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家事使用人にはなぜ女性が多いのか。

家事使用人といえば、制服姿の女性(メイド)を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、イギリスにおいて元々は、家事使用人は女性であったわけではありませんでした。 女性が圧倒的に多くなったのは、19世紀の現象なのです。

なぜ家事使用人は女性化したのでしょうか?

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とくに上流家庭では、工業化以前の時代は台所を中心とした家事においても男性の家事使用人の方が多かったそうです。男性の家事使用人はボーイと呼ばれます。

男子の使用人が減少した理由はいくつかありますが、大きな理由は工業化の発展にしたがって都市部での産業で男子労働者が必要になったからです。男子使用人の雇用に対してのみ税金がかけられたり、男子使用人の賃金が上昇したため、19世紀より、安く雇えてしかも従順な女子労働者が家事奉公をほぼ独占するようになりました。

「階段の下」の労働生活は決して楽なもので なく、とくに1人で何でもやる雑働き女中な どは、1日17時間も牛馬のように働かされた。 しかし、家事奉公は労働者階級の女性にとって「リスペクタブル」 な(上品な) 働き口とみなされた。主家の家庭のなかで監督されて働くからである。

それに、農村出身の少女には、将来の結婚に向けての良い訓練になると考えられたようである。

ー朝日百科世界の歴史 19世紀よりー

ところが、第一次世界大戦の影響で、

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