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保育の意識格差を感じた話

男性の育休など、男性の育児進出へ世論は高まりを見せているものの、まだまだ意識の中ではそれが浸透していない事例がちらほら目についたので、書き留めておく。

発熱での休暇について

子どもの発熱で休む後輩について上司から「どう思う?」と聞かれ…
https://mobile.twitter.com/i/events/1130736600978038784

Twitterのモーメントで流れてきた議案。
この方は上司から子どもの発熱で休む後輩のことをどう思うか聞かれ、「自分が小さいころに熱を出して、起きたときに母がいてくれてうれしかった」のような受け答えをされました。
いい答えだと思いますし、この上司も何も言えなくなったそうです。
※元ツイは削除されているのでうろ覚えですが・・・

この話には続きがあります。
これだけだと上司わかってないなーという感想になるのですが、ツイ主の補足で、この休まれた方は早期に育児休暇から復帰され、この上司も大丈夫かなぁどうかなぁ?とう葛藤があったようです。早く復帰させすぎたのかもしれない、もう少し子育てさせてあげたほうがよかったのかもしれない。
というスタンスの「どう思う?」であれば受ける印象は大きく変わります。

Twitterはどうしても140字という制限の中ですので、前後のやり取りなどを見ないと判断できない部分もあります。
今回はいい上司のいい意味での「どう思う?」だったのかなと、最終的には感じました。

上司の一言が物語る世代差。

上司とは約10歳離れています。
もちろん、家庭毎の役割分担があるので、一概に言えることではないかもしれないが、先日同行した企業が企業主導型こども園を併設しようとしていました。

個人的にはいい取り組みだと感じます。
保育所はどこも入りにくい環境は継続してあるなかで、職場に併設していれば送り迎えも容易だ。
しかし、上司の見解は違いました。

あそこは年齢層高い女性が多いだろうから、流行らないだろう。

いくつか、この発言だけでも違和感があった。
流行る流行らないはともかくとして、私は意見した。

「保育所に入れるのは女性だけではないですよ。お父さんが送ってくる迎えにいくこともあるでしょう。」と。
すると、

普通はお母さんだろう。男は残業もあるし、時間が読めない。

呆れてこれ以上は無駄だと悟りました。
今までの常識の中で過ごしている上司はきっと先日、私が子どもが熱が出たので休むと連絡した際も了承はしたものの、なんで?と思ったに違いありません

子どもは両親二人の子どもです。
子育てはそれぞれ家庭の事情もあるでしょうが、できるほうがやるというのがスタンスです。できるときにできる限り。

うちの子も最悪会社の近くの企業主導型に入れようと思ってたんですよ。

という話をしましたが、ピンときていないようでした。
やはり同じような子育て世代にしても実年齢が違えば考え方はまったく違うようです。

子育てしにくい世の中

桜田元大臣が「3人は・・・」という失言をしました。
発想は間違っていません。出なければ人口は減ります。いわゆる国力の低下です。現実それが可能なのか、「3人育ててもらえるように頑張ります」という内容であればよかったのでしょうが・・・。
多子化を推進する動きは私の周りでもありますが、気軽な問題ではありません。一人っ子のところもさまざまな理由があるはずです。
経済的な面だけではなく、健康面も然りです。

ベビーカーは邪魔だ、公共交通機関で泣くと迷惑、公園でボール遊びはだめ、保育園や小学校はうるさい、連日届く不審者情報、信号待ってると高齢者が車で突っ込む・・・などネガティブ要素は多数です。

育てやすい環境が整えば、子どもは欲しいです。
いつか、子育てしやすい、子育てしてみたいと思えるような日本であればと思います。

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