広くガッとつかむ目〜広角寄りのレンズが好きになったお話
中望遠とかマクロレンズで、対象にグッと寄った写真を撮るのが好きだと思っていたわたくしですが、どうにも近頃、自分がいつも同じような絵を撮ってる感じがして、少し「飽き」もあったんですよね。
そんなとき、カメラを持たずに出掛けてしぶしぶiPhoneの13mmという画角で撮った写真がきっかけで、広角レンズに目覚めました。
15mmという画角で、どんな高層ビルもシュパッと手中に収められるような感覚が気持ちよくて、「新しい目」を手に入れた、そんな気持ちになりました。
超広角15mmを体験しますと、それまで苦手だった35mmのレンズにも手が伸びました。Leica M10-Pを買ったとき一緒にお迎えしたVoigtlander Ultron 35mm F2。
35mmは「標準」とも言われるけれど、私にはもう広過ぎちゃって、持て余していたんですよね。
Ultronは75mmをめちゃくちゃ愛しておりまして、シャープなんだけどシャープすぎないその写りで、35mmも使いこなせるようになったらやっぱり嬉しい。
広角は、ちまちましたところに目線を置く感覚から離れ、ガッと景観を一掴みにする荒々しい(?!)感覚を持つと、面白く世界を切り取れるのだということに気づいたんですよね。
その意識で35mmを構えてみたら、やっぱり楽しくなりました!
いやぁ、やっとわかってきたよ。
レンズが多彩にあるということの、本当の面白みが。
というわけで、ガッと撮ってみた絵たちです。ちなみに全部、Leica M10-Pのjpeg撮って出しでございます。よき色味。
カメラひとつで、いろんな「目」を持てる。だからカメラも写真も、無限に面白い。35mmニガテ克服できた気分です(^^)
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