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エンジニアの成長を応援したい寄稿者の皆さんへ

はじめに

この note は「エンジニアの成長を応援する本」へ寄稿される方に向けて、執筆のヒントをお伝えします。

まず、寄稿依頼の冒頭にもある通り、合同誌のメインテーマは『様々なアウトプットを通じて成長を加速する』です。
あなたが書いた記事の読者に対して、あなたの行動や想いに共感し、成長する一歩を踏み出せるように語りかけてください。あなたの記事は、次にアウトプットを始める人の道しるべです。

あなたは「誰に」その道を示したいですか?
できるだけ身の回りにいる方を思い浮かべてください。その方はどんな課題を持ち、何を求めているのでしょうか。
世の中にはたくさんの人がいて、それぞれ違った境遇かあります。このため、ひとつの記事が全ての人に気づきと学びを与えることはできません。最大公約数的な記事を目指すのではなく、できるだけあなたが頭に思い浮かびやすい特定の人に向けて語りかけてみてください。多くの人への少しの共感よりも、その人の人生を変えるような言葉は何かを考えましょう。

あなたは読者に「何を」もたらしたいですか?
読みおわった後にまずどんな行動をしてもらいたいですか?そしてどう変わってほしいですか?具体的なアクションを定義し、その重要性を伝える事はすごく重要です。
たいていの本は残念ながら1回しか読まれないでしょう。今回は合同誌ですので、更に深刻です。次の記事が脳内に攻めてくる頃にはもうほとんどの内容を忘れているのではないでしょうか。そんな状況で、あなたが読者に残せる言葉はおそらくたったひと言です。その最も重要なひと言は何でしょうか?それによって読者にどんな影響をもたらすでしょうか?
飾りたてた言葉でなくてもかまいません。
あなたの現在の姿はきっと他者に誇れるものを持っていて、体験を伝えることで読者にも「こうなって欲しい」があるはずです。このメッセージを伝えるために必要なステップを考えてください。

それでは、各トピックごとにみていきましょう。

アウトプットを繋ぐ

このトピックは、あなたのポジティブな意識や行動を読者に繋ぎ、あなたと読者双方の成長を加速することが目的です。あなたなりの「繋ぐ」とはどういう意味だろう?を繰り返し考え、記事をつくりあげてください。

またここでは「誰かに背中を押された・押した」という、他者との関わりをサブテーマにしていることに注目しましょう。
あなたが成し遂げたことはおそらく、これまでひとりぼっちで歩んできたものではなく、多くの人の支えのもとで達成できたのではないでしょうか。
周囲はどのようにあなたに影響を与えたのでしょう?
あなたは周囲にどのような影響を与えたのでしょう?
もしかしたら、影響を与えたきっかけは直接的な支援だけではないかもしれません。誰かの何気ないひとことやちょっとした行動が、大きな結果に繋がることってありますよね。そんな、あなたのきっかけを教えてください。

誰かの背中を押した

あなたは誰かに成長してもらいたい、と望んだのでしょうか。
あるいは、誰かの成長を見届けたいという興味をもったのでしょうか。
もしかしたら、あなたの同士を作りたかったのかもしれませんね。
いずれにしても、その「誰か」はあなたにとって大切な方のはずです。

「背中を押す」という行為には、常に責任を伴います。
あなたはきっと、背中を押した相手の成長を最後まで見守り、導いていったはずです。そして、成長の対象が自分自身ではない分、もどかしさや自分の無力さを思い知ったのではないでしょうか。
あなたは他者の成長を支援する際にどう工夫したんでしょう。また、その体験を通じてあなた自身はどんな成功や失敗を感じましたか。背中を押した相手は、どんな成長を遂げたのでしょうか。

あなたと同じように、背中を押したいと思ってる方はたくさんいます。
どうやったらあなたと同じように背中を押せるんでしょう?

誰かに背中を押された

あなたは、どんなきっかけで「アウトプット」を始めたのでしょうか。
また現在も継続しているモチベーションはなんでしょうか。

あなたのこれまでをまとめたらどうなりますか?
• 背中を押されるまではどうだった?
• どうやって背中を押されたんだろう?
• 背中を押したのは誰か?それともなにか?
• 背中を押された結果、何をはじめたの?
• どうして始めようと思えたの?
• あなたは現在(始めた結果)どう変わった?
• あなたがそれを続けるモチベーションってなに?

伝えるうえで重要なポイントは、あなたがなぜ始め、なぜ続けられ、そしてどう変わったかです。あなたのアクションがどんなに重要か語り、同じように迷っている人の背中を今度は押してあげましょう。

また、あなたの背中を押した方に対して、感謝を伝える良い機会です。
もし「ありがとう」と言えてないなら言っちゃいましょう!

アウトプットの始め方

前トピックでは「人同士の関係性」に注目していましたが、このトピックは純粋にあなた自身がどう成長したかを伝え、同士を作る事が目的です。
アウトプットを始める魅力を存分に語ってください。あなたが考える「アウトプットは素晴らしい」を言語化しましょう。
そして「始め方」というトピックにふさわしく、あなたの体験談から読者が後に続くようなコンテンツを期待します。

あなたはアウトプットをどのように始めましたか?
読者はあなたがこれまで成長した体系的なストーリーを期待しています。
• 始めたものはなんでしょうか
• 始めるきっかけは何だったでしょうか
• なんで始めようとおもったんでしょうか
• 始めるのに一番の障害はなんでしょうか
• 続けるために気をつけているものは
• アウトプットによってどうなった
• 周囲からの評価はどうだろう

あなたが記事を通して最も伝えたいものは何でしょうか?
ゴールをイメージして書き始めてください。

初めて勇気を出してアウトプットした

なにごとも初体験はすごく勇気が必要ですよね。
尻込みしてしまうと「自分になんかできない」という言葉が出てきます。
そんなネガティブな感情を打ち消したのは、何だったでしょうか。
是非、初めの一歩を踏み出せない方に対して、あなたなりの乗り越え方やノウハウを伝授しましょう。

このトピックでは「初めて~」となっていますが、すべての出来事が初めてでなくても構いません。自分の日常から一歩踏み出して、ストレッチゾーンに入った体験談を聞かせてください。
重要なのは、あなたの読者が同じようにアウトプットを始め、続ける為のモチベーションを得ることです。その為には、魅力を余すことなく伝えるようにしてくださいね。

最後に

記事を最初から最後まで一気に書き上げるのは本当に難しいです。
例えば10ページ(10,000文字超)の文章を初めて書く場合、十分な品質を目指すためには準備を含めると恐らく20時間以上はかかると考えてください。執筆者の皆さんが想像する以上にすごく時間が必要なタスクです。
締切直前に書き始めると間に合わなくなる可能性が非常に高いですし、恐らく品質も低くなるでしょう。
私たちが届ける本は、読者に対して「成長」を促す事が目的です。
最高のものにしたいですよね。

文章構成については「美しい文章」などを参考にしてください。
その他にわからないことは、なんでも編集者まで相談してください。

※この記事は「エンジニアの登壇を応援する会」がはじめて綴る合同誌、「エンジニアの成長を応援する本」の執筆者に向けて書かれています。

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