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全て評価される時代

ベルリンに引っ越してからというもの、一つ一つの物事に対して奥深く考える癖がつくようになった。

例えば、自分の軸となるジャーナリズムのカテゴライズについて、私は韓国発のブランドドキュメントマガジン「magazine B」のような媒体を目指したいと思っている。広告もスポンサーもいらない。その理由は徹底して一つのブランドに対して深掘りしているから。美しさ、哲学、実用性、価格ともに消費者はそのブランドのことが大好きな方ばかりで、掲載されている内容は中の人のインタビューがメインになっていて、全紙英語で書かれていて解読にかなり時間がかかるが、とても読み応えのある内容になっている。

今後、令和の時代に求められる人間像として、個人が徹底的に評価される時代に差し掛かっているようにも感じる。

今やUberやクラウドワークス、Youtube、メルカリ等、利用者と提供者が双方に評価をし合うマーケットが一般に普及してきている。「お客様は神様だ」という時代はとうに時代遅れなわけで、相互評価の社会に切り替わっていることを認識したほうがいいなと思った。これは、はじめ自分が目指しているジャーナリズムにも通ずるものであり、「magazine B」にも同じことが言えるであろう。

利用される側(売り手側)はマナーや知識を持って、利用者に対して今以上に「見られている社会」に変わりつつあるということを考えなければいけないし、こちらもまた利用する側を選んで取引する必要がある。

同時に、お金の流れや使い方に関しても変化の年だと思うので、今まで自分がどんなものに消費をしどうやってお金を生み出しているのかという事も同時に考えなければいけなくなってきた。

全てにおいて評価される時代。どんどん受け身になる必要はないが、備えておいた方がいいかもしれない。

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