わくわくのレシピとは
もし「わくわく」が料理だとしたら、そのレシピはどんなだろう。
いくつかの辞書で「わくわく」の意味を調べてみると、語源は『沸く』と関係あるらしい。確かに、あのふつふつと水面が泡立つ感じは、わくわくして落ち着かない時ににている。そして、肝心の意味は「これから起こる素晴らしいことが楽しみで心踊るさま」を表しているらしい。
ん、そうなのか? いや、ちょっとなんか足りなくないか。
そんな楽しいばかりの「料理・わくわく」は、ワサビを抜いたお寿司のような感じがしないか?うーん。
そうだ、料理「わくわく」においてのワサビとは、「不安」と「無謀さ」ではなかろうか。想像を超えた素晴らしいことがおこる? いや、でも大失敗しちゃうかもしれないし……いいの、いいの、それでもいいから、ええい、飛び込んじゃえ。
そんな楽しさと、不安と無謀さこそ入り混じると、極上の「わくわく」ができあがる。今回、猪苗代「はじまりの美術館」の企画展「わくわくなおもわく」を見ながら、そんなことを考えていた。
https://www.driveplaza.com/trip/michinohosomichi/ver146/
未知の細道「はじまりの美術館」特集。そこは「わくわく」が止まらない美術館だった。いろいろな意味で、自分の先入観や偏見に気づかされ、「こうでなくちゃいけない」みたいな自分の殻をぶち破ってくれる場所だと思うのです。そういう場所って、本当に貴重。
これからも伝えていきたい場所ができました。
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