スタッフ合宿まとめのまとめ

私たち『エンジニアの登壇を応援する会』のadmins(コアスタッフ)が集まり、3月9日~10日にスタッフ合宿を行いました。
合宿内容はそれぞれのadminsが詳しくまとめていますので、この記事では簡単に全体のまとめをしていきます。

この合宿は、株式会社メルカリ様にご支援いただくことで実現しています。この度は誠にありがとうございました。

合宿の準備

まずは、合宿の準備について簡単にまとめます。
今回の合宿における準備スタッフは、ざき / ながしー / ariaki の3名でした。
2018年11月にキックオフしてから、約4ヶ月かけてオンライン/オフラインのミーティングを重ね、合宿当日を迎えています。
合宿を発案した当初、エンジニアの成長支援を掲げている私たちが自身を見つめ直し、いつ誰に何をどうやって支援すれば良いのかを再考する機会になればと考えていました。合宿を通じて、当初の目的が達成されたように感じられます。

宿を手配する際に、3ヶ月前でも宿の空きが少なく、日程調整がかなり難しかったことを記憶しています。皆さまも大人数の合宿を検討される際には、早め(半年~4ヶ月前程度)に宿泊先を検討されるようにしてください。
今回はITエンジニア向けの開発合宿プランを利用しましたので、選定の参考にさせて頂いた記事をいくつかご紹介します。

• buildersconの合宿先候補
• 開発合宿の宿探しまとめ
• 【2018年】関東エリアで開発合宿ができるオススメ施設9選!
• 【関東エリア】開発合宿用のオススメ旅館7選。温泉付き宿も多数紹介

合宿の目的

私たちのコミュニティスタッフは、休止中を含め16名います。
これだけの人数で同じ方向を向くことは困難なため、定期的に意識を合わせる必要があります。また、日常的な活動やイベント運営もありますので、「エンジニアの成長を支援する」ことそのものに対してしっかり時間をかけて議論をする機会はあまり多くありません。
そこで、いったん全員で基本的な理念を見つめ直し、今後の私たちの活動に繋げるとともに、「エンジニアがどんな支援を欲しているのか」を業界全体に対して提言できるような議論ができればと考え、企画しました。

• 合宿の基本目的
 • スタッフ全員が同じ方向を向いてるか?
  • おそらく似たような方向を向いてる
  • ただし完全に一致しているわけではない
 • 行動指針は決まっているがコンセプトの理解度がばらばら
  • 全員が同じことを考えることで方向性を統一したい
  • 運営のクオリティを上げたい
  • 仕事&課題&目標を共有することで円滑な運営に繋げたい
• 合宿で成し遂げたいこと
 • 他のadminsの気持ちを知る
  • 他のadminsがどう思ってるか知りたくない?
  • どれくらいの熱量があるの?
  • 何を大切にしたいと思っているの?
  • 活動に参加したきっかけは?
  • 活動に対する一番のやりたいことは?
 • adminsの交流を図る
  • 普段からadminsは様々な交流をしている
   • オフライン:イベント・リハ会・振り返り会)
   • オンライン:Slack・Twitter
 • イベント以外の事をちゃんと会話したい
  • コミュニティ運営について
  • エンジニアの成長を応援する方法について
• 合宿のテーマ
 • Rediscover & Assemble
  • Rediscover:価値を再発見する
  • Assemble:結集・組み立てる

合宿の概要

合宿コンテンツの内容を簡単にご紹介します。

1. 自己紹介LT大会
各参加メンバーより自己紹介をするLT大会です。
「自分がここにいる目的」を開示しあうことで、互いの存在理由を知り、方向性を認識しあうことを目的にしています。
議論を始めるまえに、全員が現状を報告しあうことで、全員の議論スイッチが入ったように感じました。

2. チーム分け
ここからは、3名3チームに分かれてのワークショップです。
チーム構成は事前に運営メンバーによって決め、当日はテーブルに分かれてワークショップを開始しました。

3. アイスブレイク
チーム最初のワークは、アイスブレイクです。
その後の議論を円滑にするために、以下のようなフレームワークを使って、約30分間、自由に雑談をしました。
実は、自己紹介
• Good&New

4. ペルソナ設計
本来であればデザイン思考を取り入れ、共感ペルソナを設計したいと考えていたのですが、この手法だと丸1日かかってしまうため、今回はプロフィール情報を抽出していくことで仮想ペルソナを作成する手法にしました。
事前にエンジニア86名から細かなアンケート調査をしていたこともあり、それぞれのチームでかなり具体的なペルソナができています。
※アンケート調査結果については、後日公開予定です。

5. As-is / To-be設計
前段で設計したペルソナに対して、以下の内容を議論しました。
• As-is:現状を元に、環境・スキル・モチベーション等を分析します。
• To-be:(将来に渡り)あるべき理想の姿を描きます。
議論の中で水平思考によってさまざまな意見を発散するためのツールとして一部のチームで「シックスハット法」を使用しました。
As-is/To-beの両者を比較し、そのギャップを埋めるための「Solution(解決策)」を見つけるのが、この合宿におけるゴールになりました。

チームごとの議論結果については、次のセクションにてレポートリンクとしてご紹介します。

参加メンバー

合宿は参加メンバーは以下の通りです。
※レポートリンクは随時追加します。
• チーム1
 • ながしー / 合宿レポート
 • KANE / 合宿レポート
 • yukpiz / 合宿レポート / その②
• チーム2
 • かめねこ / 合宿レポート
 • もっと / 合宿レポート
 • ariaki / 合宿レポート
• チーム3
 • ざき / 合宿レポート
 • さっぴー川原 / 合宿レポート
 • ねむ / 合宿レポート

ワークショップ結果

各チームのワークショップに対する結論は次のようになりました。
どのチームも共通点が多く、皆さんが「少し前の自分自身」を投影しているように感じます。過去の自分の背中を押すこと(押して欲しかったこと)が、コミュニティ活動の源泉になっているのではないかという一面も垣間見ることができる内容でした。

チーム1
すでに自分で勉強会に参加したり、インプットをしており、自走はできる人を浮かべました。現職のレガシーな開発環境を起因として、自身の現在及び将来への不安・危機感を持ち、伸び悩んでいる状況です。周囲からの承認が得られないことにより自信が持てず、アウトプットに対して一歩踏み出せません。周囲からの承認が得られないことにより自信が持てず、アウトプットに対して一歩踏み出せません。
不安を取り除くことによりアウトプットを重ねることができ、それにより自信がつき、成長できる方向性も定まっていくと考えられます。①自分が成し遂げたいことを見定め、②理想となる先輩によって支えられ、③自己肯定によって学習を続けることができる。そんな状況を生み出すことが重要です。

チームの結論として、コミュニティとして実現可能な9つのイベント案による解決策を提示しました。

ワークショップ議事録の全文はこちら

チーム2
前段のチーム1で想定したペルソナと重複する部分が多くあります。
レガシーな開発環境に不満を持ちながらも、新しい技術の採用や改善をすることができません。理解のない周囲によって否定され、モチベーションが上がらない事が一番の成長阻害要因になっています。これにより、将来に対する不安が募り、自己理解が進まず、キャリアプランが描けないことに思い悩んでいますが、自分から状況を打開できない部分には、「自分なんか」という甘えも十分にあるはずです。
こういった方に対して私たちが描く理想像は「ビジョンを持ち行動している姿」です。また、行動に対してフィードバックを受ける方法を知り、定期的に振り返ることも欠かせません。成長に必要なのは、ができる環境ではなく、楽しいと思える環境に身を置くことが何よりも重要です。

これ対して、個人の努力だけではなく、エンジニアコミュニティ全体として環境を創り出していく必要があると結論づけました。現状を認識し、課題を考え、目標を設定したうえで、行動に移すという4つの段階を通して支援する場所を提供する事が重要と考えます。

ワークショップ議事録の全文はこちら

チーム3
ある程度のアウトプットを経験し、外部からの情報収集を積極的に行っています。その熱心さから、自身のスキルレベルにはある程度満足し、これまでの開発経験により成長も実感できています。しかし、キャリアパスについて迷っており、会社からの評価も高くありません。客先常駐の現職では、勤怠でのみ評価が決まるため、業務成果や自己成長の必要性を感じることができません。そんな中でも必死に自分探しを模索していますが、適切な方法を見いだせないために行動に踏みだせないという課題を抱えています。

成長が停滞している現状を打破する為に必要なアクションとして、以下3点が重要と結論付けます。
• 普段社内話せない悩みも相談できる仲間を作ること
• キャリアパス(やりたいこと)を見つけること
• キャリアパス(やりたいこと)をMVVによって言語化すること
これらをエンジニアコミュニティからの働きかけによって提供することで、個人の成長を支援することができると考えます。

ワークショップ議事録の全文はこちら

まとめ

すべてのチームにおいて、それぞれが一人前の(自走する)エンジニアをペルソナにしていますが、挙げられた課題からは「ひとりで走ることがいかに難しいのか」を感じさせます。悩みには多くの段階がありますが、共通すると次のようにまとめられるのではないでしょうか。

①自身および周囲の現在を認識する段階
②現状に対して、理想となる将来像を模索する段階
➂将来像に対して、言語化と目標設定を行なう段階
④目標に対して、具体的な行動を起こす段階
⑤行動に対して、成果を測り継続する段階

共通する最終目的は「成長すること」ですが、個々人がむかえているそれぞれの段階で、必要となるアプローチ法は異なります。多くのエンジニアの成長を支援するためには、こういった様々な段階があることを理解し、ステージごとに最適な情報を提供することが重要だと気づかされました。

また、今回の合宿で各メンバーは、とても多くのことを学びました。
支援すべきターゲットは誰なのか、どのような支援ができるのか、そして何よりも「何がエンジニアにとって幸せなのか」を学び、理解に近づいたことで、大きく成長できたように感じられます。
ペンションの名前のとおり、これが私たちの新たな活動の「はじめのいっぽ」になるよう、この学びを今後の活動の糧にしていきます。より素晴らしい企画をしていければと考えていますので、引き続き皆様からの温かいご声援と、ご指導ご鞭撻くださいますよう、よろしくお願いいたします。

私たちは、次回以降もまた合宿を定期的に行ないたいと考えています。
活動に興味を持たれた企業様がいらっしゃいましたら、是非私たちの活動をご支援くださいますと幸いです。また、私たちのチームにジョインして協力したいと感じられた個人からのご連絡もお待ちしております。
まずはTwitterでariakiまでご連絡ください。

最後に、合宿参加メンバーを改めてご紹介します。
1枚目は、日光に到着して電車から降りた際の写真です。これから頑張るぞって気合いがどことなく感じられます。

2枚目は、チェックアウト後に宿の玄関先で撮影した写真です。皆さん議論を乗り越えて晴れやかな顔をしていますね。

末筆ではございますが、改めて合宿をご支援くださった株式会社メルカリ様に感謝を述べさせて頂きます。私たちの活動にご賛同を賜り、誠にありがとうございました。貴社のますますのご発展を、スタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。

エンジニアの登壇を応援する会
admins一同

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ariaki

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