発力を補強しているとはいえ、この様子を見ると新馬戦等早期の活躍を見込むには更に軽さを補完してやる必要がありそうだ。

5.スマッシュキング(スマッシュの2020)

競争成績 2戦0勝(0-0-0-2)
2022/07/31 2歳新馬 新潟芝1800m 10着
2022/11/13 2歳未勝利 福島芝2000m 13着

エピファネイア×キンカメ×サンデーのある種のテンプレ配合系で期待したが、気性面含めて正直なところ現状何かしらの良さがあるとは言えない状況である。
ただし、半兄スマッシャーは未勝利戦11着から盛り返して21年ユニコーンS制覇まで持っていった為まだ見限るのは早計だろう。
特にTT型と言われているエピファネイア産駒だけに良化が後ろにズレ込むのは大いにありうる話で、POG期間末にラッシュのように賞金加算してくる可能性に期待したい。

6.サンライズブラスト(ヘラルドスクエアの2020)

競争成績 1戦0勝(0-0-0-1)
2022/11/20 2歳新馬 阪神芝2000m 8着

新馬戦は着順と上がり3Fで言うと見どころは無いように感じられるが、常に促される形で追走し、3コーナーで評判馬タッチウッドに並びかけていくかなり強引な競馬。
11月後半でいくらスローペースとはいえ2歳新馬にいきなりこれをやらせるのは大分無理があるだろう。
程度は違うが、ペースが上がったタイミングで捲っていって脚を無くした18年宝塚記念のサトノダイヤモンドに似た乗り方を感じた。
やはりルメールにペース判断をさせるのは無理難題なのか…
サンデーサイレンスのクロスがある手前、溜めを効かせた方が良さそうなので次戦立て直してを期待したい。

7.エメイヴェイモン(ルシュクルの2020)

競争成績 2戦0勝(0-0-0-2)
2022/07/31 2歳新馬 新潟芝1400m 出走取消
2022/08/13 2歳新馬 新潟芝1400m 16着
2022/10/23 2歳未勝利 新潟芝1600m 11着

全体的にホームラン狙いのチョイスの中でかなり計算を立てられる存在として選択したが7月の新馬戦を外傷で取消、その後もとてもではないがセールスポイントを紹介できる状態ではない結果が続いている。
TT型のディープインパクト産駒である半兄・姉のブランボヌール・エントシャイデンを考えると距離を伸ばして何かしらの前進が、というのは正直期待しにくい。
1200m戦で大きく巻き返して欲しいところだが果たして…

8.ウインフロリゼル(アステュートの2020)
競争成績 2戦0勝(0-0-0-2)
2022/11/26 2歳新馬 東京芝1600m 10着
2022/12/18 2歳未勝利 阪神ダ1800m 12着

外厩先のチャンピオンヒルズに入厩当初は余りいい話が出てこず、デビューがかなり不安ではあったが、そこから一気に入厩まで辿り着く。
その為色々と期待したものの、12月の未勝利戦ではまさかのタイムオーバーというかなり苦しい状態に陥ってしまった。
ウインの現3歳勢では動きの良さはトップレベルと評されていた様なのでなんとか1つは良さを見せて欲しい。

9.メイショウアヤカゼ(メイショウボーテの2020)

競争成績 未出走

今思うと馬名も決まらず未入厩・未出走の方が可能性が高いトンデモ指名をしたもんだと思っていたが、馬名も決まり入厩。
後述するサトノエスポワールよりまさか先に目途が立つとは思わなかった。
現状Storm Catのクロスを持つキズナ産駒はハピに代表される様にかなりパワーに富む為ダートに出そうな気がするが、牝馬な分軽さから芝を使いそうな気がしなくもない。
その辺を含めて楽しみである。

10.サトノエスポワール(エリドゥバビロンの2020)

競争成績 未出走

まさかこの馬が何一つ音沙汰も無いまま2023年を迎えることになるとは思いませんでした。
クラブ馬では無いので情報が少ないのは仕方ないですが、とりあえず何かしらの動きを見せて欲しい…

3.現3歳世代の力感の雑感

2歳G1が終わり、本番に向けた世代限定重賞も本格化。
ここで全体的な世代の力感を考えたいと思います。

まずは3歳牡馬。
かなり多くの評判馬が重賞で負けていることから「レベルが低い」という風潮になっているみたいですが、個人的には「評判馬はスイートスポットの幅が狭い為苦戦し、対して前評判の高くない馬が順調に成長を重ねて活躍しているのが現状で混戦状態」というのが認識です。
朝日杯FS勝ち馬ドルチェモア・ホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデ辺りは派手なパフォーマンスを見せるタイプではないものの、割と柔軟に対応することで堅実に伸びているなと感じさせる一方で、新馬戦で派手目の走りをした馬は次走レースレベルが上がることで自分の形にならなくて負けるというのが多く見受けられます。
ただし、今はまだまだ伸び代のある時期。
ロジャーバローズがスプリングS後、弱点を克服し、一気に伸びあがって19年のダービーを制した様に、黒星が付いた馬はどこまで追いつき、追い越せるかがポイントです。

一方の牝馬ですが、リバティアイランドが2つ3つ抜けている状態であるのは間違いないかなと。
行き場を失い、後手を踏んで差し遅れたアルテミスSを踏まえて早い段階から前を捉えにかかった阪神JFは程度が違うものの、コントレイルとデアリングタクトを前で受けてかかった20年JCのアーモンドアイに近いものが感じられます。
粗を探すとしたら母ヤンキーローズがスプリントの強い豪州で活躍した血脈故にオークスで足元を掬われる可能性があるといったところでしょうが、血統そのものにはあまり不安にさせるところが見受けられない為、後は他路線の馬が更に伸びていくであろうリバティアイランドにどれだけ迫れるかが鍵になりそうです。

4.終わりに

まだ年が変わってここからが本番みたいなもんなので今まとめにかかるのは変な話なのですが、とりあえずドゥラエレーデがホームランを放ってくれてよかったです(笑)
リバティアイランドは前年のスターズオンアースの活躍から、ドルチェモアは謎の捻くれから候補に入れておきながら指名を外すという愚行を犯したのでもう既に後悔と反省ばかりという状態ですが、ここから指名馬たちが今の私を更に反省させるような超絶大活躍を見せてくれたらと思います←
本投稿はここまでになります、ありがとうございました。

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