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グリーンビューに模様替え

どんなにピッカピカの晴天でもまっくらけの寮の部屋。おばけがでてきそうだし、何をするにも蛍光灯の白々しい明かりをつけないわけにはいかなかった。鬱々する気持ちを刷新させようと、思い立って模様替え。

今までは窓際に布団を敷いていて、机はその手前だったのだけど、えいやっと窓際に机を持ってきてみた。

魔法がかかった。あまりにも素晴らしい。

ノートパソコンのアップルマークに映る木漏れ日が、まるでエメラルドの宝石みたいじゃないの。

机の上にごちゃごちゃ置いてあった物は、左側の、扉の外された押入れ空間に移動。キラキラ輝くグリーンビューを1ミリたりとも邪魔したくないから。

私の視界に広がるのは、揺れる緑とスクリーンだけ。

映画を観るのも文章を書くのも、素晴らしくはかどりそう。すーっと心の深淵に繋がれる気がする。

思ったのだけど、ジリジリした夏の直射日光は浴びたくない私みたいな人は、北側のお部屋が合っているのかもしれない。正確には、自分は光を浴びなくていいけど、光を受けた輝く景色の見られるお部屋。机を置く場所は、やっぱり壁際じゃなくて窓際がいい。紫外線を気にすることなくカーテンを開け放って、外の景色を眺めながら作業したい。

ありがとうございます。。
心を圧倒する自然からのギフトを前に、自然と手を合わせ感謝の言葉がこぼれた。ここのところ仕事に自信を失ってちょっと落ち込んだりすることもあったけど、窓からのこの景色があれば、あとひと月ちょっと、頑張れる気がする。

というか、東京に帰ってきても何かにつけてこの景色を思い出しては羨んでしまうんだろうなぁ。あんなにしんと心が透き通るような眺望のお部屋はどこにもないよっ、て。

隣の芝は、夢のように青く澄んでいる。

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有永渡季

お寺の宿坊で住み込みバイト中。この夏、高野山での日々を綴っていきたいと思います。
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