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ANGEL Dojo 2023に参加して学んだこと

AWS社主催の「ANGEL Dojo 2023」に参加したARI の3名のエンジニアに、どのような学びがあったのかをインタビューしました。


ANGEL Dojoとは?

「AWSで日本を元気に!」をテーマに、AWS社が主催する3か月のハッカソン型のトレーニングです。

ANGEL Dojo は参加企業から選出された4〜6名のメンバーでチームを組み、3ヶ月間でサービスの企画から実際にプロトタイプ作成をすることで、AWS を活用したチーム開発が体感できる実践型のトレーニングです。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/angel-dojo-2023-kickoff/ より抜粋

3か月のトレーニングの中で最初の1ヶ月は、企画フェーズとして、サービスのコンセプトを決定する期間。残り2ヶ月の設計・開発フェーズで、企画したサービスのプロトタイプを作成していきます。

ARIは3回目の参加となる2023年は、入社2-3年目の若手エンジニア3名が参加しました。

■ 参画当時のプロフィール
M.Mayuka:新卒入社3年目。インフラエンジニア。主にAWSを利用したクラウド基盤の設計・構築を担当。
K.Yuto:新卒入社3年目。アプリケーションエンジニア。主にバックエンド側の設計・開発を担当。
I.Takuya:新卒入社2年目。アプリケーションエンジニア。主にwebアプリケーションの設計・開発を担当。


ANGEL Dojoでは、実際どんなことをしたのですか?

K.Yuto
3か月のうち週2回。木、金曜日が活動日でした。
木曜日はワークショップや講義がメインの日で、金曜日はチームで開発をする日に設定されていました。
ワークショップでは、アジャイル開発や、 Working Backwards というAWS独自の企画提案の方法などについて学びました。

M.Mayuka
企画フェーズでは、 Working Backwards をもとに、ターゲットとなるお客様のペルソナから、何に困っているのかを洗い出す作業からスタートしました。
そこからお客様の根本的な課題を解決するサービスをチームで考えて
きました。

I.Takuya
サービスのアイディア出しは、チーム全員で。一人あたり40-50個くらい出したと思います。

M.Mayuka
アイディアはたくさん出たのですが、納得がいかず何度も何度も出し直しました。アイディアが固まるまで、時間がかかり苦労しましたが、最終的に良い方向にまとまりました。
そのあとアジャイルで実装していきました。振り返ると、週1回の限られた時間の中でやっていたので、バタバタしていました。

<チーム開発したサービスの構成図>
気候と予定に合わせたコーディネートの提案を、LINEを使って簡単に受け取れるサービス
バックエンドはサーバレスで、フロントエンドはSPAで構成。

<使用した技術>
AWS(特にLambda、DynamoDB) React LIFF(LINE Front-end Framework) ChatGPT


他の会社のエンジニアとチーム開発をしてどうでしたか?刺激を受けたことは?

M.Mayuka
私たちのチームは、ARIのエンジニア3名と、他の会社のエンジニアの方3名の二社混合の6名のチームでした。

最初は双方で遠慮があったように思いますが、作業するためにお互いのオフィスを行き来するうちに、自然と距離が縮まりました。
年齢も近いので、ざっくばらんに意見交換できる関係になっていきました。

私の場合、チームをまとめる役割をさせてもらえたことが、とても貴重な経験で学びになりました。
これまで業務では、チームメンバーとしてリーダーに頼ってきたのですが、今回自分がリーダーの立場になることで、リーダーの役割や責任などを実感することができました。
チームのためにすべきことは何か。など実践的に学べることが多く、良い機会を与えていただけなと思いました。

K.Yuto
同じチームのエンジニアが、企画や開発などいろいろな場面で、ChatGPTを積極的に活用していたのを間近で見て、影響を受けました。
「あーこう言う感じで使えばいいんだ!」と学びを得て、自分も即活用しました。
普段はバックエンドエンジニアとして Javaを使っていますが、 ANGEL Dojoではフロントエンドを担当していたので、使い慣れないReactでコードを書くときは、 ChatGPTが重宝しました。ANGEL Dojoで得たこれらの経験は、現在携わっている業務でも役立っていて、生産性の向上につながっていることを実感しています。

あとは、トレーニング中のワークショップや中間発表などで、いつも積極的に発言する人がいて、すごいなと刺激をもらいました。
自分は内向的な性格なのですが、彼らの姿勢を見習って、これからの業務で、積極的に発言や提案できるようになっていきたいなと思いました。

I.Takuya
他の会社のエンジニアと一緒に作業すること自体が、初めての経験でした。
開発をしながら資格を取得している技術レベルの高いエンジニアの方がいたので、自分ももっと頑張らねばと思いました。

他のチームと交流する機会も何度かあり、同年代のエンジニアと交流を持てたのが良かったです。AWSの勉強のモチベーションも、かなり上がりました。


ANGEL Dojo 全体を通して、どのような学びがありましたか?

K.Yuto
ワークショップで、Working Backwards の手法に触れ、具体的に実践できたのがとても良い経験になりました。
これまでは、開発者目線しかなかったのですが、今回参加したことで「お客様目線でものづくりをすること」の大切さを学びました。
今後すぐ業務に活かすというより、少し先の将来、上流の仕事をする時などに、思い出して活かしていければと思いました。

また、普段のバックエンドの業務で使わない React などを使えたのが良かったです。AWSにガンガン触れるような領域にもチャレンジしていきたいです。

I.Takuya
普段の業務でやらない企画フェーズについて、1か月しっかり時間をかけて学べるのがとても良かったです。プレスリリースを書くのも初めての経験でしたし、お客様目線で、どんなものがいいのか考えてチームで作り上げていく時間は、とても楽しかったです。

今回参加するまでは、AWSに対して苦手意識がありましたが、今回のトレーニングに参加してから、それがなくなりました。今まで資格勉強でしか画面を見たことがなかったのですが、触り方が分かったことで、トライアンドエラーを行うことへの心理的なハードルが下がりました。

M.Mayuka
開発だけでなく、企画からリリースまでの一連の手順を把握することができ、とても勉強になりました。
また、普段からAWSには触れていますが、経験のなかった Lambda や DynamoDB 、サーバーレスの構成について、実際に触れることができました。
偶然にも最近、業務で Lambdaのエラーを解消する場面があり、ANGEL Dojo で経験したことを実務で活かせました。

ANGEL Dojo は、普段の業務からAWSを触っている私のようなエンジニアが参加しても、良い学びが得られます。
そしてもちろん、資格は持っているけれど実務では触ったことがない人、AWSに興味のある人などにも、貴重な機会になると思います。


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