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365

昨日、晴天の高野山大学へ。

新緑の木々が美しくて何気なく見やると、木の幹に小さな丸いナンバープレートがかけられていた。

記された数字は、「365」。

365か。いい数字だな、と思った。

奇しくも、その夜のニュースで東京オリンピック開幕までちょうど1年前だということを知る。365日前。この啓示的な数字について、しばし思いを巡らせた。

来年の7月24日、私はきっと東京にいる。今年が多分、最後の高野山の夏。

高野山は大好きだけど、台所仕事は性に合わない。私より要領よく、上手くやれる人がたくさんいる。忙しい時期にちょっと来て、お手伝い。そんな都合のいい身分だからいつまでたってもモタモタしてしまうのだけど、かといって365日、毎日この仕事を続けることを想像したら、心がズーンと重くなる。

ふと、「自分の武器」という言葉が思い浮かんだ。全然使い慣れてない、好きでもない武器を使っても、空回りして誰の役にも立たない。人生を切り開くことも、輝きを放つこともできない。

不満や哀しみや劣等感が積もり積もって濁った心は、いずれ私の瞳を曇らせ、表情を歪ませるだろう。

自分の武器って、なんだろう。文章だったら、10人のうちの1人になれるだろうか?100人中の1人?何かしら書いてる時点で、もう他の人と差をつけれてる気もする。いやでも、今は誰もが文章を書いて、こうして発表できる時代。絵や音楽よりも敷居が低いから、誰でも書こうと思えば書けちゃうのかもしれない。

と、そんな風に人生の不安は尽きぬけど、ともかく考え、模索する。それが大事だと思う。例えばこのノートを習慣にして、書き続ける。そうしていけば、答えは見えてくる気がする。だから、三日坊主にならぬよう、奮い立たせなくては。

365日、続いたらそれは本物でしょう。

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有永渡季

お寺の宿坊で住み込みバイト中。この夏、高野山での日々を綴っていきたいと思います。
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