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「かがみの孤城」のクソ教師≒「セクシー田中さん」の日本テレビ

日本テレビ・金曜ロードショーで「かがみの孤城」を観ました。
放送日は2024年2月9日。

原作は辻村深月つじむらみづき先生の小説。
2017年に出版し、2018年の本屋大賞を受賞。

2022年に映画化。

主人公は中学校1年生の女子・安西こころ。
不登校児。

真田という同級生のいじめによって安西こころちゃんは学校に行けなくなってしまいました。

クラスの担任教師・伊田いだがクソすぎて苦笑。
教師・伊田いだは公立の学校に勤務なので公務員。

私は20年以上出先機関に勤務した元国家公務員です。
つまり現場にいた公務員です。

20年以上の社会経験から見て担任教師・伊田いだはクソ。
そして現場にいた公務員として見ても担任教師・伊田いだはクソ。

日本テレビが金曜ロードショーで「かがみの孤城」を放送してから約1週間後、その日本テレビがコメントを発表しました。

日本テレビが放送したドラマ「セクシー田中さん」に関するコメントです。

「セクシー田中さん」はマンガ原作を日本テレビがドラマ化。
脚本家のSNS投稿をきっかけに騒動が起こり、原作者の芦原妃名子あしはらひなこ先生がお亡くなりになってしまいます。

日本テレビの「セクシー田中さん」問題への対応はかなりお粗末。
ひどい。

「かがみの孤城」の担任教師・伊田いだに似ています。

いや、皮肉ですよね。
「かがみの古城」を金曜ロードショーで放送したのが日本テレビですから。

今回のnote記事は「かがみの古城のクソ担任」と「セクシー田中さんでの日本テレビの対応」のダメな共通点について話をしていきたいと思います。


かがみの孤城 クソ担任教師・伊田いだ

アニメ映画「かがみの古城」のストーリーには触れません。
ネタバレなしです。

しかいじめっ子や担任教師のことには触れます。
この点も含めてアニメ映画「かがみの古城」に一切触れたくない方はここでお帰り下さい。

では「かがみの古城」のクソ教師・伊田について話を進めます。

主人公は中学校1年生の女子・安西こころ。

真田さなだという同級生のいじめによって学校に行けなくなってしまいます。
不登校です。

担任教師の伊田いだは男性です。
年齢はわかりませんが、比較的若い感じです。

伊田は真田のことを内心バカにしています。
しかしクソ担任・伊田は真田のことを気に入っています。

安西こころから見ればえこひいきしているようにも見えます。

そんな状況でクソ担任・伊田は安西こころちゃんの家を訪問します。
どうもクソ担任・伊田の方から「安西こころちゃんに会いたい」と母親に要望したようです。

家では安西こころちゃんと母親が対応します。

クソ担任・伊田がここでクソぶりを発揮します。

「真田から話を聞いたよ。いろいろ行き違いがあったみたいだ」
いっそ真田と会って話してみては

訳の分からないことを言って安西こころちゃんの母親を怒らせます

まずはこころの口から何があったのかを聞いてもらうのが先なんじゃないですか?その真田さんというお嬢さんから話を聞いたのと同じように

というド正論を母親に食らわされます。

クソ教師・伊田は「あくまで当事者どうしが話し合って・・・」と火に油を注ぐことを言って母親に話をさえぎられて終了。

クソ教師・伊田は「今度来るときは学年主任か、校長か誰かと一緒に来る」ように母親に言われてしまいます。

「お前じゃ話にならない」宣告ですね。

言いかえれば「お前、バカじゃないの?」と。

いじめっ子・真田は伊田をバカにしてましたが、これは当たっているのかもしれません。
バカだからバカにしている、と。

自分から会いに来て、意味不明なことを言って母親を怒らせて終了です。

Aを先送りする(問題は先送りするほど大爆発)

クソ教師・伊田は「問題をごまかそうとした」ように見えます。
とりあえずやりすごす」というあの黄金パターンです。

「とりあえずやりすごす」がうまく行く場合もあります
うまく行く場合もあるので「とりあえずやりすごす」をやってしまいがちです。

しかし問題の先送りはあとで爆発をすることがあります

そして先送りをした期間が長ければ長いほど爆発した場合に、爆発が大きくなります

Aという問題が発生した。
Aを先送りした。

この時、先送りの期間が1年の場合より3年の場合の方が爆発が大きくなります。

3年よりも5年の方が爆発が大きくなる。
5年よりも10年の方が爆発が大きくなる。

大爆発になってしまう。

問題を先送りする→先送りした期間が長いほど爆発した場合、爆発が大きくなる

この法則により本当に大爆発をしたのが福島原発。
忘れもしない2011年の東日本大震災です。


ずっと「原発は安全です」と言い続けてきた。
「原発を安全です」と言い続けてきた長い期間は問題は先送りしていました。

「原発は安全です」と言い続けていた期間は、このままずっとうまく行き続けるかもしれない世界もあったわけです。

先送りし続けていても必ず爆発が起こるとは限りません。
先送りがずっと成功して終わる可能性もあります。

だから人は「先送り」という魔力に引き込まれちゃう。
しかし「原発の安全性」について何十年も先送りしてきたので爆発した。

そして先送りしたのが何十年という長い期間だったので文字通り大爆発をしてしまいました。

A,B,C,Dを先送りする(問題は先送りするほど大大大大爆発)

「かがみの古城」のクソ教師・伊田に話を戻しましょう。

伊田について「問題をごまかそうとしている」「とりあえずやり過ごす」と書きました。

もしかするとですが・・・クソ教師・伊田は自覚がないようにも見えます。

無自覚にやっている。

悪いクセがついている。

何か問題が起こるとと「問題をごまかす」「とりあえずやりすごす」ことがクセになっている。

生徒の山田さんのケースも、生徒の渡辺さんのケースも、生徒の藤田君のケースもずっと同じようにごまかしてやりすごしてきた。

だから今回も自然にクソ教師・伊田は同じことをした。

このような可能性もあります。

これはかなり恐ろしいことです。

先ほど書いたのは「問題Aを先送りする」ことです。

悪いクセにより色々な問題が蓄積されていきます

AもBもCもDも全部先送りです。

蓄積された先送り案件がどんどん先送りされたまま時間だけが経っています
蓄積された分だけ時間が経ったときの爆発が大きくなります

「Aを1年間先送りした時」よりも「問題A,B,C,Dを1年間先送りした時」の爆発が格段に大きくなってしまいます。

クソ教師・伊田が母親に怒られたここで悪いクセをやめないと、後で大爆発を起こす可能性があります

何年後かに伊田だけで対応ができないようなトラブルが起こってしまう可能性だってあるわけです。
それこそ学年主任や校長では対応できないような。

学校を超えてしまうようなトラブルです。

しかも「明らかに伊田の過失だろう」という原因で。

ドラマ「セクシー田中さん」の日本テレビ

「かがみの古城」のクソ教師の話をいったん離れます。
ドラマ「セクシー田中さん」問題における日本テレビの対応に話を進めましょう。

2024年1月29日にコメントを発表

「人が亡くなっているケースでこのコメントはないだろう」という内容でした。

案の定・・・日本テレビのコメントがひどすぎると「セクシー田中さん」騒動が大きくなります

バカッター日テレさん

「セクシー田中さん」に関して最初のコメントの反応はこんな感じです。

もはやメタクソで日本テレビを擁護する人はほぼ壊滅です。

さらに日本テレビが「誹謗中傷をやめるよう」声明を出して、火に油を注ぐ事態に。

「お前が言うな!」
「この騒動のきっかけってなんだっけ?脚本家のインスタ投稿は誹謗中傷に当たらないの?」

などの意見がネットで殺到。

炎上好きのネット民だけでなく、普通の感覚を持った大多数の人たちも首をかしげる事態を日本テレビは引き起こし続けます


不思議なのは日本テレビの対応。
なんであんなコメントを出してしまったのか?

「バカッター」という言葉があります。
これってツイッター(X)だけの話ではないと思います。

「ドミノピザの不衛生な動画」が炎上していました。

バカ極まりない動画だと思いますが、こういう通称・バカッターが止まりません。

バカッターなんていう言葉が流行って10年以上経ちます。
まだやっているの?

バカッターとは「ここで、こんな投稿をしたらダメってわからないの?」という話です。
しかもネット社会になってもう20年以上経ってますよね。
もうわかるでしょう、と。

じゃあ、「セクシー田中さん」問題における日本テレビはどうなんですか?
同じではないの?

ここで、こんな発表をしたらダメってわからないの?」という話でしょ、これも。
ネットでどんな風に評価されるか分かるはずでしょう、と。
ネット社会になって20年以上経ってますから。

しかも炎上待ちや煽りのネット民だけではなく大多数のまともな人たちも敵にまわすような発表をしているのだからまさにバカッターです。

「ドミノピザの不衛生な動画を出したバカ」や「吉野家で紅ショウガ食って実刑バカ」と構造としては同じです。

Aを先送りする(問題は先送りするほど大爆発)

日本テレビをバカッターは同じじゃないか。
そう書きましたが、違うところもあると思います。

この違うところは「かがみの古城」のクソ教師・伊田について書いた点です。

クソ教師・伊田について「問題をごまかそうとしている」「とりあえずやりすごす」と書きました。

先送り」です。

日本テレビの対応は「ごまかす」「やりすごす」「先送り」なのではないか?

バカッターは「ごまかす」「やりすごす」「先送り」ではないです。
なにも考えずにバカな投稿をしているだけです。

この点がバカッターと日本テレビは違います。

「セクシー田中さん」問題における日本テレビの一番最初のコメント。
「根本的な対応しているか」といえば99%の人が「No」と答えるでしょう。

「責任逃れをしようとしている」と感じたはずです。

「うちは悪くありませんよ」感を出してやり過ごす
一種の「先送り」です。

「先送り」している間になんとかなる。
その可能性に賭けたのでしょう。
(その可能性にすがったと言った方が良いかもしれません)

しかし思い出してください。

問題を先送りする→先送りした期間が長いほど爆発した場合、爆発が大きくなる

もし日本テレビが問題が起きた時に違う対応をしていたら。
早い時期にちゃんとしたコメントを出していたら。

真摯しんしな対応をしていたら。
人間として当たり前なことを書いたコメントを発表していれば。

「セクシー田中さん」問題の展開はまったく違ったものになっていたでしょう。

問題を先送りした結果、今や日テレは何をやっても収拾がつかない状態になりつつあります。

日本テレビが<<ようやく>>社内調査すると言っても叩かれまくっています。

ここまでくると「日本テレビは今後、マンガ原作のドラマを作れるのか?」というところまで来ていると思います。

日本テレビはマンガ原作のドラマを作る資格はないのではないか?

そこまで話が言っちゃいますよね。

スポンサーだってお金出せるのか?

「マンガ原作の日テレドラマのスポンサーになっている企業って何なの?」
こんな雰囲気になったら企業もスポンサーになりにくいですよね。

A,B,C,Dを先送りしてた?(問題を先送りしてたから大大大大爆発?)

日本テレビがここまでの状況になったのは「セクシー田中さん」だけの問題なのか?

実は今までも同じようなドラマの作り方をしていたんじゃないの?

マンガ原作の実写化問題、いわゆる「原作クラッシャー」問題をとりあえずやり過ごしてきたんじゃないの?

「かがみの古城」のクソ教師・伊田で言えば生徒の山田さんのケースも、生徒の渡辺さんのケースも、生徒の藤田君のケースもずっと同じようにごまかしてやりすごしてきた。
それで安西こころちゃんのクソ対応になっている。

これと日本テレビも同じなんじゃないのか?
そんな気もします。

今までも原作者をないがしろにするようなドラマ作りをしてきた。
なんとかうまく原作者をごまかしてやり過ごしてきた。

うまくやっている。
そう思っていたけど、実は問題の「先送り」だった。

A,B,C,D・・・これらの問題を先送りし、問題が蓄積し、長い時間を経て大爆発を起こした。

日本テレビってこのパターンに見えてしまいます。

日本テレビってあの「東京タラレバ娘」をドラマ化したテレビ局ですよね?

日本テレビが「A,B,C,D・・・これらの問題を先送りし、問題が蓄積し、長い時間を経て大爆発を起こした」ようになぜ見えるのか?

それは日本テレビってあの「東京タラレバ娘」をドラマ化したテレビ局だからです。

東村ひがしむらアキコ先生原作マンガをドラマ化。
ドラマ化は2017年です。

ジブリ映画解説でおなじみの岡田斗司夫おかだとしおさん。

岡田斗司夫さんは漫画家の山田玲司れいじ先生に「なんでこんなことになっちゃったの?」と聞いています。

岡田斗司夫さんにとってドラマ「東京タラレバ娘」は「こんなことになってしまった」案件なんですよね。

マトモな漫画家だったら腹の底から悔しいと思って・・・」「かわいそうにな、あんなドラマ作られちゃって」と岡田斗司夫さんはYouTube動画にておっしゃっています。

岡田斗司夫さんは東村アキコ先生と面識がないので「アキコちゃんはどう考えているの?」とおっしゃっていました。

山田玲司先生は東村アキコ先生と面識があるそうなので「大人の判断として頑張っている部分もあると思うので」という婉曲えんきょく的な言い回しにとどめています。(山田玲司先生なりの大人の判断でしょう)

「東京タラレバ娘」を担当した脚本家は「セクシー田中さん」を担当していません。

しかし同じ日本テレビですよね?
「東京タラレバ娘」って2017年ですよね。

A,B,C,D・・・これらの問題を先送りし、問題が蓄積し、長い時間を経て大爆発を起こした。

「東京タラレバ娘」ってAとかBとかCとかDとか・・・そのうちの1つなんじゃないの?

このように見えてしまいます。

かがみの孤城 公務員として見るクソ担任教師・伊田いだ

最後に「かがみの古城」のクソ教師・伊田に話を戻します。

伊田は公立中学校の教師です。
ということは公務員です。
地方公務員。

私は2023年まで20年以上も国家公務員をしていました。
出先機関に勤務。
現場にいた事務系公務員です。

地方公務員か国家公務員かという違いはありますが「現場にいる公務員」なのは同じです。

「現場の公務員」という視点から教師・伊田のダメなところを分析していきたいと思います。

もう「かがみの古城」のクソ教師・伊田のことを忘れているでしょうから、ちょっとだけ復習。

クソ担任・伊田は安西こころちゃんの家を訪問します。
どうもクソ担任・伊田の方から「安西こころちゃんに会いたい」と母親に要望したようです。

家では安西こころちゃんと母親が対応します。
クソ担任・伊田がここでクソぶりを発揮します。

「真田から話を聞いたよ。いろいろ行き違いがあったみたいだ」
いっそ真田と会って話してみては

訳の分からないことを言って安西こころちゃんの母親を怒らせます

まずはこころの口から何があったのかを聞いてもらうのが先なんじゃないですか?その真田さんというお嬢さんから話を聞いたのと同じように
というど正論を母親に食らわされます。

クソ教師・伊田は「あくまで当事者どうしが話し合って・・・」と火に油を注ぐことを言って母親に話をさえぎられて終了。

クソ教師・伊田は「今度来るときは学年主任か、校長か誰かと一緒に来る」ように母親に言われてしまいます。

そもそも自分から油に火を注ぐ言動をしており「伊田はバカなんじゃないか?」と思います。
「バカじゃないか」と言って終わりでは元公務員として私が恥ずかしすぎます。

よって分析をしてみます。


公務員から見るクソ担任教師・伊田いだ

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