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【3.29国会前集合】当事者の声 Yさん

3月29日に開催された「#共同親権を廃案に 国会前集合」でのリレートークを掲載します。

動画はこちらから(00:35:40~)
https://www.youtube.com/watch?v=5enyqwQjEAw&t=2140s



はじめまして。
私は、離婚後共同親権の家族法改正に反対するシングルマザーです。

親権というものは「親責任」や「親の果たす義務」として、私は捉えていますが、この法改正を望んでいる多くの人は、権利と責任を歪めて捉えているように思います。

「諸外国は共同親権が主流で、日本は遅れている」と言われますが、日本では、家庭内暴力が蔓延しています。
子どものために父母が揃っていた方がいいと言われるので、我慢に我慢を重ねます。

私の場合、婚姻中には血まみれになるようなDVを受けてきました。
子どもも、生まれてから別居までは面前DVや虐待を受けていました。
何度も何度も証拠は残そうとしましたが、相手に気付かれた時には端末ごと粉砕されました。
暴力を振るわれて、「次やったら許さない」「どうなるかわかってるよな」と金品を要求され、脅迫を受けました。
報復に脅えて周りに相談もできませんでした。
周りと連絡を取ることも監視下で制限されてきました。
反対する被害者は、このような経験が共通していると思います。

こうしたことがあっても、DVというものに対して、この国の対策も甘く、加害者に更生も促しません。
被害者が身を守る手段は、逃げることしかありません。

養育費を支払わないなど、親として自覚を持たない人に対しては、ただ共同親権を導入しても、責任感は生まれません。
むしろ、支配や嫌がらせの手段になるのではないか。
みんなそれが怖いと思っています。

私達親子は命懸けで逃げ、今、日々幸せを噛み締めて生きています。
この法改正によって相手からの暴力的な支配が再開する可能性に、身の危険を感じます。

身を隠して生きていた頃は、相手からのストーカー行為によって警察や行政の指示を受け、しばらく外出もできませんでした。
安全のためとは言っても、刺激を避けるために保護命令も出せず、相手の付きまといが原因で幼い子が外で自由に遊ぶこともできないことに、違和感をとても感じていました。

また、家庭裁判所で事実を提示しても、加害者が認めずに嘘をつき続ければ、面会交流は原則実施とする運用となっています。
裁判所が強制するので、被害者に拒否権はありません。
このまま法改正がされれば、家庭内にDVや虐待があろうと、これと同様に、共同親権も圧力で強制される、そんな世の中になることが予測できます。

すみません、緊張で声が震えてしまったんですけれど…
お時間ありがとうございました。


その他の方の発言も、こちらのマガジンにまとめています。
どうぞご覧ください。


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