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とあるSlackコミュニティを運営して感じたこと

とあるSlackコミュニティの話です。
まず前提として、これはネガティブな内容じゃありません。
そこのSlackコミュニティは参加者をオープンに募集していて、とくに何かを目的とするでもなく「成長を応援する」という活動をしています。
といっても、何もしてないわけではありません。
勉強会を定期的に開催したり、一緒に本を作るなどの活動をしています。
また、分報で参加者同士が交流したり、不定期にミートアップしたり、たくさんのつながりがうまれ、おそらく友達もできているはずです。
所属によって学びもあるでしょうし、成長の実感もできるでしょう。
だけど、課題や妥協することもたくさんあります。
この記事は、たまには雑に思ってることを吐き出していくことも必要なんじゃないかと思って書き殴りました。とくに改善点を提示しているわけではありません。どこかに同じような悩みや思いを持ってる人がきっといて、少しでも共感してもらえたらなと思います。

この記事は個人の意見であり、なんらかのコミュニティを代表するものではありません(ということにしてください)

ポジティブになるべきか

「成長」するために存在するのであれば、参加してるみんながポジティブで居られる場にしたいんです。参加者同士の交流で元気を与えられ、楽しく支え合えるというのがコミュニティとしての理想の形ですよね。
だけど、決して常にポジティブが続くわけではありません。例えば、業務過多や境遇などによってネガティブな状況や感情はいくらでも生まれますし、そういった場面においては愚痴や相談をうけたり支えるための機能も重要です。むしろそういったネガティブを受け止めることができてこそコミュニティであるといえるでしょう。
また、ハラスメントが発生しないように注意していますし、何かあれば仲裁もします。規範の周知によって参加者同士も気を遣っているはずです。
そういった状況をぜんぶひっくるめたうえで、混沌と色んな話題が生まれるのがコミュニティであり、臨機応変に吸収できて「普段の何気ない会話ができる場」というのが現実解なんじゃないかなと考えています。

しかしそれでも、私たち人間は精神的な安寧を保つため、ある程度は「ポジティブであり続けること」を目指さなければなりません。そのために私たちは何ができるでしょうか?これ自体が禅問答なのかもしれませんね。考えれば考えるほど、都合いい理想郷を維持するような銀の弾丸なんてないことに気づかされます。その中でひとつ言えるのは、私たちはコミュニティとして「優しいひとことをかけられる人たち」であり続けたいということです。「ありがとう」「おつかれさま」「無理しないでね」「がんばったね」「おめでとう」そんな言葉をかけ続けることができるコミュニティこそが、価値のある場だと思います。
そういった言葉をたくさん見かけますし、今のままでも十分に機能しているでしょう。だけどほんの少しだけ、もう一歩、前進したいなと思うんです。私たちは、個人だけでなく、コミュニティ自体も成長すべきですよね。
拡大し続けているコミュニテイというわけでもありませんし、何ができるかはまだまったく白紙の状態なので、どこかで実現できるようせめて考え続けていきたいと思います。

新しい人を受け入れる

コミュニティには常に新陳代謝が必要です。私たちのコミュニティにも、新しい人が常に少しずつ入ってきています。これは悲しい性質なんですが、自己紹介をしたら何もすることがなくなっちゃうんですね。
全員がいる場で延々と会話するのは難しいですし、かといってどんなトピックのチャンネルに招待すればよいのやら…。分報をはじめても何をつぶやくかわからないですし、発言しなければ過疎っちゃいますよね。そういった状況から「新しい人を積極的に受け入れる」のが難しいのは、どこの組織でも同じじゃないでしょうか。
もちろんコミュニケーションに長けた方や、誰かに招待された方であれば、自分から輪に入っていくことができるでしょう。そうではない方(たまたまみつけて入ってきたような)に対して接触機会を増やし、誘導することがすごく大事だと感じています。

1. 自分の分報をまずポジティブで良い空間にする
2. そこに新しくはいってきた人を招待する
3. 交流がうまれる

こんな感じの流れが理想なのかもしれません。自発的にこのような活動が行われるように、小さな仕組みを作っていきたいですね。

さいごに

ここまで悩みなどをつらつらと書いていますが、このコミュニティは本当に素晴らしい空間だと常々思っています。参加者みんながいて、支え合えて、時には愚痴や相談もできて、学びや成長にもつながっています。
仮に私がいなくなったとしても、今いるコミュニティマネージャーがみんな引退したとしても、きっと続いていってくれると信じています。
そうしたら、いつかコミュニティのなかで恋愛して結婚するカップルが現われるかもしれません。そんな小さな「社会」になれるようなコミュニティでありたいです。そして、その人たちから生まれた子供が将来なんらかの形で参加出来るくらいコミュニティが続くことを夢見て。

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