中国語レッスンは毎回旬な話題で盛り上がる

中年になってからの語学レッスンはこれから通訳を目指そうとかそういうことではなく純粋に楽しみたい気持ちだけでスタートしました。

このままだと介護だけで人生が黄昏ていきそうで多少焦りもありました。

遠距離介護で予定を組みにくい私はスクールや講座よりも対面式のマンツーマンを選びました。

担当の先生は中学生の頃一家で日本へやっきて、おじいさまが満蒙開拓団として中国東北部へ渡り戦後現地で所帯を持ったそうで先生は日中のクォーターです。

ほぼ日本語ネイティブで授業も最後は雑談になってしまうのでした。

先生は日頃から日本の政治や原発に関心が深く、環境問題が騒がれている中国は日本よりずっと前からレジ袋が有料なのだと教えてくれました。

若者の投票率の低さを疑問に感じておられて、なぜ皆んな選挙に行かないの?と聞かれたので「目先の用事が忙しくまだ自分ごとじゃないからだと思う」と答えました。

健康意識が高いわりに医療費を抑える取り組みがされておらずらず、寝たきりにさせない政策で健康寿命を伸ばし嗜好品には付加価値税を自然食品は税率を低くなど工夫したらどうかと意見をお持ちでした。

それは至極まっとうな意見で、しかし社会構造上すぐ移行できない部分もあります。

嗜好品を提供する側(企業)が存続しなくなればそこで働く人をどうするか、寝たきり患者を受け入れることで成り立っている医療・介護施設の経営、自然食品を生産するのにかかるコスト。

三方よしでかつ特定の人にだけ多大な負担を強いないやり方とはどんなものか。

言うは易く行うは難し

まずは自分だけでもなにかできれば、と私は拘りすぎない自炊生活、寝たきり予防に1日6000歩あるく工夫など一つ一つは小さくても継続できることをしています。

毎回気づかされることが多く語学レッスン以上の収穫があります。

欲を言えばこれらの内容を先生と中国語でディスカッションできれば更に世界が広がるのではと思っています。

#外国語の習得 #中国語レッスン #拼音 #汉语 #世界からの視点 #中年過ぎの習い事

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