Ari Matsuoka (MOLS magazine)

執筆や映像制作など...ベルリン発信のドキュメンタリー&カルチャーマガジン”MOLS …

Ari Matsuoka (MOLS magazine)

執筆や映像制作など...ベルリン発信のドキュメンタリー&カルチャーマガジン”MOLS magazine"の編集者としてドイツと日本で活動。https://molsmagazine.com

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【サポートお願い】ベルリン流社会的距離の取り方、今思うこと

【お願い】現在、ドイツ・ベルリンでは自粛要請が発令し、ベルリンに住むアーティストや沢山の自営業の人たちに大きな不安がのしかかっています。私は文筆/ジャーナリスト業を主に活動していますが、身近にいる沢山のアーティストたちから公演キャンセルや中止の話題を耳にします。 そこで、ベルリンの街の実情を動画にまとめました。勿論、知ってもらうことが最優先なので、無料公開いたします。日本にいる人たちも、次期やってくるロックダウンに備えて不安に思うことでしょう。この記事を見て、もし何か思うこ

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    • MOLS Live Streaming Vol.1 公演を終えて

      2月から3月にかけての約一ヶ月、いや、体感速度ではもっと短い期間の中で、世界の状況は全く変わってしまいました。初め、ドイツ政府の新型コロナウイルスへの認知は、2月までは感染経路もはっきりしており、あくまでも「外から来たウイルス」のイメージが強かったが、3月に入り、連日報道されるニュースでは「もう、すぐそこまで近づいている」という焦燥感へと変わっていった気がします。 4月となった今もなお自粛期間は続いていますが、現在ドイツにけるコロナウイルスによる新規の感染者数は、最悪期の3

      • 【サポートのお礼】分け与えて生きていく/ベルリン流社会的距離の取り方の記事について

        先日、noteで初めて有料記事として公開した「【サポートお願い】ベルリン流社会的距離の取り方、今思うこと」につきまして、沢山の反響をいただき、本当に心から感謝いたします。 有料記事にも関わらず、関心を持って購入をしてくださった方やメッセージを頂いた方、現在で合わせて【12,900円】ものサポートを頂きました。依頼された記事でもなく、私の思いそのままの発言であり、私にとっては恐れ多いほどの大金です。 ある方からは、「たまたま記事を拝見させていただきました。 何か信念のような

        • ”新型コロナウイルス”についてベルリンに住む日本人の人たちへ(※2020年3月15日(日)更新)

          昨年末より中国湖北省武漢市で発生した”新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2、Covid-19)”について、感染者の多いアジア諸国を含め、世界各国で感染者や患者数が徐々に増加傾向になります。 私は現在ドイツ・ベルリンに在住しているのですが、コロナウイルス関しては日本に住んでいる人だけでなく、ベルリンに住んでいる日本人達にとっても常に最新の情報が気になる問題でもあります。都合上、どうしても日本へ帰国しなければならない友人たちは、出国の日ギリギリまで日本へ帰ることを悩ん

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        【サポートお願い】ベルリン流社会的距離の取り方、今思う…

          全て評価される時代

          ベルリンに引っ越してからというもの、一つ一つの物事に対して奥深く考える癖がつくようになった。 例えば、自分の軸となるジャーナリズムのカテゴライズについて、私は韓国発のブランドドキュメントマガジン「magazine B」のような媒体を目指したいと思っている。広告もスポンサーもいらない。その理由は徹底して一つのブランドに対して深掘りしているから。美しさ、哲学、実用性、価格ともに消費者はそのブランドのことが大好きな方ばかりで、掲載されている内容は中の人のインタビューがメインになっ

          全て評価される時代

          あみだくじで家を失った話

          先日ベルリンでの家探しでの出来事。よくベルリンと検索をすれば真っ先に出てくるのが「住宅難」という現状。この問題は日本にいた頃から認知はしていたが、現地に来て更に体感する事になった。今回はそんな家探しで起きたあまりにもショックな出来事を。 私は毎日朝5時に起きて、MixBや現地日本人の掲示板、ドイツの賃貸会社のサイト数件やFacebookコミュニティを幾つもチェックして、それは時に夜中2時まで手当たり次第にメッセージを送り続ける生活を続けている。初めは1日50〜70件のメッセ

          あみだくじで家を失った話

          手放すと得られるもの

          本日、ずっと憧れていたベルリン在住の音楽ライター兼ジャーナリストの方と連絡を取り合う機会をいただきました。 きっかけはざっくりまとめると、2018年12月、現在勤めている会社のオーディオ機器のフェスにて。私の事を知って声をかけてくださったNAVYSの代表取締役の方とお話をしているなかで、私が長年、メンターとして目標とする女性がいる事を話したことがありました。すると、たまたま「その彼女と僕は一時期同じ媒体で働いていたことがあるんだ」という、なんとも奇跡のような偶然の繋がりに声

          手放すと得られるもの

          自営のもろもろ

          久しぶりの更新になりますが、これからなるべくフランクに更新できるように頑張ろう。 2018年12月に上司に退職届の申請をし、2019年2月に改めて自営について見つめなおし、5月20日に日本を飛び立ち渡独が決定いたしました!はぁ〜、長かったようで3月になると流石にピリピリしてきた...時たま襲う「不安」に眠れなくなったり、語学の勉強よりも海外での役所関係や仕事のことばかり考えてしまう。 去年から知り合ったオーディオ関係者の方や、音楽メディア関係の方を紹介いただいたり、ドイ

          集団からの「離脱」

          2018年に入ってから自分の中で一層強くなっていった感情だ。 私は出来るだけ現状を変えたくない、多少その場が苦しかろうが留まってしまうタイプでもある。 だが、時として、衝動的に直感的な行動を取る事も多く、言葉では表しにくいが、物凄く世間一般に馴染もうとする自分、衝動的で五感・六感で行動する自分、その双方を客観視しレフェリーのように審判する自分と三重人格な部分が重なり、時としてどれが本当の自分なのか分からない時がある。 個人としての人間を、時として集団は飲み込もうとする。特に

          集団からの「離脱」