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LT成功のヒント

いよいよ本日は、私たちエンジニアの登壇を応援する会からお送りする今年最後のイベント「エンジニアの登壇を応援する忘年LT大会」ですね。
明日は準備で朝早いんですが楽しみすぎて寝れないので、皆さんに少しでもお役に立てればとこの記事を書いています。今回は、イベントをもっと楽しくするため、 登壇をより良くする為に私が気をつけている点をまとめましたので、是非LT成功のヒントにしてくださいね。

落ち着いてゆっくり話そう

エンジニアは喋りのプロではないので、私を含め滑舌が悪い方が多いかと思いますが、できれば相手が聞き取りやすい話し方を心がけたいですよね。
そこで最もおすすめしたいのは、落ち着いてゆっくり話すという事です。
相手が聞いていてすこしゆっくりだなーって感じる位でも全然大丈夫です。
ゆっくりした声は、あなたに喋りながら考える時間を与えます。これにより話しながらテンパってしまう可能性を少しでも減らす効果がありますので、結果としてより伝わりやすい喋り方ができるのです。
落ち着いた声は、あなたにも聞き手にもリラックス効果を与えます。そして何より、リラックスは緊張を解きほぐし、あなたに自信を付けます。
このような声を実現する具体的な方法は以下の通りです。

姿勢を正しくする
姿勢を正すことで腹式呼吸ができるようになり、自然と大きくはっきりとした声が出せるようになりますし、目線が観客に対してまっすぐ向く効果もあり、また見た目も美しくなります。
最初に自己紹介をする間だけでもまずは意識してみてください。

母音を意識しよう
母音は発声練習の基本と言われています。母音を意識した発音を心掛けることで、言葉が聞き取りやすくなるそうです。また、話す時に気を付けないと文末が聞き取りづらくなる可能性が高いため、きちんと最後まで発音するように気をつけましょう。

間を取ろう
聞き手は常に話の区切りを探しています。あなたが話すとき、適度に間をとることで、句読点のような働きをしてより聞き取りやすくなります。
こういった話の区切りによって、聞き手は話のリズムを把握し、頭の中を整理することができ、あなたの話をよく理解できるようになります。

深呼吸しよう
あなたが聴衆の前に立ったとき、急いで話し始めなきゃって焦る必要はありませんよ。
まず、あなたの話を聞いてくれる人たちを一通り見回してください。
次に、ゆっくり深呼吸して、あなたの中にパワーを溜めてください。
きっとあなたはその場に立つまでにたくさんの準備をして、リハーサルやシミュレートを繰り返して、最高の状態でいるはずです。
落ち着いて、自分ならできる、今一度自分にそう言ってから始めましょう。

緩急をつける

落ち着いて話す自信ができたら、次は緩急についてです。
話し方の緩急でほとんどの印象が決まるといっても過言ではありません。
基本は自分のペースを守りながら、印象を与えたい場面に応じて効率的に使うようにしましょう。ただしすごく難しいので、最初は余裕に応じて少しずつチャレンジしてくださいね。

緩急をつける
聞き手は、話し方のスピードに敏感です。
速い部分は曲でいうとサビです。話の中で最も盛り上げたい部分を少し速くすると、聴衆にとって情熱的な印象を与えることができます。
遅い部分は曲でいうとBメロ等のタメです。効率的に使うことで、これからの話に期待を持たせることができるでしょう。また、説明が難しい部分を意図的に遅く話すことで、丁寧な説明等印象を与えるでしょう。
こういった緩急は習得が難しいですし、大きく変えすぎると悪印象になる可能性がありますので、最初は少しずつ試してくださいね。

強弱をつける
聞き手にとって話の強弱は、かなりのインパクトを与えます。
概ね速度と同じような印象になると思いますが、こちらは緩急に比べて比較的使いやすい手法だと思うので是非活用してみてください。
トークに熱中すれば自然と強弱のついた話し方になってるはずですよ。

立ち振舞いを意識する

私は猫背なので姿勢はすごく難しい課題なんですが、自分自身が注意している重要なポイントをまとめましたので是非意識してみてください。

まっすぐ立つ
ここは本当に自分の反省点でもあります。
まっすぐ立つということは意外と難しくて、姿勢が悪い人は多いように思います。
特に私は演壇に手をついてしまう事が多いんですが、これは印象が良くないので気をつけましょう。
また、話している途中に前後左右にステップする人がかなり多いので、無駄な動きはしないことも意識してみましょう。

手遊びしない
何かを手に持ったまま演壇に立つ事って割と多いと思います。
マイク・レーザーポインター・プレゼンター・指示棒など、手に持っているものを使って登壇中に手遊びをしてしまう人がかなりの数います。
もし何かを持つなら、ついつい手持ち無沙汰になってしまわないようにしっかり意識するか、持たないことを検討してみましょう。

ボディランゲージしよう
トークは声だけでなく体全体で行うものですので、気兼ねなくろくろを回しましょう。
ただし、何事もやりすぎはよくないですけどね。
多くの聴衆はプレゼンテーション画面を見ていますが、あなたが何らかのボディランゲージをすることであなたの方を向いてくれるはずです。
視線があるという事は、より効率的に重要なポイントを伝えられるようになりますので、是非試してみてください。

聴衆を意識しよう

登壇はそこにいる全員とのコミュニケーションの場ですので、聴衆を意識することも非常に重要です。

目を見る
聴衆の目をまっすぐ見るのはすごく難しいことですが、プレゼンは聴いてくれる1人1人に対して行うものだという事をしっかりと意識してください。
登壇する時は最初どこを見ていいかわからないですよね?見る場所がわからないと、ずっと手元のPCをのぞき込んだり、スライドを見たりしてしまいます。そこにはスピーカーノートが書かれているかもしれませんが、ずっとそれだけを見ながら話すのは味気ないですよね。
そこで、1人あたり3〜5秒(おおよそ1文)程度、ランダムに聴衆の誰かの目をみて直接その人に語り掛けてください。話し終わるまで見つめていると、その人は見られている事を意識しますし、きっとうんうんと頷いてくれます。アイコンタクトは1秒で充分だと言われているので、長く見つめる必要はありません。
余裕がある時だけでもいいので試してみてくださいね。

コールする
聴衆に対して意識的に何か問いかけをしたり、挙手や拍手を求めるなどアクションを促してみてください。そうすることで、あなたと聴衆の間に一体感が生まれ、よりストーリーにのめり込んでいきます。
レスポンスが生まれるような状況はあなたの自身にもつながりますし、その瞬間にあなたのトークは聴衆に受け入れられています。
また、あなたのトークによって聴衆が自ら考え、その答えが提示されるような状況を作れば、より内容を鮮明に記憶してくれるでしょう。
いずれも資料の作り方に少しコツが必要ですが、是非試してみて下さいね。

理解しやすい言葉を選ぶ
聴衆を見回したとき、そこにどんな人がいるでしょうか?
想像以上にあなたがこれから話す事に対して知識がない方が多いはずです。
トーク内容は常にシンプルで理解しやすい言葉によって語り掛けることで、聴衆にわかりやすくなりますので、言葉の選び方を意識しましょう。
特に、専門用語や略語を使うときにはじゅぶうんに注意してくださいね。

最後に

今回は、自分ができていること/できていない(注意している)ことを含めて、プレゼンのヒントとさせていただきました。
それでは是非、楽しい登壇によって良いイベントにしていきましょう!

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