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王者集うWPL何が勝敗を分けたのか?

呼ばれて飛び出てありりあーん。ということで、今回は、WPLのLASTGATEを見終えた感想そして、ダークホース「LOVERS」の優勝について雑感程度に語っていきます。王者が集うLASTGATE、何が勝敗を分けたのか?

前置き的な出場者についての実績やらの情報とかは、省いてしまうので、ずーさんの動画とか見てね。

とはいえ、少しだけ簡単に

初代コンパス神teabreak(1周年グランドスラム覇者)、現王者ルミナス(3周年グランドスラム覇者)、今年度ルミナスと激戦を重ねてきた天ノ邪鬼(だいともは2周年グランドスラム覇者、るのあちょぼは、3周年のグランドスラム進出プレイヤー)、これだけの歴々たるメンツの中にダークホースとして直近の8P杯、TEPPENも制していたLOVERSが食い込み、錚々たる面々を前に堂々と実力で引けを取ることなく、力を見せつける戦いを経て、LASTGATEで優勝を果たしました。

本当におめでとうございます!というわけなんですが、せっかくなので語って行きます草

天ノ邪鬼の対応 LASTGATE 1dayの誤算とラグ


ポータル数で競い合うWPLだからこそ、起こり得る「少しでも多くポータルを取るための戦い」において5-0という結果がいかに大きなことか語るまでもないわけですが、1dayで下馬評を覆すジャイアントキリングとなったLOVERS vs 天ノ邪気の5-0がある種のこの大会の決定的な瞬間だったと思います。

その決定的な瞬間、5-0決着は、1dayの大会後に出場者から語られたポータル周りでの「ラグ」に大きく起因していたことがわかります。

結果についてとやかくいうものではないですが、一瞬の駆け引きが勝敗を分けるという点において、さらにポータル数が重要な大会において、この5-0という結果がラグを起因する形で生まれたわけです。

ずーさんが後にノートで語るように大会運営としての想いは色々あると思うところですが、あくまでWPLの大会規約上の「ラグの再戦はしない」というような一文は、大会運営を円滑に行うためのものであるというのがありりあの理解です。

実際、天ノ邪鬼も再戦を求めるようなことをするわけではなく、ポータル周りのラグの改善必要性の問題を提起するだけに留めました。規約も理解した上でのいわゆる然るべき大人な対応だったと言えると思います。

ただ個人的には規約も理解した上で再戦の要求をして欲しかったと思ってます。個人的な想いとしてです。それでWPLの運営側からの判断を持って、再戦できなかったとしてそれはそれで納得するという形でもよかったのではないかと。というのも、ラグの事象レベルは全然違うけれど、過去に「ラブホレンジ事件」として後に語られる、WPLの大会においてオールレンジ二回連続発動の挙動を問題視した結果、再戦が行われているからです。

あくまで初手から「大人な対応を貫いた」天ノ邪鬼の判断について、とやかく言いたいわけではないよ。ただ2dayに向けて今後の大会の展開を大きく左右する事案に対して本人達はそりゃ冷静ではいられなかったはずだと思うからこそ、なぜ冷静になるように対応ができてしまったんだろうか?(ありりあですら冷静でいられない悔しい感情を抱いたのに)そしてそれは2dayへと引きずっていったように見えた。

この事こそ、勝敗を分けた「古株大会勢のレームダック」なのではないかというお話です。

「古株大会勢のレームダック」とは、つまり、原初的などこまでも貪欲に大会に勝ちたいという真っ直ぐな気持ちの停滞という意味です。もっとさらに簡単にいうと「モチベーションがうんたらかんたら」ってやつです。

さらに続きます。

teabreakが語る「楽しむこと」という言葉

コンパスの短いようで長い大会の歴史の中で「teabreak」というのは、一つのブランドであり、コンパスの大会と切り離せない存在でした。彼らが大会に出続けるということ、これまで同じメンバーでチーム名を変えることもない事、元王者としての見栄やプライドに溺れる事もなく、ただ大会にその名前があるだけで期待されファンは喜び、唸らせ、愛されるべくして愛されたコンパスの大会の歴史の中でチームとしてまさに象徴たる存在です。時代の流れの中で勝ちきれない、波に飲まれる中でも彼らは彼らとして戦い続けてきた。

身内としてそんな風にどうしても見てしまう、自分には彼らの中から出てくる「楽しむこと」という言葉の重みが計り知れません。それは数多くの名勝負を残し、長い活動の中で酸いも甘いも嚙み分ける経験を積み重ねてきたとわかっているからです。

これはつまり裏を返せば「勝つためにやるんだけど、勝つことが全てじゃない」と。彼らが彼ららしく戦うことの意義と意味を噛みしめる言葉だったと思うわけです。

ここまで負けが込んだりした時に「teaの時代は終わった」とアンチにだって相対する中でどんな想いで戦い続けて来たのか、想像もつきません。彼らが彼ら自身で掴んできたもの、戦いとは別に、teabreakの存在は、ありりあにとってもギルド24kにとってもまさに歴史。

これだけの歴史を踏まえれば、彼らの「楽しむという言葉」を軽んじることは許されないわけなんだけど、「古株大会勢のレームダック」の中にあったことは間違いはないと思うところで、そうした中で「彼らが彼ららしく戦う意義と意味」において、原初的なまっすぐな想いへと実を結んだ結果こそが2dayの躍進だったのではないか。

初めて今の3人で大舞台だったファミ通2ndを優勝して喜んでたあの時をまた見れたような気持ちなれて嬉しかった。応援し続けてこれたことを誇りに思います。

さらに続きます。

ルミナスの矜持と落とし穴

日中戦を終えて、現王者としての圧倒的な威厳を保ち続けるルミナスに「古株のレームダック」はない。勝ち続けるという王者の自覚と威厳、プライドの中で、これまで全ての大会で結果を出してきたのがルミナスです。

彼らの幸運は、今年度大きな舞台で好敵手として戦い続けてきた「天ノ邪鬼」というチームの存在でしょう。そしてこの大会においては、この好敵手であった「天ノ邪鬼」こそが落とし穴になってしまったんじゃないかと思います。

3周年グランドスラムを経て、日中戦という国際大会の看板を背負ったルミナスは今、まさしく「王者として迎え撃つ」極まった集中力が洗練され続けてると思わせてくれる戦い振りを見せてくれてます。その「矜持」を共にすることができるteabreakとの戦いは、その「矜持」あってこそと唸らされる本当に素晴らしい戦いでした。お互いの鉄板編成でのクランクでの初戦、そしてリベンジへと続く物語に、解説、スタッフ、大会を長く見てきた者にとって、こんなことがあっていいのか?と思いながら、胸を打たれたことだと思います。八Pは大黒埠頭に行ったのかな?自分も震えが止まりませんでした。物語を紡ぐということはこういうことだと。

そしてその「矜持」は、最高の好敵手である「天ノ邪鬼」と最後の最後まで雌雄を決する戦いを繰り広げることに繋がっていたんじゃないかと思います。「ルミナスが王者であることと、天ノ邪気が好敵手であることは、切っても切れない関係にある」という勝手な見立てです。

ルミナスの落とし穴は、今大会の決定的な瞬間になった1dayの5-0決着であり、最高の好敵手の天ノ邪鬼の事実上の敗退です(ほとんどなくなったとも言えかねない優勝の勝ち目、あの時点でまだわからなかったのはそうです)

2day初戦、金コスの鉄板編成でteaと相対したルミナスにどこか寂しさを覚えたわけです。いつもより金コスで光り輝く王者の風格が物足りなく思えてしまった。好敵手との物語で見てしまう自分には、そう見えてしまったんだという話です。

本来の実力が発揮できなかったという話ではなくて、彼らのモチベーションの根源は、まさにルミナスという存在をより形づけてきた天ノ邪鬼だったんじゃないか、好敵手あってのモチベーションがどこか失われていた?そこが落とし穴だったんじゃないかと。「古株のレームダック」に匹敵する、大きな落とし穴だったのかなって。

teaや天ノ邪鬼といったお互いの手の内も見せ合って、好敵手として戦いながらも一蓮托生な想いが繋がっていく、、そんな「矜持」の中にいないLOVERSは、まさしくダークホースだったと思うわけです。

LOVERSの原初的な勝ちへの渇望

新興大会勢であるLOVERSには、しがらみもなければ、持つべき矜持もない。いや、あるかもしれないけど、今大会の出場チームの中では1番大きな物語の中からは切り離されたところでただただ貪欲に勝ち気を抱いていたのがLOVERSだったと思う。

象徴的なのは、優勝決定戦になったteabreakとの戦いのステージと編成だと思う。このステージにしてこの編成あり。決して他のチームがそういう編成をしていなかったという話ではないし、これまで別の大会だけどルミナスのポロジャス編成なんかもまさしくどこまでも手堅い戦いっぷりは存在してるのもそうなんだけど、ここではある種の象徴として。

teabreakとルミナスの鉄板編成対決に見える「矜持」なんてものが生ぬるいとさえ言われてるような感覚すら覚える象徴的な編成だったと思う。

「構うなりふりなんてものはない」言い過ぎだろうけど、それだけの原初的な勝ちへの渇望。「古株大会勢のレームダック」に見えるような停滞なんてものはカケラもない、ただただ純粋にコンパスが、大会が楽しい、勝てる、俺たち強い、気持ちいい、そんな単純な言葉が聞こえてくるような気さえしてくる。皮肉になってしまうけれど、ラグで負けたとしても、簡単に大人になって飲み込まないかもしれない。文句言ってでも再戦を求めたかもしれない。大会を楽しむなんてわざわざいう必要もない。全てが敵で全てを蹴散らす。俺たちの前には好敵手すらいないいらない、俺たちが強い。

はい。本当に言いすぎなのだけれど…新興勢と言っても組んできた時間も長いようだし、そんな単純そうに語るなよと言われてしまいそうで申し訳ないのだけど…あえて新興勢だからこそ、もっとも今大会出場者の中で若手だからこその自由でしがらみもなく、ただただどこまでも貪欲に目の前の勝つ事だけに真っ直ぐなそんなチームに見えた。これは勝因に勘定できるだけの魅力だと思う。

今大会の語られ方は、下剋上やダークホース、やはりそうなるのだけど、歴々たる王者達の胸を借りたなんて言わせないLOVERSの実力は確かだった。本当におめでとうございます。強かった。

タイトルの問いと今後の大会を想う

まぁ正直個別チームごとにそれっぽく章立てて語ってるので、まとめなくてもいいでしょうか。語りすぎで草と思われるくらいでちょうどいいんですが、全体を物語の中に描くとこんな感じというかなり主観的なお話でした。

ルーキーが時代を切り開こうとするのは簡単じゃないし、ルーキーだからこそのしがらみのない原初的かつ真っ直ぐな力強さを語りたかったと同時にやっぱり「古株大会勢のレームダック」は、コンパスが今後大きく立ち向かうことになる問題です。正直いうと、この問題と似た問題は既にゲーム内の「マンネリシーズン」と「デキレの飽和」が物語っているわけなんだけども。

少なくともゲーム内の問題とは別に「大会」というのは、「オフラインで開催できる強み」を内包してると思っています。オフイベでの大会の熱気が、熱量が、空気が、その場で仲間と戦うことが、目の前の相手と対峙することが、生の実況が、届く観客の声援が、そうした舞台で負けたという悔しさが、生まれた感情が、全部が一つ一つ繋がって、因縁が、葛藤が、対立が、コンパスの大会シーンを形作って行く大きな物語の歯車になる。

物語を紡ぐ時に重要なピースとしてリアルな肌触りがあると思うからなんですが、

誰もオフパコンパスなんて言ってませんよ(推奨してます)
わーい!!

ていうか、オフラインイベント自体はコンパスそのものの強み。特に大会は、その強みを生かしてきたコンテンツの一つ。まだまだ緊迫しているコロナ下で、強みが活かせない現状に「コンパスのレームダック」はより進むわけで相まって「古株大会勢のレームダック」も一層進んでいきます。日中戦の意義も語れないんじゃなぁと思ってしまったばかりですし。

さらに、現状で言えば、予想される4周年フェス(オンライン)のグランドスラム大会の開催の発表が遅れていること。WPLのLASTGATEが4周年グランドスラム の出場枠になるであろう予測がされているけど、発表されていたらまた違う盛り上がりを見せたし、その報酬が前回のオリジナルコスチュームのようなものであれば、選手のモチベにも直結したはず。

中の人には中の人の考えや展望があるであろう事はよくわかるし、コロナ下の影響と対応で大変な面もあると思うのもわかった上で、あえて言うところでございました。ありりあさんは古参大会勢も新興勢も息長く大会に出てくれたら嬉しいなぁと思うって事ですよ。teaは来年からteaとしては動けなくなってしまうけども、だいとも先生とかまでいなくなったら、寂しくて死んじゃうでしょ?

めっちゃ長くなってしまった。終わりです。

あとがき

あ、ブログよろしくお願いします。

全然関係ないけど、アリリアイのスタンプ宣伝したい!草

画像引用 wpl Twitter
https://twitter.com/wp_league/status/1327605095991701504?s=21

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