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ボルドー赤ワインを構成する3つのぶどう(ワインを飲む。11)

フランスのボルドー地方産の赤ワインは、
・カベルネ・ソーヴィニヨン
・カベルネ・フラン
・メルロー
の三品種をブレンドして作られていることが多く、これを『ボルドーブレンド』と呼ぶのだそう。
使われているぶどう一品種ごとの特徴を掴むべく、まずは、「カベルネ・フラン」の単一を飲むことに。

シノン 2011
シノンは、ロワール地方のワイン産地で、伝統的にカベルネ・フランの単一ワインを作っている。
カベルネ・ソーヴィニヨンと名前が似てるのは偶然じゃなくて、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランを掛け合わせてできたのがカベルネ・ソーヴィニヨン!なんだって。
まろやかで奥ゆかしいかんじだった。
あとこのごてごてしたラベル好き

Parcell C5
ボルドーのメルロー単一。
開くまで時間がかかって、抜栓から3日目でやっとちゃんと美味しい~!ってなった…。
シャトー・モン・ペラを経営しているデスパーニュ家が作ってるワインだって!あと色々調べてて出てきたこの生産者インタビューが楽しい。
http://www.seijoishii.com/etc/parcelle_int/index.html
区割り(?)をラベルにしてるワイン初めて見た…。なんか面白いね…。

LOS VASCOS
5大シャトーについて調べた日の次の日の夜、飲みに行った先でタイムリーにシャトーラフィット・ロートシルトがチリで作ったカベルネ・ソーヴィニヨンに出会ったので飲んでみることに。
あー、抜栓して1日2日置いておいたあとに飲んでみたかったな~とか、グラスがちゃんとしてないとちょっとなえぽよ、、とかうっすら考えてしまったあたり、私もめんどくさいワインおたくに片足突っ込んでしまったのかもしれない…。
飲み終わる頃には時間の経過なのか酔いによる味覚の鈍化なのか、だんだん味がまるくおいしくなっていった。

今回のまとめ
三種をそれぞれ飲んでみて、この三種をブレンドしたワインが王道と言われるのは理解できるなあと思った。味の親和性がありつつもどれも微妙にキャラクターが違うかんじ…。
ブラインドでボルドーワイン飲んでこの三種の比率が感覚でわかったら楽しいだろうなー。

ワインの好きなところもう一つ気付いたのはストーリー性だなーとおもって。ワインや生産者ごとの逸話もそうだけど、ボトル1本開けるのに、それが1日でも数日かけるにしても、やっぱりどんどん時間が経つごとに味わいが変わっていくのが楽しいなあと、この3本を開けている時特に思った。

あと一時期新世界ワインを重点的に飲んでた時は、安いしわかりやすく美味しいしもう私が辿り着く先は絶対チリ産ワイン~~と思ってたけど、でも最近フランスの各地方のワインを飲んでいたら、やっぱだんだんフランスワインの良さとすごさがわかってきたよ…。


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