【小説】有明の月(全52話)story.31
構想/岩清水緑風
共同脚本/岩清水緑風・朝倉香絵
執筆/朝倉香絵
前回が気になる方はこちらからお読みください。
第三十一話
又七酒造に活気が戻ってきた。蔵人たちは仕事に精を出し、取引先の間では又七の蔵人たちが明るくなったと言われ始めた。鈴花は飲食店や酒屋を積極的に回り、酒の卸し先を増やしていった。特におしゃれで都会的な店に酒を置きたいと考え、武雄図書館を訪れた。脚本家が初めて鹿島に来た頃に、「武雄の図書館は佐賀に来る前からいつか行ってみたいと思ってた。」と聞いたことを思い出したからだ。
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