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推しのイベント目当てで滋賀と茨城を1日でハシゴした話・(3/3)

これまでのあらすじ

奇跡の連続で実現した弾丸ツアー。角居厩舎訪問という夢のような時間を過ごし、新幹線で東京へ向かった。

東京に到着。そのまま鹿島へ

15時過ぎに東京駅に到着。そのまま高速バスに乗ってカシマサッカースタジアムに向かいます。

カシマスタジアムには18時に到着。なんとか19時キックオフに間に合いました。

平日の天皇杯ということもありお客さんは6000人程度でした。名物のモツ煮込みもほとんど並ばずに購入。席も自由席でしたので、HondaFC寄りのバックスタンドに着席しました。HondaFCのゴール裏は鹿島のそれと大差ないくらい多くのサポーターが陣取っていました。

両チームのスタメン。リーグ戦から中4日の鹿島は4人を入れ替え、プロ初先発の有馬(ハンドルネームと同じ名字なのでユニホームを購入した)はじめ若手がいるも、アマチュア相手といえども気は抜けないという決意を感じさせるスタメンでした。

試合前に鹿島ゴール裏が歌ったのは土居聖真のチャント。前戦で得点を決めることができず引き分けに終わり、試合後サポーターと言い争う場面がありました。誰よりもこの試合で点を取って勝ちたいという気持ちを持っているであろう土居聖真への叱咤激励を込めたチャントだったように思います。

試合はどちらかというとHondaFCのペース。しかしどちらも決定機を逃し、スコアレスで前半を終えます。
試合が動いたのは後半20分。遠藤のクロスを土居が頭で押し込みゴール。苦しい時間を凌いだ鹿島がとうとう先制しました。その後もHondaFCの猛攻は続き、決定的なチャンスも決めきれず、そのまま試合終了。1-0で鹿島アントラーズが勝利しました。

試合後にこみ上げてきたのは複雑な感情でした。鹿島アントラーズとしてはアマチュア相手になんとか辛勝。HondaFCとしては惜敗。特にHondaFCが浦和レッズに勝ったところを間近で見ていて、鹿島とも互角以上に戦っていたため、「勝てた試合」を落とした悔しさすらありました。試合後場内を一周するHondaFCの選手たちには温かい拍手。そして鹿島のゴール裏からはHondaFCコール。鹿島のサポーターが相手チームのコールをすることはめったにありません。それだけHondaFCが良い試合をしたというリスペクトが込められていました。「これでよかったんだ」と自分に言い聞かせながら、カシマスタジアムを後にしたのでした。

地元に着いた頃には日付が変わっていました。奇跡が重なることで実現した弾丸ツアーは、こうして終わりました。

おわりに

2019年10月23日は、これからの人生においても忘れられない1日となりました。角居厩舎も鹿島アントラーズもHondaFCも、より好きになりました。角居厩舎は2021年2月の解散がすでに決まっていたので、最後の思い出づくりになりました。天皇杯決勝で鹿島アントラーズとHondaFCの試合を見ることが、今後の目標です。
個人的な旅行記でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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